「NVIDIA IGX Orin 開発者キット」は、NVIDIAが次世代の医療・FA機器向けとして開発した新製品「NVIDIA IGX Orin」モジュールを搭載し、超高速パフォーマンスの開発環境を提供します。
医療業界では、AIを活用した高度な画像診断や手術現場でのロボット活用、遠隔医療などによる医療水準の向上が期待されています。高度な画像診断や遠隔医療の実現には、より解像度が高いデータの素早い送信が求められます。本製品は高性能なコンピューターやネットワークの処理能力を備えているため、解像度が上がり容量が増えたデータを高速処理できます。そのため、がん細胞や病原体などを発見するAIロジックを開発、医用画像診断装置へAI機能を実装できるようになります。
FA業界においてはロボットなどに自律システムを活用し、安全な自律型工場の構築を支援します。
菱洋エレクトロでは、開発者やデータサイエンティストが次世代デバイスにAIを手軽に利用できるよう、本製品にグラフィックスカードを搭載し、ソフトウェアを設定して組み込むモデルも提供いたします。
【NVIDIA IGX Orin 開発者キットの特長】
1.AI開発環境を迅速に構築可能
ハードウェアだけでなくソフトウェアもパッケージ化されているため、手間がかかる設定が不要
2.シームレスに量産化が可能
本製品で培ったロジックを量産に向けてシームレスに移行可能。また、IGXソフトウェアスタックの10年サポートが利用可能
3.省電力・ハイパフォーマンス
省電力でリアルタイム性が必要なハイパフォーマンス・アプリケーション向けに構築されたシステムを提供
4.高セキュリティー
高い機密性が要求される医療現場などでも安心して利用できる最新のセキュリティーチップを搭載
※製品詳細はこちら:https://ryoyo-gpu.jp/products/igx-orin-series/igx-orin-dev/
【「NVIDIA IGX Orin 開発者キット」について】
NVIDIA IGX Orin 開発者キットは、組み込みレベルのハードウェア、ソフトウェア、サポートを組み合わせた産業グレードのプラットフォームです。248TOPS(1秒間に248兆回の計算能力)のAIパフォーマンスを備え、電力を抑えた自律型マシン向けのAIコンピューターを搭載しています。200Gb/秒のネットワーク速度を備えた「NVIDIA® ConnectX-7® スマートネットワークインターフェイスカード(SmartNIC)*[1]」も搭載しており、データ量の多い高フレームレートの動画を安全に取り込めます。また、本製品には、ボード設計にセキュリティーMCU*[2]も組み込まれており、IGXソフトウェアスタック*[3]にプログラミングできます。
*[1]負荷の高いパケット処理をサーバから切り離してオフロード(負荷軽減)する機能を持つ
*[2]ランダムで体系的なハードウェアエラーを防止および検出するためにいくつかの異なる技術を使用する重要な安全機能のこと
*[3]互いに相互運用性のあるプロトコル(規約)やソフトウェアを積み重ね、全体として一つのシステムや機能を実現したもの
【今後の展開】
菱洋エレクトロでは、NVIDIA製品を多数取り扱っており、医療、製造業、建設業など業界を問わず、幅広い分野のお客様への販売・サポート実績があります。NVIDIA専任の技術サポート担当者が長年お客様をサポートしてきたノウハウを活かし、医療従事者や研究者を支援してまいります。
※NVIDIA、ConnectXは、米国またはその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標または登録商標です。
※本リリースに記載されている情報は発表日現在のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって内容に変更が生じる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
【製品仕様】
※NVIDIA RTX A6000の追加実装はオプション対応
菱洋エレクトロ株式会社について https://www.ryoyo.co.jp/
半導体/デバイス事業とICT/ソリューション事業を手掛けるエレクトロニクス商社として、両事業を展開する強みを活かして IoT・AI導入などを実現するビジネス分野に注力しています。ICT/ソリューション事業では、既存ICT製品の販売に加え、コンサルティング、組み込み機器開発、設置、運用保守などのサービスを展開し、あらゆる産業分野におけるIT環境の構築をまとめて支援することで、お客様のスムーズな課題解決に取り組んでまいります。