ギブリー、ChatGPT法人向けプラットフォーム「法人GPT」サービス提供開始に伴う事業戦略発表会を開催

この記事は約5分で読めます。
AIチャットボット、AI-FAQなどの業務自動化ソリューションを提供する株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:井手 高志、以下ギブリー)は、ChatGPT法人向けプラットフォーム「法人GPT」の提供開始に伴う事業戦略発表会を4月4日(火)に開催しました。
当日は取締役の山川ならびに奥田から「法人GPT」に関する発表がおこなわれました。

◼ChatGPTの最新動向
 
GPT-4が2023年3月14日にリリースされ、GenerativeAIは急速に進化しています。様々な領域で活用が進むAIはソフトウェア開発支援のみならず、ビジネスプロセス自動化のサービスも数多くリリースされています。
例えば、求人票の作成などのドキュメント作成支援やマーケティングの領域におけるコピーライティングの作成支援などにも利用されています。
 
今後はマルチモーダルを活用した画像編集や音声の合成など、テキスト以外の領域に対するサービスの増加が想定されています。
一方で企業におけるChatGPTの利用には懸念がありました。当社実施のアンケートでは、利用者の90%以上が個人ユーザーで、ChatGPTの利用を禁止する企業もありました。

 
◼企業におけるChatGPT利用時の課題を解決した「法人GPT」
 
ChatGPTの利用に際しては個人のアカウント作成が必要です。企業における利用時においても個人単位のアカウント取得が求められ、入力データがChatGPTの学習に利用されてしまうなど機密データの漏洩といったガバナンス上のリスクがありました。
 
こうした課題を解決したプラットフォームとして今回リリースされたのが、ChatGPTを活用した「法人GPT」です。

  • 自社専用のChatGPT環境が提供され、管理者が従業員個人のアカウントを発行することが可能です。
  • 加えて「法人GPT」ではあらかじめ111のプロンプトのテンプレートが用意されています。

管理者は従業員のためにカスタマイズしたテンプレートも作成可能です。テンプレートを管理・分析でき、ナレッジの共有が可能となっています。

◼導入後の利用促進を図るプロンプトエンジニアリングスキル向上のサービスも
 
AIプロンプトは、AIに対して適切な指示を与えるためのテンプレートですが、必要な情報を求めたり、業務改善を図ったりするためにはプロンプトに関するテクニックや知識が必要です。そのため、AIを活用するためのプロンプトエンジニアリングが注目を集めています。当社はこの技術を伸ばすためのプロンプトエンジニアリングの研修サービスも提供します。
 
プロンプトエンジニアに求められる技術やスキルを、オンライン上のテストを通じて可視化。自社に最適な人材の採用、育成計画や評価など、企業で必要な人材を組織の中で育成・強化していくための支援ツールを展開します。

◼業務ソリューション、業界特化、人材育成支援に派生展開
 
今後、当社では年間1,000社の企業様に「法人GPT」の導入を目指しており、以下の3つの事業戦略を考えています。
 

  • 1つ目:GenerativeAIベースの業務ソリューションの開発

基本的な部分の技術がGPTベースのGenerativeAIに変化することが想定されるため、GenerativeAIをベースとした業務ソリューションを展開します。
 

  • 2つ目:業界特化型のGPT戦略

今回は業界に特化しない法人向けのリリースですが、今後は様々な業界に特化したサービスの提供を目指します。例えば不動産、病院といった業界に特化したサービスを想定しています。
 

  • 3つ目:プロンプトエンジニアリング研修やリスキリング支援

これまで当社が展開してきたAIチャットボットに関する事業やエンジニアに関する研修事業の実績と様々な企業との連携を活かし、立ち上げていきます。

 
◼日本初の法人向けGPTの活用拡大を目指して

最後に取締役の山川から今後の展望について説明がありました。

「今後は1社に1台の『法人GPT』の導入によってChatGPTが活用できる環境を目指します。最終的には1人1台の自分専用のAIアシスタント、バーチャルの秘書が1人ひとりに提供されるような状態を目指して開発や提供をおこなっていきたいと考えています」

◼「法人GPT」について

法人GPTは、ChatGPTを活用した法人向けプラットフォームです。従業員は「法人GPT」にログインすることで、自社専用環境で「ChatGPT」を利用することができます。

〈サービスサイト〉
https://hojingpt.pep.work/

◼株式会社ギブリーについて

ギブリーは「すべての人が物心豊かな社会を実現する」をビジョンに掲げ、HRTech/MarketingDX/OperationDXの3事業を柱に、「世界で必要とされる、本質価値を生むテクノロジー企業体」として、“世界標準”のサービスを生み出し続け、日本の再生に寄与します。
https://givery.co.jp/
  

◼会社概要

社名:株式会社ギブリー
所在地:東京都渋⾕区南平台町15-13 帝都渋⾕ビル8階
代表者:井手 高志
設立:2009年4月28日
資本金:10,000,000円
事業内容
 ・HRテック事業(Track)
 ・マーケティングDX事業(DECA)
 ・オペレーションDX事業(PEP/法人GPT)

タイトルとURLをコピーしました