コネクテッドロボティクス、シリーズBで総額17億円の資金調達を完了。食産業を革新する資本業務提携を締結

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食産業向けロボットサービスの研究開発および販売を行うコネクテッドロボティクス株式会社(本社:東京都小金井市、代表取締役:沢登哲也 以下CR)は資本業務提携を中心としたラウンド、シリーズBで総額17億円の資金調達を実施したことをお知らせします。
食産業のメインプレーヤーとなる方々との連携を深め、今回調達した資金とパートナーシップによって、食産業を革新するロボティクスサービスの開発と量産体制を構築します。

資本業務提携シリーズBラウンドの主な目的

  1. 食産業に特化したロボティクスサービスの開発と量産体制の構築
  2. 業務提携によるオープンで強力な事業体制の整備と推進
  3. 事業成長のためのキーポジションとなる人材確保

資本業務提携シリーズBラウンドの背景
コネクテッドロボティクスは「食産業をロボティクスで革新する」をミッションに、2017年の4月より飲食店向けの調理ロボットシステムの開発をスタートし、これまでたこ焼きロボット、ソフトクリームロボット、そばロボット、BES(ボイラーエコシステム)、フライドポテトロボットなど飲食業向けに数十台の製品を送り出しています。また、2021年からは食品工場向けのロボットサービスもリリースしており、AI食品検査、盛付ロボットのDelibot™️、 蓋閉ロボットなどの提供も開始しております。
当社は従来より、大手厨房機器メーカーなどの企業、東京農工大学をはじめとする大学、そして経産省や農水省といった省庁と産学官の連携によって食産業における自動化にチャレンジしてきました。食産業は今まさに次のステージに飛躍する時に来ています。この歴史的な転換期に当社はロボティクスサービスの本格的な普及をするための量産体制の準備入りました。今回、当社のミッションに共感して頂いた企業と、具体的な提携業務を推進し、食産業革新のためのロボティクスサービスを普及させて参ります。

シリーズBラウンドの概要
出資
・株式会社寺岡精工 
・ホシザキ株式会社
・株式会社菊池製作所
・三菱HCキャピタル株式会社
・アグリビジネス投資育成株式会社
・株式会社安川電機

<融資>
・あおぞら企業投資株式会社
・株式会社静岡銀行
・株式会社山梨中央銀行
・株式会社日本政策金融公庫
・株式会社商工組合中央金庫 

■業務提携先・金融機関のコメント
株式会社寺岡精工 代表取締役会長 寺岡 和治
寺岡精工は、これまでフードインダストリー領域において、スーパーマーケットのプロセスセンターやコンビニベンダーを主な顧客として、包装機、高速ラベラー、食品検査装置及びラベル検査装置など、一連のソリューションを提供してきました。コネクテッドロボティクスはそのラインの前段階で食品を扱う、非常に高度なロボット制御技術を持っています。互いの強みを活かしながら共に取り組み、新しいマーケットの創出、そして現場の過酷労働の解決を実現してまいります。

ホシザキ株式会社 代表取締役社長 小林 靖浩
これまで食器洗浄機のロボットによる自動化などを一緒に取り組ませていただきました。新型コロナウイルス感染の影響から回復途上にあるフードサービス業界において、人手不足は深刻な課題となりつつあり、今後、自動化やロボット技術を活用した省力化、省人化ニーズは確実に高まっていくと考えています。こうした高まるニーズに確実に対応し、お客様のビジネスを最大限支援するためにコネクテッドロボティクスと協業し、独創的な新製品の開発を目指します。さらに同社との協業、共同開発機会が人材育成の場となることも期待しています。両社で新たな価値を創出しながら、ロボティクスによる食産業の革新を起こしていきましょう。

・株式会社菊池製作所 代表取締役社長 菊池
身近な「食」をロボティクスで革新を目指すコネクテッドロボティクスの技術力や潜在力を高く評価しています。設計から各種金型製造、試作、量産、組立まで多数の加工技術をもつ当社は、コネクテッドロボティクスの成長を製造面からサポートするだけでなく、営業面や資本面でもサポートしていきたいと考えています。

・三菱HCキャピタル株式会社 取締役 常務執行役員 佐藤 晴彦
食産業における労働力不足の解消やその生産性向上という大きな社会的課題に対して、お客様視点でイノベーションを起こし、それらの解決に貢献していくというコネクテッドロボティクスのスタンスに共感を覚え、出資をさせていただきました。当社は、「10年後のありたい姿」を「未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター」と定め、グローバルに先進的なアセットビジネスを展開、新たな社会価値の創出にむけた、挑戦と変革に取り組んでいきます。世の中を変えていくという強い意志と、その実現にむけた確かな技術力を有するコネクテッドロボティクスとのパートナーシップのもと、持続可能で豊かな未来を創り上げていきたいと考えています。

アグリビジネス投資育成株式会社 取締役 代表執行役 兼 最高投資責任者 松本 恭幸
弊社は、日本政策金融公庫とJAグループの出資により設立され、農林漁業法人ならびに「食のバリューチェーン」に参加する広範な企業への投資と成長支援を行っています。コネクテッドロボティクスは、高い技術力に裏付けられた「食産業をロボティクスで革新する」とのミッションを掲げ、食産業全体が抱える経営課題へのソリューション提供にとどまらず、新たな価値を創造できる企業と考えました。弊社は、今回の投資を梃に、同社の事業を積極的に支援して参ります。

