社会人向けオンライン学習サービス「Schoo」、シリーズEで総額約21.5億円の調達実施

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インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を行う株式会社Schoo(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:森 健志郎、以下「スクー」)は、インキュベイトファンド株式会社をリード投資家として、第一生命保険株式会社、中国電力株式会社、株式会社SBI新生銀行、株式会社商工組合中央金庫などからシリーズEラウンドでエクイティ・デッド総額21.5億円の資金調達を完了しましたことをお知らせします。
調達した資金を活用し、リスキリング市場の更なる拡大に伴うプロダクト開発、採用・組織体制の強化を行い、引き続き社会人教育の発展に寄与してまいります。

 

  • 資金調達の背景と目的

 政府が個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投資する方針が2022年に示され(※1)、これまでになくリスキリングがフォーカスされています。この背景には、グローバルレベルでの日本のデジタル化の遅れがあります。世界デジタル競争力ランキングにおいても日本の競争力の低さは顕著で、2022年のランキングでは過去最低順位を記録(※2)、コロナ禍で世界各国のDXが加速する中、デジタル競争力の低迷が浮き彫りになりました。

成長産業を牽引するデジタル分野への投資、それを実行するデジタル人材の育成や、成長分野への労働移動こそが、日本経済再生の鍵となると目されています。このことからも、デジタル分野をはじめとするリスキリングが、今後社会において重要なインフラとなっていくことは明らかです。

当社では2011年の創業以来、社会人向けオンライン学習サービス「Schoo(スクー)」を提供し、登録会員数は84万人と多くのユーザーのリスキリングを支援してまいりました。法人の導入数も2020年から約2倍となる2900社にご利用いただき、企業における人材の育成支援にも取り組んでいます。

ESG投資の流れを汲み、世界中で人的資本経営への取り組みが広がる中、個人の学びの促進や人材育成など“人への投資”こそが、社会の活力および持続可能社会を生み出す原動力になると当社では考えています。「Schoo(スクー)」をはじめとする各種サービスを一層充実させ、日本のリスキリングのさらなる発展に寄与するため、この度シリーズEの資金調達を行いました。今回調達した資金は既存サービス充実のための体制強化や、新規開発への投資、イノベーション創出へと充ててまいります。

(※1)「第二百十回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説」
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/1003shoshinhyomei.html

(※2)「World Digital Competitiveness Rankings – IMD」
https://www.imd.org/centers/world-competitiveness-center/rankings/world-digital-competitiveness/

参考:CFO中西が語る調達までの歩み
今回の調達の背景や実施までの道のりを、CFO中西よりお話させていただきました。是非ご覧ください。
https://prtimes.jp/story/detail/DbDvnZhNYEx
 

  • 各投資家からのコメント

インキュベイトファンド株式会社
代表パートナー 和田 圭祐 氏

個人の働き方の多様化や企業の終身雇用の限界といった事例が増え続ける昨今、一人ひとりが社会に出てからも学び続けることが必要になってきています。リスキリングについては岸田政権も5年間で1兆円を投じる方針を表明するなど、社会的にも浸透しつつあるトレンドだと感じています。
スクーは「世の中から卒業をなくす」というミッションを掲げ、10年以上もこの領域に取り組んできました。現代社会のニーズにその事業を通じてしっかりと応えて個人の学習機会の最大化に貢献することを期待しており、引き続き応援していきます。

第一生命保険株式会社
オルタナティブ投資部長 片岡 正史 氏

人生100年時代において、ライフサイクルの多様化、人材の流動化、終身雇用モデルのシフトといった大きな社会構造の変化が起こっており、社会人にとってリカレント、リスキリングは必要不可欠な時代となっています。
その中で同社は2011年からいち早く当該課題の解決に取り組んでおります。同社の効率的かつ効果的な学習プラットフォームを通じて多くの人に学びの機会が提供されることで、より良い社会が実現されることを期待しております。

中国電力株式会社
経営企画部門 エネルギア創造ラボ長 岡成 健司 氏

働き方の多様化・流動化を背景とした働き手の自律的なキャリア形成や、企業の働き方改革、高等教育機関の改革といった社会変化が進む中で、オンラインを通じて豊富なコンテンツと対話型の学習体験を提供するスクー社のサービスは、多様な学びのニーズを捉えており、教育格差解消などの地域課題の解決にも貢献できると考えています。
当社グループでの活用や、中国地方の法人の皆さまへのご紹介を通じて、スクー社の地方展開に貢献したいと考えています。

株式会社SBI新生銀行
ベンチャービジネス部 遠藤 駿 氏

スクーは、「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと、自己啓発や教養など様々なジャンルのオンライン学習動画を毎日提供しています。昨今注目されているリスキリングしたい方々にとって、親和性の高いサービスであると感じており、今後世の中に益々浸透していくことを期待し、今般ベンチャーデットを実行いたしました。また、弊行グループ社員のアップスキリングを目的として「Schoo for Business」の導入も予定しております。今後もファイナンスの提供に加えて、SBI グループの顧客基盤や機能を活用しながら、スクーを強力にサポートして参ります。
 

  • Schooについて

「世の中から卒業をなくす」をミッションに、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を進めています。大人たちがずっと学び続けるオンライン生放送学習サービス「Schoo(スクー)」は2012年のサービス開始後、「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとした生放送授業を毎日無料提供。登録会員数は約84万人を突破し、過去の放送は録画授業として約8,000本公開中。
法人向けには社員研修と自己啓発学習の両立を実現する「Schoo for Business」を提供し、学び続ける組織作りや企業内のリスキリングに貢献。導入企業実績は2,900社を突破しました。
2014年から約30の大学・教育機関のDX化を支援。2021年9月には高等教育機関DXプラットフォーム「Schoo Swing」を提供開始。奄美大島と包括協定を行うなど、地方エリアへの遠隔教育普及によって実現する「未来の暮らし」の確立も進めています。

会社名 :株式会社Schoo(スクー)
代表者 :代表取締役社長CEO 森 健志郎
設立 :2011年10月3日
資本金 :1億円
所在地 :〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階
事業内容:インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革URL:https://corp.schoo.jp/(コーポレートサイト)・https://schoo.jp/ (個人向けサイト)・https://schoo.jp/biz(法人向けサイト)・https://dx.schoo.jp/(高等教育機関向けサイト)・https://pencil.schoo.jp/(オウンドメディア)・https://note.com/schoo(公式note)

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