SB C&Sは、クラウド基盤の利用がますます進む製造現場において、NGFW(次世代ファイアウォール)、EDR(エンドポイント検知・応答)などのソリューションを提供しています。これらのソリューションとクラロティが既に提携しているテクノロジー・アライアンス・パートナーとの組み合わせにより、資産の可視化、脆弱性管理、脅威の検知、多様化するセキュリティ脅威に対する保護と対応などの包括的なソリューションをお客様に提供し、クラロティの価値提案を高めていきます。
製造業は日本の主要産業であり、GDPの約2割を占めています。しかし、セキュリティ対策が不十分と指摘されてきました。2022年11月には、経済産業省から工場システムのセキュリティガイドラインが出されています。今後、SB C&Sとクラロティは、全国12,000社の販売パートナーとの幅広いネットワークを活かし、大企業だけでなくSMBも対象とした製造業の意識改革として、業界全体でセキュリティの重要性を訴え続けていきます。
■SB C&S株式会社 取締役 専務執行役員 兼 ICT事業本部長 永谷 博規氏のコメント
私たちの生活のインフラを支える製造・医療の業界においてデジタルトランスフォーメーションが爆発的に加速していく中で、OTのサイバーセキュリティ対策はより重要な位置づけとなっています。一方、企業においてはITの分野とOTの分野の担当者や必要な知識が異なるため、最適な製品、ソリューションを選択することが難しいというのが現状です。
クラロティのソリューションはOT資産の可視化や脆弱性の発見、対策のみではなく、ITのセキュリティベンダーのソリューションと連携することにより、IT/OTの分野において包括的なサイバーセキュリティ対策を実現することが可能です。
今後、当社はクラロティと共に、全国12,000社の販売パートナーを通じて、包括的なOTセキュリティ対策を提供して参ります。
■クラロティ パートナー・アライアンス日本市場統括 黒石 亨のコメント
当社は、サイバーと物理的な世界が安全に接続され、私たちの生活を維持する未来を想像・実現することをビジョンとして掲げています。製造設備、病院などの医療、また空調・冷熱・照明・入退室管理を含めたビル管理システムなどの現場では所謂XIOT(従来のIOTの世界からOT,IIoT, IoMTなどが包含された拡張された世界を表す弊社の造語)へと世界が拡張され、企業はセキュリティの脅威に直面しています。
当社の資産可視化および脆弱性管理プラットフォームであるxDomeおよびCTDとテクノロジーアライアンスパートナーであるFortinetの持つFortiGateおよびFortiSIEMソリューションに組み合わせることで、導入後の対策フェーズにおいて、リアルタイムで統一された可視性と保護、より迅速な問題の検出、対応、解決が可能になり、大規模で複雑な産業ネットワークでの安全で安心な信頼性の高い運用を実現することができます。
国内有数のディストリビューターであるSB C&Sの持つ広範な販売ネットワーク網を通じて、サイバーとオペレーションに高いレジリエンスをもたらすことに努めてまいります。
■SB C&S株式会社について
SB C&S株式会社は、ソフトバンクグループの原点であるIT流通ビジネスを受け継ぐとともに、市場環境の変化を迅速にとらえ、新たなビジネスモデルを生み出しています。法人向けには、国内最大規模の販売ネットワークを通じ、クラウドやAIを含めた先進のテクノロジーを活用したプロダクト・ソリューションを提供しています。コンシューマ向けには、独自の企画・開発力を生かし、ソフトウエアやモバイルアクセサリーから、IoTプロダクト・サービスへと商品ラインアップを拡充しています。詳細はホームページをご覧ください。
■クラロティについて
日本語公式サイト:https://discover.claroty.com/ja-jp/xiot
クラロティは、産業分野(製造工場やプラントにおけるOT)、ヘルスケア分野(病院におけるIoMT)、商業分野(ビル管理システムやエンタープライズIoT)にわたるサイバーフィジカルシステムの広大なネットワークであるXIoT(拡張型モノのインターネット)を保護し、組織をサポートします。当社のサイバー・フィジカル・システム保護プラットフォームは、顧客の既存のインフラストラクチャと統合して、可視性、リスクと脆弱性の管理、ネットワークのセグメンテーション、脅威の検出、および安全なリモートアクセスのためのあらゆる制御を提供します。
2015年に設立以来、ニューヨーク、テルアビブヤフォ、ロンドン、ミュンヘン、アジア太平洋地域などに拠点を構え、50カ国以上数百社の顧客に製品を提供し、8,000以上の工場・プラント、2,000以上の医療施設に導入実績があります。2021年にはシリーズD、E合計で6億4000万米ドルの資金調達を獲得し、ユニコーン企業の1社となりました。クラロティのプラットフォームは、包括的なセキュリティ管理を可能にするSaaS型のxDomeとオンプレミス型のCTD (Continuous Threat Detection)、安全なリモート接続を可能にするSRA (Secure Remote Access)、資産情報を素早く収集するEdgeの4つで構成される、統合的な産業用サイバーセキュリティソリューションです。
※XIoT(拡張型IoT)について
サイバーフィジカルシステムを支える、従来および新規導入のOT機器、ITおよびIoT機器、ビル管理システム機器に至るまで、増え続ける接続デバイスの網のこと。
代表者:CEO Yaniv Vardi (ヤニヴ・バルディ)
イスラエル本社:Yigal Alon St 82, Building Suzuki floor 10-11, Tel Aviv-Yafo, Israel
米国本社:1250 Broadway, 2601, New York, NY, 10001, US
拠点:ロンドン(イギリス)、フランクフルト(ドイツ)、シンガポール、ソウル(韓国)、メルボルン(オーストラリア)
累計資金調達額:6.4億米ドル(約875億円)
■450以上のプロトコルを独自分析する『Team82』
クラロティ製品の優位性は、企業や導入IoTデバイス(メーカー)により異なる多様な通信プロトコルへの対応にあります。現時点で450以上のプロトコルを独自に解析し、ICSを含むXIoT機器の 脆弱性の発見、実現性の高いセキュリティ対策を提案しています。
独自解析においては、イスラエル国防軍のサイバーセキュリティ部門として知られる「8200部隊」出身の最優秀人材で構成される専門分析チーム『Team82』が担当しています。8200部隊は、他国からのサイバー攻撃の防御および、諜報活動を行うイスラエルの国家産業において重要な部隊です。
また、『2022 SC Awards Winner for Best SCADA Security Solution(米国) 』や『Best IoT/IIoT Security Solution (ヨーロッパ)』の受賞、『Industrial Control Systems (ICS) Security Solutions, Q4 2021』や2021年から3年連続で『KLAS Software & Services ReportヘルスケアIoTセキュリティ部門Best in KLAS賞』の受賞によりThe Forrester Wave(TM)のLeaderに選出されるなど、世界規模で数多くの評価を受けています。