ベッコフのロボットモジュールATROが2023年HERMES AWARDにノミネート

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ベッコフオートメーション(ドイツ・フェアル)は、弊社のATRO(Automation Technology for Robics:ロボティクスのための自動化技術)が2023年4月16日に行われたハノーファーメッセの開会式にてHERMES AWARDにノミネートいたしましたことをお知らせいたします。

ATROロボットモジュールは、タスクに合わせて必要な軸数を選択し、用途に合わせて自在に組み立てて使用可能(写真提供:Beckhoff Automation)ATROロボットモジュールは、タスクに合わせて必要な軸数を選択し、用途に合わせて自在に組み立てて使用可能(写真提供:Beckhoff Automation)

ATROロボットモジュールは、多くの応募製品の中から、政治、ビジネス、研究、社会分野の専門家からなる審査員によってHERMES AWARDのトップ3イノベーションの1つにノミネートされました。ハノーファーメッセを主催するドイツ・メッセAGによるとHERMES AWARDは、産業、環境、社会に利益をもたらす優れた製品および革新的なソリューションを讃えることを目的としています。ATROはさまざまな観点からこの基準を満たし、見事HEMES AWARDノミネートの栄光に輝きました。

ドイツ・メッセAGが発表した声明の中で、審査委員長であるライムント・ノイゲバウアー教授は「今年もまた、応募作品の高い品質が非常に印象的だった」と述べています。センサによるロボット補正モジュールやビル管理のためのマルチユーザープラットフォームなど、ノミネート企業はその革新的な力を存分に示し、高い効率、持続可能性、柔軟性を実証しました。

ベッコフ創業者であるハンス・ベッコフ氏は、次のようにコメントしています。「イノベーションはベッコフの象徴です。ATROによって、またひとつ小さな革命を起こすことに成功しました。我々はこのことを非常に誇りに思っています。ATROを完璧な協働作業で生み出してくれた機械、電気、ソフトウェアエンジニアの皆さんに感謝いたします」

ATRO – 技術的な強み
ATROは、単純な1軸の回転式インデックステーブルからデルタキネマティクスや多軸多関節ロボットまで、ロボットモジュールを自在に組み立てることにより、用途に合ったロボット機構を設計できます。さらに、ロボットシステムをPC制御プラットフォームに統合することにより、機械やプラントに最適なソリューションを形成します。複数のロボットを使用する場合にも、1台の産業用PCで制御できます。すべてのロボットモジュールは、標準化されたATROインターフェースを介して相互に接続し、確実に固定できます。データ、電力、流体(圧縮空気、真空、水)はモジュール内部を通して伝達されます。従来のロボットソリューションでは、これらが外部に実装されるため、回転量や使用できる作業スペースに制約がありました。ATROはこの制約を完全に取り除きます。各軸を無限に回転させることができるため、直交座標系へのアクセスが向上し、常に最短の位置決め経路を実現します。

なお、本製品の市場投入は2024年以降を目指しております。

(本リリースは2023年4月16日にドイツ・ハノーファーで発表された内容の抄訳です)

■ ATRO – Automation Technology for Robotics(ロボティクスのための自動化技術)発表イベント動画

 

 

 

■HERMES AWARD:
毎年ハノーファーメッセの開会式で革新的な製品に贈られる国際産業技術賞。
全ての出展企業および機関を対象とし、特に高度な技術革新を備えた優秀な製品に贈られる。

 

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