和牛甲子園最優秀賞受賞 和牛子牛のIT管理を開始

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全国農業協同組合連合会(以下JA全農 東京都千代田区)が主催する、全国の“高校牛児”が和牛の肉質を競う第6回和牛甲子園(令和5年1月19・20日)にて岐阜県立大垣養老高等学校が最優秀賞を受賞。過去最多となる全国23道府県から40校が出場し、55頭が出品された中での受賞となった。副賞として、最新IoTによる活動管理システム「アットモーメント」を導入することになり、さらなる飛躍を目指す。
JA全農が主催する和牛甲子園は、将来の担い手候補である高校生の就農意欲の向上と、日本各地で同じ志を持つ高校生同士のネットワークを創出し、意欲と技術の向上を図ることを目的に開催され、今回で第6回目を迎えました。大垣養老高校より出品された和牛は、日々の飼養管理の創意工夫を発表する「取組評価部門」と、出品された和牛の「枝肉評価部門」の2部門で総合的に評価され、最優秀賞を受賞しました。この受賞により全農畜産サービス(株)(東京都江東区)から副賞として、子牛の活動管理システム『アットモーメント』が提供され、2月20日に贈呈式が開催されました。

 

 

 

贈呈式風景贈呈式風景

贈呈されたアットモーメント一式贈呈されたアットモーメント一式

今回提供された子牛の活動管理システム『アットモーメント』は、ライブストック・アグリテクノ(株)(埼玉県浦和区)が開発・販売しています。子牛の首輪に取り付けたセンサータグからの信号を独自の特許技術により解析し、体調不良など日常的な管理では発見しづらい異変を早期に発見・通知するものです。疾病予防に繋げたり、活動量グラフから治療効果などを見たり、牛を見る第3の目として活用することができ、全国各地の和牛繁殖農家で導入され始めています。

 

 

 

 

アットモーメントタグを装着した子牛アットモーメントタグを装着した子牛

国が推進する輸出品でもある和牛は、子牛の期間に体調が変化しやすく管理が難しいと聞きます。IT機器を導入することで経験値を補うことはもちろん、大切な子牛の命を守ることができると全農畜産サービス(株)では考え、今回次世代の農家を目指す高校生への贈呈となりました。大垣養老高校では、今後このアットモーメントを活用して飼養管理の効率化と、更なる品質の向上を図り、時代の先端を行く次世代農家の育成に役立てます。

・和牛甲子園
全国に農業高校は300余りあり、その中でも畜産学科が設置されている学校を中心に、授業やクラブ活動の一環として高校生の手によって和牛が飼育されています。
そのような中、全国の高校生と彼らが育てた和牛が集まり、日ごろの和牛飼育の取り組みを発表し、その成果としての枝肉の肉質を競い合う大会、それが和牛甲子園です。
https://wagyukoushien.com/

・全国農業協同組合連合会(JA全農) https://www.zennoh.or.jp/
・全農畜産サービス(株)資材事業部 http://www.zcss.co.jp/
・子牛の活動管理システム アットモーメント(@mowment) https://atmow.jp/
機器提供企業:ライブストック・アグリテクノ(株) 担当:塩谷(shionoya.azumi@lat-inc.co.jp)

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