マイクロン、2022年度DEIレポート「We Are Micron」を発表

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2023年3月24日 – アイダホ州ボイシ発 – Micron Technology, Inc.(NASDAQ:MU)は本日、「We Are Micron」と題するDiversity、Equality、Inclusion(多様性、平等性、包摂性をより良く生かすための環境構築の取り組み。以下DEI)の年次レポートの第5弾を発表し、6つのDEIコミットメントに対する進捗と成果を示しました。

マイクロンの社長兼CEOであるサンジェイ・メロートラは「マイクロンはこのコミットメントを通じて、ダイバーシティの追求、平等な賃金と福利厚生の実現、インクルーシブな文化を推進し、すべての人々にとってポジティブな力になる責任を果たしていきます。DEIに対するマイクロンのこのコミットメントは世界規模に及び、マイクロンのビジネス慣行や将来に向けた投資にも組み込まれています」と述べています。
 
マイクロンのシニアバイスプレジデント兼最高人材活用責任者であり、マイクロン財団の会長を務めるエイプリル・アーンゼンは「マイクロンの担当チームが社内外で展開するDEI促進の取り組みが有意義な進歩を遂げていることを誇りに感じます。私たちはダイバーシティを尊重し、その価値を認め合い、チームメンバーが独自の視点を共有することにより、イノベーションと創造性が推進すると信じています。会社のあらゆるレベルでDEIに注力している理由はここにあります」と述べています。

DEIレポート「We Are Micron」のハイライト
マイクロンの女性従業員数は世界全体として4年連続で増加しており、世界全体の全従業員に占める比率は業界平均を上回る31%を占めています。マイクロンのバイスプレジデント、シニアリーダー、技術職のリーダーの職位における女性比率も世界規模で上昇しました。マイクロンが2022年度に提出したオリジナル特許申請のうち22%以上が女性を発明者として指定されており、女性のチームメンバー数は合計182名にのぼりました。これは2021年度から10%増加しています。成長に向けた取り組みとして、マイクロンでは直接雇用者と世界中の広範なコミュニティに向けて質の高い、安価で利用しやすい育児サービスを特定し、女性とその家族のサポートに取り組んでいます。この取り組みには、マレーシアと米国における2023年度の投資とパートナーシップを通じて、世界水準の安価な育児施設をマイクロンの従業員に提供することも含まれています。

日本では、マイクロンの女性従業員数は大幅に増加しました。日本における女性従業員の比率は56%上昇し、近年の新卒採用者のうち、40%近くが女性です。

マイクロンメモリジャパン株式会社の代表取締役であるジョシュア・リーは「多様性のあるチームほど、複雑な問題を解決し、より速いスピードでイノベーションを創出する点に適しているという研究結果があります。このため、私たちは誰もが価値を感じ、尊重され、潜在能力を最大限に発揮できるような職場づくりに取り組んでいます。マイクロンが3年連続でGreat Place to Work Instituteの『日本で最も働きがいのある会社』に選ばれたことは、私たちの実績とコミットメントを物語っています。私たちは、DEI文化を強化し、STEMプログラムを推進し、国内外における半導体エコシステムを強化するために人材を育成することを楽しみにしています」と述べています。

マイクロンではダイバーシティとインクルージョン指標にも積極的に参加しており、今年はブルームバーグの男女平等指標に初めて選定され、米国のHuman Rights Campaignの企業平等指標では2年連続で満点を獲得しました。また、2022年度にはマイクロンインディアがインドの職場平等指標で、マイクロンジャパンが日本のPRIDE指標で、LGBTQ+コミュニティのインクルージョンに対してそれぞれ初めて評価を受けました。マイクロンは2022年に障害者平等指標に2回目の参加をし、「障害者インクルージョンに関して最も働きがいのある会社」に選定されました。
 
2021年、マイクロンは、すべての少数代表グループに対し、基本給、現金ボーナス、株式報酬について世界規模で包括的同一労働同一賃金を実現しました。対象は米国内の退役軍人、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック/ラテン系アメリカ人および世界中の男性女性と障害者です。2022年度には初めて米国外の人種および民族も対象にし、シンガポールのマレー人を含めました。

マイクロンには、世界中で82の支部に広がる10の従業員リソースグループ(ERG)があり、多様な背景をもつチームメンバーにコミュニティとアライシップを提供しています。今年マイクロンのERGメンバー数は47%増加し、全従業員の39%が1つ以上のERGに参加しています。ERGはマイクロンのDEIプログラムの基盤であることから、マイクロンは初の試みとしてERGのリーダーの貢献に報い、取り組みに対する敬意を表して株式の付与を行ないました。

マイクロンのバイスプレジデント兼ダイバーシティインクルージョン最高責任者のフラン・ディラードは「ERGメンバーはマイクロンでのインクルージョンを喚起させる存在です。メンバーはアンバサダーや支持者として大きな役割を果たしており、『for all』の意味を具現化しています」と述べています。

幼稚園から大学まで、ERGのメンバーはつねに若者と関わり合い、STEMキャリアの可能性を紹介しています。今年マイクロンは、歴史的黒人大学(HBCU)の優先校のひとつであるノーフォーク州立大学に「Chip Camp」プログラムを拡大しました。2023年度は、世界中にSTEM教育を広める取り組みの一環として、Chip Campを米国外に拡大し、日本でも開催する予定です。

さらに、マイクロンメモリジャパン株式会社は広島県教育委員会と連携し、660名以上の学生の革新的なアイデアを表彰しました。また、広島大学と共同でジュニア・ドクター・ワークショップを開催し、1,000人以上の若者を支援しました。

マイクロンは社内でのDEI推進に加え、主要な分野の企業とパートナーシップを組んで、少数代表コミュニティをサポートしながら、よりインクルーシブな経済を構築しています。マイクロンでは、マイクロンの投資、債券発行、自社株買いを支援する金融会社の多様性を高めてきました。2022年度にはマイクロンはさまざまな金融機関に5億ドルの投資を行い、2023年度にはその額を7億5,000万ドルに増やし、米国におけるマイクロンの成長に合わせてコミュニティや少数派の金融機関を活用する機会を評価しようと考えています。さらに、マイクロンでは多様なサプライヤーへの支出が4億5,400万ドルに達し、2022年度の目標であった4億400万ドルを超えました。

2022年度DEIレポート「We Are Micron」の全文は、micron.com/deiでご覧いただけます。

Micron Technology, Inc.について
マイクロンは、情報活用のあり方を変革し、すべての人々の生活を豊かにするために、革新的なメモリおよびストレージソリューションを提供するリーディングカンパニーです。顧客第一主義を貫き、テクノロジーの最前線でリーダーシップを発揮し続け、洗練された製造技術と事業運営を妥協なく追求するマイクロンの製品ポートフォリオは、DRAM、NAND、NORの各種メモリからストレージ製品まで多岐にわたり、Micron®またはCrucial®のブランドを冠した高性能な製品を多数展開しています。マイクロンで生まれた数々のイノベーションは、データの活用を加速すると同時に、人工知能や5Gといった最先端分野の進歩の基盤として、データセンターからインテリジェントエッジ、さらにはクライアントコンピューターとモバイルをまたいだユーザーエクスペリエンスまで、さまざまな事業機会を新たに生み出し続けています。Micron Technology, Inc.(Nasdaq: MU)に関する詳細は、micron.comをご覧ください。

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