【海士町役場】【交流×継承】海士町の方言を活用したLINEスタンプの販売を開始

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令和5年3月16日、海士町役場は海士町の方言を活用したLINEスタンプの販売を開始しました。制作のきっかけは、昨年度海士町内で行われた子ども議会の「海士弁を取り戻そう」という提案です。 当時海士小学校の6年生だった児童によるもので、海士中学校に進学した生徒らと協働で制作しました。海士町の特産品をモチーフにした方言スタンプとなっており、島内だけでなく、島外に住んでいる多くの方に海士町の方言「海士弁」を伝え、海士町に、より関心を持っていただくきっかけをつくっていきます。

 

  • ​海士弁LINEスタンプは中学校の授業の一環で制作

 令和4年10月から海士中学校1年生の「総合的な学習の時間」では、「海士の暮らしにワンアクション」というテーマで、子ども議会の提案を実践する活動が行われました。その中の一つである「海士弁を取り戻そう」チームは、海士弁LINEスタンプのコンセプトやキャラクターを立案し、海士町役場と海士町在住イラストレーター千葉梢氏と共に、海士弁LINEスタンプを制作。
 島内外関わらず幅広い世代が親しめるよう、スタンプのコンセプトは「ゆるい・かわいい・カラフル」とし、海士町の特産品をモチーフにしたスタンプ8種と、吹き出しタイプ8種の計16種のスタンプが完成しました。LINE STOREのクリエイターズスタンプとして販売を開始しました。
 

タイトル:海士弁スタンプ
発売開始:令和5年3月16日
購入:LINE STOREまたは LINEアプリ内スタンプショップ
内容:1セット16種類
価格:120円(税込)/ 50コイン
URL : https://line.me/S/sticker/22533799

中学生と協働制作した海士弁スタンプができるまで
海士町公式noteでは、スタンプができるまでの制作過程を掲載しています。
https://ama-town.note.jp/n/n8a63042323ad

 

  • 子ども議会とは

 海士町では、町内の小学校に通う6年生の児童が議員になりきって町に政策を提案することができる子ども議会が毎年開催されます。小学校の「総合的な学習の時間」の集大成の一つに位置づけられ、自分たちが住む場所を自分たちの手でよりよくしていこうという「志」の育成をねらいとしています。
 

 

 

  • 海士弁LINEスタンプの開発を終えて

・海士中学校1年生「海士弁を取り戻そう」チームより
 LINEスタンプをつくる中で、苦労したことがたくさんありましたが、大人の方々との話し合いを通じて、全体の見通しを持ち、計画的に物事を進めることの大切さを学ぶことができました。アンケートに答えてくださった皆様をはじめ、町役場の職員の方、イラストレーターの千葉さんなど、多くの方々が協力してくださったおかげで、コンセプト通りの、海士町らしさが溢れている方言スタンプをつくることができました。海士町の大切な文化である「海士弁」を1人でも多くの人に広まってほしいという気持ちを大切にしながら、心を込めて一生懸命に作りました。

 普段、LINEで会話をする時に多く使われる言葉を選んで作ったので、最終的に使いやすいスタンプになったのではないかと考えています。ぜひ、気軽に使ってみてください。

・海士町在住イラストレーター 千葉 梢 氏より
 全体的に可愛くて明るい世界観のスタンプになったと感じています。当初、人物をモチーフにしていましたが海士の特産品をキャラクターにした効果は大きかったですね。一方で、特産品となると魚介から米、牛とサイズ感やジャンルが異なるモチーフだったので、顔の表情や手振りのパーツにどう統一感を出すか、工夫が必要なポイントでした。

 また、LINEスタンプを作成する上では、中学生が描いてくれたラフスケッチを大切にしながら作りました。中学生が対面で大人と話すと、尻込みすることもあると思うので、事前に描いてもらったスケッチにこそ皆が表現したい事があるんだろうなぁと受け取っています。中学生のラフ画でもプロの力でここまでの完成度になるよ!というのは多くの人に伝えたいです。大事なのはプロの画力だけではなく、どんな形でも構わないので発案者のアウトプットが大きいことだと感じています。

・海士町長 大江 和彦より
 海士中学生1年生や千葉氏との協働により、海士弁LINEスタンプを開発することができました。海士弁LINEスタンプを利用いただくことで、海士町のことをより身近に感じていただけるのではないでしょうか。海士町の大切な文化の一つである「海士弁」が、島内に限らず、島外の1人でも多くの方に広まることを願うと同時に、島内・島外のつながりが一層強化されることを期待しています。

 

  • 海士町(島根県隠岐郡)

 持続可能な島づくりを目指して海士町は、「自立・挑戦・交流 × 継承・団結」を町政の経営指針に掲げ、「ないものはない」を合言葉に、島国であるが故の価値や生き様を島内外に発信しながら、様々な分野で島の生き残りをかけた挑戦を続けています。
 

ないものはないないものはない

 これからも引き続き、島の歴史や伝統文化を「継承」し、島に根付いた半農半漁の暮らし、地域の絆や信頼から生まれる支え合いの気持ちを大切にしながら、「団結」して、みんなでしゃばる(方言:強く引っ張るの意)島づくりを目指していきます。

海士町らしい価値観
「ないものはない」(なくてもよい、大事なことはすべてここにある)
https://naimonowanai.town.ama.shimane.jp/

海士町LINE公式アカウント
島との距離は離れても、気持ちはいつも近くに。海士町に関する様々な情報を配信中!
アカウント名:海士町
LINE ID :@amacho
https://page.line.me/929kznku

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