凸版印刷、コンテンツ事業のDX推進にむけた合弁会社に追加出資

この記事は約5分で読めます。
 凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、株式会社講談社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野間 省伸、以下 講談社)、株式会社CARTA COMMUNICATIONS(本社:東京都中央区、代表取締役社長:目黒 拓、以下 CCI)との合弁会社である株式会社コンテンツデータマーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:吉羽 治、以下 CDM)に対し、株主割当増資による追加出資を行います。同時に、凸版印刷は、CDMが本日リリースするコンテンツ業界に特化し独自AIを搭載したSaaS (※1)「Uniikeyz(ユニーキーズ)」の提供に伴い、「Uniikeyz」の導入支援およびコンテンツファンビジネス支援・D2Cビジネス支援メニューを強化・拡充していきます。

■ 背景
 近年コンテンツ業界ではDXの進展に伴い、コンテンツ事業者とファンが直接デジタル上でつながり、イベントやグッズ販売、サブスクリプションなど様々なビジネスを実行するコンテンツファンビジネスのニーズが高まっています。
 これらのニーズに対応するべく、講談社、凸版印刷、CCIの3社出資による合弁会社として2020年9月に設立されたCDMは、これまで培った豊富なコンテンツビジネスの知見と技術力を活かして、コンテンツ業界に特化したSaaS「Uniikeyz」の提供を開始します。これにより、コンテンツファンビジネスのさらなる市場拡大と事業成長を目指します。
 今回の3社による追加投資により、CDMは「Uniikeyz」のさらなる開発体制の拡充などを推進していきます。

■ 凸版印刷の目的
 凸版印刷は、出版ビジネスの事業変革期においてデータ基盤構築やデジタルマーケティングなど多様なDX支援を行っており、CDMの合弁事業をその中核に据えて積極的に経営参画してきました。コンテンツファンビジネス市場の拡大に向け、凸版印刷はCDMへの追加出資を通じて「Uniikeyz」の競争力の強化を支援します。あわせて企業に向けて「Uniiikeyz」の導入支援および凸版印刷のD2Cビジネス支援サービス、分析サービス、ファンビジネス支援サービス、マーケティング運用サービス、グッズ製造やイベント開発サービス等を組みわせて提供し、コンテンツ業界におけるDXの加速に貢献することを目指します。

■ CDMが提供する「Uniikeyz」について
 「Uniikeyz」は、コンテンツファンビジネスをスマートに行うための企業向けサービスです。
これまでコンテンツ事業者側には、販売ソリューション・課金管理サービス・顧客管理システムなど、複数の仕組みを採用していることにより、ユーザーを一元的に把握できない、個人情報の管理が不安、運営コストが高いなどの課題がありました。これらのコンテンツ業界の課題に特化して開発された「Uniikeyz」は、IDサービス「Uniikey」、マーケティングプラットフォーム「Uniikey Experience Cloud」、オンラインストア基盤「Uniikey D2C Cloud」の3サービスにコンテンツファンビジネスに必要な重要機能を全て集約し、提供します。また、これまでのコンテンツビジネスで培った独自AIが備わっています。長きにわたり日本語を取り扱ってきた出版社のノウハウと、日々配信されるWebサイトや電子書籍の情報をもとにして、AI自身が継続的に学習し、企業がファン一人ひとりに最適なコンテンツを届けることを支援します。

・「Uniikeyz」を構成する3つのサービス
①「Uniikey」:ファンを覚えておくための会員認証・管理サービス。UniqueでUniversalなKey
 コンテンツビジネス特化型IDサービスで、コンテンツファンビジネスの基礎となるファンを覚えるためのデジタル台帳です。UniqueでUniversalなKeyとして、サイトやメディアを横断的に利用することが可能です。また、個人情報管理のセキュリティや、個人情報保護法をはじめとしたコンプライアンス対応を随時更新するため、導入企業の運用面の負担を大幅に軽減します。

②「Uniikey Experience Cloud」:ファンとのコミュニケーションをスマートに行うデータマーケティング基盤
 ファンとのコミュニケーションやスマートなデータ活用を直感的な管理画面で行うことができるコンテンツビジネス特化型マーケティングプラットフォームです。より高度なテクノロジーの活用とサービス運営をしたい企業には、エンジニア向けのAPIも用意しています。

③「Uniikey D2C Cloud」:コンテンツファンビジネスを1つのサイトで実現するサービス
 コンテンツファンビジネスの即戦力として、ECサービスのみならず、チケッティング・オンラインイベント・グッズ制作支援等を横断的に提供するコンテンツビジネス特化型オンラインストア基盤です。活用することで、コンテンツファンビジネスをすぐに開始できます。

・「Uniikeyz」サービスサイトURL:https://www.contentdata.co.jp/products/

<株式会社コンテンツデータマーケティング会社概要>
商号:株式会社コンテンツデータマーケティング
代表者:吉羽 治
所在地:東京都文京区音羽2-12-21
設立:2020年2月27日
事業内容:コンテンツビジネス基盤の企画・開発・運営、及びマーケティング
URL:https://www.contentdata.co.jp/

※1 SaaS
Software as a Serviceの略。ベンダーが提供するクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネット経由してユーザーが利用できるサービス。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

タイトルとURLをコピーしました