株式会社安川電機 上席執行役員 グローバルマーケティング本部長 兼
グローバルマーケティング本部二次電池市場グローバルマーケットマネージャ 浦川 明典
代表の沢登氏を筆頭に食産業の人手不足解決に本気で取り組む経営陣の熱意、またその技術力に魅力を感じ、協業を加速するために出資いたしました。 食の安定供給を確保するには、農業や漁業分野(第一次産業)も自動化という切り口で支えていく必要があり、ロボットの導入が必要不可欠です。弊社の産業用ロボット”MOTOMAN”とコネクテッドロボティクスの“ソフトウェア”の連携によって共に食産業の課題解決に挑戦します。

あおぞら企業投資株式会社 代表取締役社長CEO 久保 彰史
シリーズBのご調達が無事に完了されましたこと、心よりお祝い申し上げます。当初の目標金額を超えるご調達とのことで、貴社がこれまで一重に “食産業界” が抱える “労働リソースの安定確保” や “熱い・冷たい等の労働環境への適応” 等、業界特有の様々な課題に真摯に向き合い、その解決に取り組まれてきた賜物であると認識しております。弊社も貴社のこれからの事業拡大に少しでもお役に立てますよう、微力ながらご支援させていただきます。貴社のますますのご発展を祈念しております。

・株式会社静岡銀行 常務執行役員 滝 和彦
食業界の構造的問題である「人手不足」「低生産性」「過酷な労働条件」の課題解決を目指す代表の沢登氏の想いとコネクテッドロボティクスの提供するソリューションに非常に大きな意義を感じ、融資決定いたしました。従来人の手でしか行えなかった煩雑な作業を代替可能な点が評価され、すでに静岡県内でも多くの導入実績があります。本件は包括業務提携先である山梨中央銀行と協調する新株予約権付融資としては第1号となります。今回の融資を機に弊行取引先の業務効率化と当社の成長、双方の実現に向けて支援を行っていきます。

株式会社山梨中央銀行 常務取締役 山寺 雅彦
コネクテッドロボティクスとは、代表の沢登氏が山梨県出身というご縁もあり、かねてより深耕を図ってきました。食産業の人手不足解消、生産性向上という大きな課題に対してロボティクスによる解決を目指す当社のビジョンに共感し、事業支援を決定しました。本件は包括業務提携先である静岡銀行との協調融資として取り組んでおり、新株予約権付融資の第1号案件となります。沢登氏をはじめとした経営陣や複雑な作業を自動化するテクノロジーを高く評価しております。時代の要請に応える当社の事業がより一層成長することを大いに期待しています。

コネクテッドロボティクス株式会社 代表取締役/ファウンダー 沢登哲也のコメント
コネクテッドロボティクスは食産業の「つらい仕事」をなくし、より生産性を高くし、食の質を上げていくことで人々に喜びを届けたいと思っています。そのために、私たちはこれまで一つ一つの食の現場に丁寧に向き合ってきました。今回、そのような思いを共有する食産業のメインプレーヤーと呼べるような方々と事業提携を結ぶことができました。ここからがコネクテッドロボティクスにとっての次のステージです。 
食は私たちの生活に不可欠ですが、それが人々のところに届くまでには多くの働く人々の苦労や思いがあり、そしてまだまだ解決すべき課題が存在します。食産業は火や道具や機械といったテクノロジーによる革新によって進化し続けてきました。ロボティクスの発展によって、今まさに次の革新がやって来ようとしています。これから10年の私達の歩みが、食産業の発展に大きく貢献できると確信しています。

資金調達特設サイト「食産業を革新する仲間、集う」
今回のシリーズB資金調達に際して特設サイトを公開しました。資本業務提携やご融資いただいた企業・金融機関の代表者との対談、採用情報、当社を取り巻く状況を知っていただくためのイベント情報をまとめています。
▼資金調達特設サイト
https://connected-robotics.com/series-b/

トークイベント開催について
シリーズBラウンドを完了した当社の現状やカルチャーを知っていただくために、4回のオンライントークイベントを予定しています。各回、ゲストファシリテーターを招いてのトークセッションとなります。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
<イベント概要>
・3月 2日(木)12:00-13:00 「産学官連携によるロボット社会実装の実現」
・3月 8日(水)12:00-13:00 「グローバルで勝つ組織体系の構築」
・3月13日(月)18:00-19:00 「まだ世の中にないものを売り、マーケットを作る」
・3月23日(木)18:00-19:00 「まだ世の中にないものを作る、エンジニアカルチャー」

コネクテッドロボティクス株式会社について
商 号 : コネクテッドロボティクス株式会社 (Connected Robotics Inc)
代表者 : 代表取締役 沢登 哲也
所在地  : 〒184-0012 東京都小金井市中町2-24-16 農工大・多摩小金井ベンチャーポート
設 立 : 2014年2月
事業内容 : 食産業向けロボットシステムの開発・販売
資本金 : 1億円
ホームページ:https://connected-robotics.com/
事業概要:当社は「食産業をロボティクスで革新する」をミッションに、「つらい労働がなくなる」「人手不足を解消し高い生産性を実現」「いつでも美味しく健康な食を楽しめる」未来を実現することをビジョンとして、「高度なロボット制御の技術」と「AIを活用したセンシングと学習技術」を組み合わせたテクノロジーを強みに、調理や盛り付けなど食産業向けのロボットシステムを開発。実際の店舗や工場での多数の導入実績を持っています。2019年、経済産業省のスタートアップ育成支援プログラム「J-Startup」に選定。同年、経済産業省×NEDO「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」に参画。

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