マルハニチロがメンター制度設計・運用においてミツカリを導入。工数を1/5に短縮し、テレワークにおけるコミュニケーション課題も解決

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 ひとりひとりの性格や相性を理解・分析して個と組織の力を最大化するHR Tech「ミツカリ」を提供する株式会社ミツカリ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:表 孝憲)は、マルハニチロ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:池見 賢)が新入社員のメンター制度設計・運用のために「ミツカリ」を導入したことを発表します。マルハニチロでは、テレワークが増加することで生じた新入社員に対するコミュニケーション不足の課題を解決するため「ミツカリ」を2021年7月から試験導入し、同年9月から運用を開始しました。メンター・メンティーの組み合わせを決定する工数が想定の1/5程度に短縮され、メンター約70人へのアンケートや約10人へのインタビューから初対面でも円滑なコミュニケーションを取れたとフィードバックされています。
■導入の背景
 コロナ禍になり「職場になじめない」「上司・先輩社員と良い関係が築けない」課題や不安が増加しています。日本能率協会マネジメントセンターが2021年6月に実施した『イマドキ若手社員の仕事に対する意識調査2021』では、2020年の結果と比較して「組織社会化(※)」がうまく進んでいない状態にあり、要因として「テレワークなどの普及・増加により職場との接点の減少」「1人仕事の増加」があると報告されています。急上昇した課題・悩みとして、内定~配属前では「自分の殻を破れず、職場になじめない」が8.7%上昇、配属6ヶ月~12ヶ月後では「上司・先輩社員と良い関係が築けない」が8.5%上昇しています。
 

出典「【イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2021】Vol.2 リモート時代の新入社員(Z世代)が抱える成長課題と不安」
https://www.jmam.co.jp/topics/1270456_1893.html

 マルハニチロでも、コロナ禍におけるリモートワークの増加によって、新入社員におけるコミュニケーション不足が課題となっていました。気軽に悩みを相談できる人間関係を構築し、会社へ早期に馴染んでもらうために、新入社員フォローの一環として従来から実施していたOJTだけでなく、部門間をまたいだ年齢層の近い先輩社員に日常の些細なことも相談できる「メンター制度」の導入を決定しました。

 しかしコミュニケーションが活発になるメンター・メンティーの組み合わせを考える上で、人事担当者の勘や経験による判断のみでは客観的に適切な組み合わせが判断し辛いこと、組み合わせを考えること自体に大幅に時間がかかることが想定されていました。そこで「ミツカリ」が提供するマッチ度の仕組みを活用することで、客観的に適切な組み合わせを効率的に作ることができると考え、導入が決まりました。

■活用方法や導入後の効果
 メンター・メンティーの組み合わせにおいて、人間関係の相性をスコア化したマッチ度が80%以上になるように組み合わせることで、約70人のメンターへのアンケートや約10人への直接のインタビューから「価値観のズレが少なく初対面での違和感がなかった」という結果を得られました。数値データとして定量化されたマッチ度を用いることで、想定していた1/5程度の工数で組み合わせを決めることも可能になりました。

 メンター制度導入時には、感情表現の強弱と自己主張の強弱から人材を4分類するソーシャルタイプに関する研修を導入したことで、メンターが新入社員に適したコミュニケーションを工夫できるようになっただけでなく、メンターへの負荷も軽減されました。

■今後の展望
    マルハニチロでは今後メンター社員が自由にミツカリを確認できる権限を付与することによって、従業員が自発的にコミュニケーションの改善や工夫を行える仕組み化を考えています。

■ミツカリについて
 ミツカリは、適性検査で人柄や価値観、社風を分析し、人と組織の相性(ミスマッチの可能性)を可視化するHR Techサービスです。採用活動を支援するベーシックプランでは、採用のミスマッチを防止します。求職者と社風や部署、上司との相性を可視化し、入社後に起こりうる人間関係のミスマッチを見極める質問を提案します。採用選考における採用基準の統一や相性の良い上司・部署等の配属先の選定を行うことで、内定辞退率や早期離職率が改善できます。マネジメント活動を支援するエンタープライズプランでは、従業員同士のミスマッチを防止します。従業員同士の性格・価値観の違いから生じる「嫌われるコミュニケーション」の具体例や「好まれるコミュニケーション方法」について具体的な行動が提案されます。普段のコミュニケーションや1on1MTG等の面談効果を改善することで、早期離職率やマネジメント業務効率、労働生産性を改善できます。

2022年6月時点での導入社数は4,000社以上、適性検査の受検者数は26.1万人以上となっており、東証一部上場やベンチャー企業、学校や医療機関など多くの産業や従業員規模を問わず、多くの組織でご利用頂いております。

■注釈
 「組織社会化」とは、新しく組織に加わったメンバーが必要な意識・知識・技術などを獲得し、組織に適応していくプロセスのこと
出典「【イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2021】Vol.2 リモート時代の新入社員(Z世代)が抱える成長課題と不安」
https://www.jmam.co.jp/topics/1270456_1893.html

 マルハニチロにおけるミツカリ導入事例URL
https://mitsucari.com/people_analytics/case_studies/26

■マルハニチロ株式会社概要
会社名:マルハニチロ株式会社
代表取締役社長:池見 賢
URL:https://www.maruha-nichiro.co.jp/
設立 :1943年3月31日
資本金:20,000,000,000円
本社所在地:東京都江東区豊洲3丁目2番20号 豊洲フロント
事業内容 : 漁業、養殖、水産物の輸出入・加工・販売、冷凍食品・レトルト食品・缶詰・練り製品・化成品・飲料の製造・加工・販売、食肉・飼料原料の輸入、食肉製造・加工・販売

■株式会社ミツカリ概要
会社名:株式会社ミツカリ
代表取締役社長CEO:表 孝憲
URL:https://mitsucari.com/
設立 :2015年5月25日
資本金:100,000,000円
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿2丁目28番7号 サテライトフロア1422
事業内容 :ひとりひとりの性格や相性を理解・分析して個と組織の力を最大化するHR Tech「ミツカリ」の開発・運営

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