※デロイトトーマツミック経済研究所株式会社
「HRTechクラウド市場の実態と展望2022年度版」ユーザー規模別人事・配置クラウド売上高従業員数100名以上において
■新事業「タレンスファー」企画の背景
少子高齢化、労働人口の減少といった人口構成の変化や、既存事業の成長の鈍化、諸外国と比較して低い生産性など、日本の産業界は様々な課題を抱えています。
諸外国に目を向けると、ベンチャー企業への盛んな投資により新たな成長分野をベンチャー企業がけん引しているのに対して、日本では十分なベンチャー企業が育っているとは言えない現状にあります。
また、日本の大手企業の多くでは、既存事業の成長の頭打ちから新規成長分野への参入や立ち上げが急務となっており、そのために新たな事業領域にチャレンジする風土の醸成や人材育成などが課題となっています。そのための打ち手としてあげられるのが「人材の異動」です。例えばグループ企業への出向によって新たな発見や化学反応を期待した人材の異動は行われていますが、出向元による計画的なフォローといった育成視点が欠けている場合があり、また実態として新たな成長事業の創出といった具体的な成果に至らないなど、残念ながら成長戦略につなげられていません。
一方、ベンチャー企業に目を転ずると、成長を加速するための人材が確保できないという課題を抱えており、ファンドから受けた投資の多くを採用費用に掛けているという例が少なくありません。
このたびプラスアルファ・コンサルティングが新たに開始する「タレンスファー」(タレント×トランスファーの造語)は、多くの企業にご活用頂いている「見える化エンジン」のテキストマイニング技術や、タレントマネジメントシステム「タレントパレット」で培われたスキルの見える化やマッチング技術などを応用し、大手企業の新規事業立ち上げに向けた人材育成課題とベンチャー企業の人材不足課題とをマッチングし、大手企業の人材をベンチャー企業に一定期間限定のレンタルを行うことで、双方の課題を同時に解決するサービスです。
現在、大手企業に属している社員で、ベンチャー企業で経験を積みたいと希望した場合、転職という手段しかない状況ですが、企業側は貴重な人材の流出となり、社員にとっては今いる大きな組織を離れて挑戦するリスクをどうしても考えてしまい踏み切れないといった課題があります。
タレンスファーが提供する人材マッチングは、期限付きのレンタルという形で、ベンチャー企業での経験を自社に持ち帰るという育成を主目的としており、またベンチャー企業にとっても大手企業に勤める優秀な人材を確保でき、大手企業、ベンチャー企業、そしてレンタルの対象社員も含めた「三方良し」のサービスとなります。
■大手企業の人材とベンチャー企業とのマッチングによって実現する価値(イメージ)
■タレンスファーで実施する内容
- 次世代人材の育成方針策定
- スキルの見える化による個人のキャリア形成
- 大手企業の人材とベンチャー企業のポジションとのマッチング
- レンタル育成中のフォローアップ
- 受け入れ先企業への状況共有レポート
■タレンスファーでのマッチングイメージ(例)
適性検査や組織診断の結果から、候補者がレンタル育成先の組織文化・風土との適合度合いを見える化します。また、保有スキルと募集中ポジションで求められるスキルとのマッチングや、業務経験と募集中ポジションとのマッチングなどを行います。
今後もプラスアルファ・コンサルティングは、世の中の課題解決に貢献するため、新たなサービスや事業の企画・開発に努めてまいります。
<株式会社プラスアルファ・コンサルティングについて>
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(https://www.pa-consul.co.jp/)は『あらゆる情報から付加価値を生み出し続ける、見える化プラットフォーム企業』として、2006年の設立以来、顧客の声や顧客データ/購買データ、人事情報のようなビッグデータを「見える化」し気づきを与える力を持つ、「テキストマイニング」や「データマイニング」などの技術を核としたクラウドソリューション事業を行っています。様々な情報を「見える化」することで、お客様のビジネスに+α(プラスアルファ)の価値を創造するためのソフトウェアの開発・販売、コンサルティング、新規事業創出を行っています。