アステリアは、水上村への「企業版ふるさと納税」の納付を機に、現地でのワーケーションの実施や、ノーコード※1のモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」で作成した「市房自然体験アプリ」による実証実験を2022年7月5日より開始する計画です。
- 水上村への企業版ふるさと納税の背景
水上村は熊本県東南端、九州中央山地に位置し日本三急流の球磨川の源流を有すなど、自然豊かな環境が広がっています。水上村で産する「市房杉」は皇居の天井にも使われるなど、上質な木材も生育しています。
アステリアはこれまでに2回、ウェルビーイング※2向上や地方創生に繋がるプログラムとして球磨郡水上村でワーケーションを実施。水上村滞在中は、地域事業者と地域の社会課題に解決に向けたワークショップや市房山での森林セラピーを実施するなど、相互にとって有益な新たなワーケーションのスタイルを模索してきました。
このプログラムを通じて、アステリアでは水上村の魅力がワーケーションを検討中の企業や個人に広く伝わり、新たな人の流れを生むことを目指した活動を支援したいという思いから、「まち・ひと・しごと創生推進計画」の「新しいひとの流れを作る」事業に対して寄附をすることを決定しました。
今後は企業版ふるさと納税を通じた協業体制により、地域コミュニティーとの交流や観光資源の活用など幅広い分野でICT等に関する知見の共有を実施し、情報発信を行っていく方針です。また、こうした取り組みを通じて企業と地方自治体の協業による新しい地方創生の在り方を提案していきます。
- Platioで作成した「市房自然体験アプリ」を用いた実証実験の概要
2021年度にアステリアが水上村で実施した2回のワーケーションでは、地域事業者を交えたIT技術の利活用に関する議論を重ねてきました。その議論を通じて、水上村への訪問者が観光ガイド不在時でも現地でのアクティビティや観光を楽しめる支援アプリが発案されました。
そこでアステリアでは、ワーケーション中のアクティビティを支援するアプリとして「市房自然体験アプリ」をPlatioで作成。このアプリの活用により、観光ガイドに頼らなくても、スタンプラリー・クイズ・ガイドの3つの機能で水上村や市房山の見どころを確認することが可能です。
アステリアでは、7月5日から実施する水上村でのワーケーションで、このアプリを用いた実証実験を開始。ワーケーションや観光におけるITやスマホアプリ活用の有効性を検証します。
<Platioによる「市房自然体験アプリ」画面イメージ>
<熊本県水上村村長 中嶽弘継コメント>
この度は、アステリア株式会社様から企業版ふるさと納税を賜り、心より感謝申し上げます。
現在、本村ではコロナ禍により生じた新しい働き方・旅のスタイルであるワーケーションや水上スカイヴィレッジを活用したスポーツ合宿を新たな観光コンテンツとして、地方創生を進めているところです。今後もアステリア株式会社様と様々な分野で連携させていただきながら、時代にあった経済トレンドの確立を図りたいと考えております。
<アステリア CWO (Chief Well-being Officer) 島田由香コメント>
ワーケーションはそれを支援する企業に確実な効果をもたらします。なぜならそれを実施する本人のウェルビーイングが高まり、生産性や創造性が向上するからです。
稀有な自然に囲まれた環境に身を置いていつもと違う活動に没入する時間を過ごすことのできる水上村でのアステリアのワーケーションが、企業版ふるさと納税を通じて地域との連携を深められることを心から嬉しく思います。今回の連携がきっかけとなり、都市部のワーケーターと水上村に住まう方々双方のウェルビーイングが高まっていくことを確信しています。そして、こうした新しい働き方の促進が他の地域でも展開され、日本全体のウェルビーイングが上がっていくことを期待しています。
※1:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。
※2:ウェルビーイング(Well-being):肉体的、精神的、社会的に、すべてが 満たされた状態にあること。
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■『熊本県水上村』について( Webサイト https://www.vill.mizukami.lg.jp/ )
水上村は熊本県の東南端に位置し、宮崎県と隣接している地域です。九州中央山地にあり、日本三急流の球磨川の源流が通り、渓流の女王ヤマメも生息しています。四季折々の自然が村を飾り、米・タケノコ・茶・栗・苺など多様な産品を誇っています。村内に湧く湯山温泉は、肌がつやつやになる泉質で評判が高い温泉です。総面積190.96平方キロメートル。
■『アステリア株式会社』について( Webサイト https://www.asteria.com/ )
アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,664社(2022年3月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,647件(2022年3月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
■『Platio』について( Webサイト https://plat.io )
Platioは、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。
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アステリア、ASTERIA、Handbook、Platioはアステリア株式会社の登録商標です。
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