• 景観や省設置スペースに配慮した多様な5G基地局の構築が可能に
• 埋設型基地局により、事業者や都市は既存の地下空間に無線機を設置でき、迅速な展開が可能に
※画像はエリクソンが提供する路面設置アンテナのイメージです。
エリクソン(NASDAQ: ERIC)は、KDDIが取り組む埋設型5G基地局の構築パートナーに選定され、同社のハンドホール形状の埋設型5G基地局の構築を支援しました。エリクソンはKDDIが展開する埋設型5G基地局の展開を支援し、路面設置アンテナを提供します。埋設型基地局は、事業者や都市における光ファイバーや電力インフラを有する既存の地下空間に機器を設置し、路面に設置されたアンテナに接続することが可能となります。これにより、街路環境に対する視覚的な影響を与えることなく、迅速な展開が可能となります。
KDDIは2023年3月9日に発表(https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2023/03/09/6602.html )した通り、国内通信事業者として初めて*埋設型5G基地局の運用を開始しました。
* 2023年2月28日時点。KDDI社調べ。
日本では、高速かつ確実な移動通信システムを広域で実現するために多くの基地局が鉄塔やビルの屋上に設置されてきました。一方で、美観地区などでは景観配慮のために基地局の設置が制限されるといった課題がありました。2021年7月に埋設型基地局を対象とした総務省の電波防護指針の新制度が施行*され、その構築と運用が国内でも可能となりました。
*https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000262.html
エリクソンの革新的なソリューションにより、5G基地局のアンテナを路面に設置することが可能となり、省スペースでの設置を実現するとともに、光ファイバー、電力などの既存資産を活用しやすくなり、景観に配慮した埋設型5G基地局の構築が可能となります。
エリクソンの路面設置アンテナを活用することで、標準サイトの設置が不可能な場合において、既にファイバーや電力が存在するマンホールのような限られたスペースを用いて、堅牢なコネクティビティを実現できます。路面設置アンテナは、風荷重の影響を受けにくいという特長を有するとともに、構築された環境において上方に最適な放射特性(MIMO)を提供します。
エリクソンの路面設置アンテナは、既存の資産や地下空間の再利用を可能にすることで、都市のニーズに効果的に対応します。密集した都市部において、屋外アンテナの設置許可が得られない場合でも、街路や広場、ショッピングエリアなどにコンパクトな地下サイトを設置することが可能です。
エリクソンが提供するアンテナ製品の詳細は、以下からご覧いただけます(英語)。
https://www.ericsson.com/en/antenna-system/kathrein
エリクソンについて
エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信サービスプロバイダーをお手伝いします。ネットワーク、デジタルサービス、マネージドサービス、新しいビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘をお手伝いします。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com