筑波大学とバーチャルキャスト社が共同開発 次世代エリート育成の学位プログラムで高度な実験体験型メタバース空間を公開

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 株式会社バーチャルキャスト(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:松井 健太郎/ 株式会社ドワンゴのグループ会社)は、筑波大学大学院と共同開発した国際マテリアルズイノベーション学位プログラムのメタバース空間「Materials Innovation Metaverse Bldg II」を2023年3月6日(月)に公開することをお知らせします。

 筑波大学大学院の「国際マテリアルズイノベーション学位プログラム」は、世界の一流大学の学生とつくば地域の一流研究者を出会わせ、エリート教育および質の高い研究をすることを目的とした学位プログラムで、海外交流が大きく制限されるコロナ禍でも取り組みを継続するため、2021年12月にメタバース空間「Materials Innovation Metaverse Bldg」を公開しました。これはNTTが提供するXRプラットフォーム「DOOR」で開発されたもので、遠隔地の学生はメタバース空間のキャンパスに集い、レクチャーの受講や研究発表、ディスカッションなどに活用しています。

 今回、当社がその第2棟として公開する「Materials Innovation Metaverse Bldg II」は、メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」のプラットフォーム上で体験できる空間で、特殊な装置を用いた実験を臨場感溢れる360度動画で体験できるのが特徴です。実験内容は、クロスカップリング反応を用いた発光性分子の合成やNMR測定実験、DNAの採取など多岐にわたり、質問形式で装置の使い方や実験の進め方を直感的に学ぶことができます。実験は無償で一般公開しており、どなたでも体験可能です。

 なお、「Materials Innovation Metaverse Bldg」の取り組みは、筑波大学が文部科学省による「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」の支援を受け、開発されたものです。

 

  • 実験の例

【クロスカップリング反応を用いた光る分子の合成】

2010年のノーベル化学賞の対象となったクロスカップリング反応を用いて、発光性の分子を合成する実験が体験できます。反応、精製、発光特性の評価などが学べるVR動画です。

 

【NMR測定実験】

有機分子の構造を調べるために使う核磁気共鳴(NMR)装置の測定の手順や使用時の注意点など、VRを用いてわかりやすく体得するものです。

 

【生命の設計図であるDNAの採取と性質】

細胞からのDNAの採取およびDNAの紫外光吸収を利用した熱による二重らせん構造の解離を学べる動画です。

 

■「Materials Innovation Metaverse Bldg II」への入り方

 ①バーチャルキャストのアカウントにログインした状態で、以下URLのルームをお気に入り登録

 ②バーチャルキャスト起動後、お気に入り一覧からルームを選択

 ③「Materials Innovation Metaverse Bldg II」エントランスホールに入場

  ・エントランスホール(A・B):https://room.virtualcast.jp/rooms/PwVUiqo0psGEM6yy

  ・エントランスホール(C・D):https://room.virtualcast.jp/rooms/oPUXvTQNxPHD0yQt

 

■関連URL

 ・国際マテリアルズイノベーション学位プログラム:https://t-imi.org/

 ・メタバース第1棟:https://door.ntt/t-entrance_AB

 

【バーチャルキャスト】

 バーチャルキャストは時間や場所に囚われず全国各地のユーザーと共に非日常な日常を体験できるメタバースコミュニケーションサービスです。集まって特別な体験ができるイベント、友だちが作ったVRで遊べるゲーム、楽しい瞬間を映した写真や映像、思い出の共有、遊びや思い出が詰まった自分だけの部屋、幅広い楽しみ方がバーチャルキャストにはあります。

・バーチャルキャスト公式サイト:https://virtualcast.jp/

 

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