地域のプライマリ・ケアや救急医療に従事する公平病院、オラクルのCXクラウド・サービスを活用して医療DXを推進

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日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤智光)は、医療法人慈公会 公平病院(所在地:埼玉県戸田市、理事長:公平誠、以下 公平病院)が、患者の医療・介護・健康データであるパーソナル・ヘルス・レコード(PHR:Personal Health Record)を統合し、患者向けのより良いサービス提供を目的に、オラクルのカスタマー・エクスペリエンス製品群の顧客データ管理、カスタマー・サービスを支援するクラウド・サービスを採用したことを発表します。

News Release

地域のプライマリ・ケアや救急医療に従事する公平病院、オラクルのCXクラウドサービスを活用して医療DXを推進
医療システムにおける患者データの統合とより良いサービス提供を目的に「Oracle Advertising and Customer Experience (CX)」を採用

2022年6月28日

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤智光)は、医療法人慈公会 公平病院(所在地:埼玉県戸田市、理事長:公平誠、以下 公平病院)が、患者の医療・介護・健康データであるパーソナル・ヘルス・レコード(PHR:Personal Health Record)を統合し、患者向けのより良いサービス提供を目的に、オラクルのカスタマー・エクスペリエンス製品群の顧客データ管理、カスタマー・サービスを支援するクラウド・サービスを採用したことを発表します。

公平病院は、地域密着型の小規模病院でがんと糖尿病領域に軸足を置きつつプライマリ・ケア全般を提供する病院です。2021年8月末より、コロナ禍での課題解決としてコロナ専門病院を運営し、新型コロナのトータルケアを提供する唯一の病院として地域のコロナ診療を牽引しています。地域が抱える課題に対し、医療を通した社会貢献にスピード感を持って取り組んでいます。

公平病院では従来型の病院のあり方から脱却し、患者の医療・介護・健康データを統合・活用し、患者に向けたより良い医療サービスの提供を実現することで患者の満足度向上を図る、患者参加型のデジタル基盤の構築を目指しています。従来は患者のデータを一元的に管理する仕組みがなく、レセプト(診療報酬明細書)コンピューター、健康診断用データ、介護保険システムに加え紙での管理などに患者データが分散し保存されている状態でした。そのため、患者からの電話による問い合わせに対して一次対応で回答できることが限定的であるといった課題がありました。そこで公平病院では、患者データの統合に加え、窓口や電話から受ける対応履歴を患者に紐づけて一元的に管理し、患者ごとの情報に基づくきめ細かい対応を可能にするデジタル基盤を構築します。同病院が採用したオラクルのクラウド・サービスは「Oracle Advertising and Customer Experience (CX)」製品群の「Oracle Service」および「Oracle Sales」とその一つの機能である「Oracle Customer Data Management」です。

デジタル基盤の構築において、それぞれのシステムに分散して保存されている顧客データをそのまま統合すると、同じ人が複数登録されるなどの問題が生じます。そこで公平病院では、「Oracle Customer Data Management」が提供する名寄せの機能を用い、それぞれに登録されている患者データから同じ患者の情報を集約する名寄せの処理を行います。さらにデータ・クレンジングの機能により、住所や電話番号などの表記の揺れなどを自動で修正し、データの品質を高めていきます。「Oracle Sales」および「Oracle Customer Data Management」を活用することで、こうした処理を外部のソリューションを用いることなく一元的に行えるほか、手作業での対応を最小限に抑え、迅速に名寄せやデータ・クレンジングを実現することができます。

こうして患者データを一元化することにより、患者から問い合わせがあった際、各々のシステムに個別にログインするなどといった作業を行うことなく、迅速に必要な情報を把握することが可能になります。さらに既存の電話だけでなく、チャットやメールでの問い合わせにも一元的に対応できる患者情報を中心としたデジタル基盤として整備するほか、患者自身で日々の健康管理などを行える仕組みをWebサイト上で提供する仕組みも構築していきます。公平病院では、これらによって医療デジタル・トランスフォーメーション(DX)を推し進めると同時に、医療に関わる情報を集約して管理するPHRを実現していきます。

本発表に向けたお客様からのコメント:
「公平病院は、患者中心の価値ある医療の実践と、地域の健康を守り暮らしを支えることを第一に考え医療に従事してきましたが、窓口、電話等での患者の問い合わせでは、対応者が分散されたデータを参照することで、患者への一次対応が限定的になってしまうことが課題となっていました。今回、「Oracle Advertising and CX」を活用することで患者に関する情報を一元管理し、患者参加型のデジタル基盤を構築することで、患者がもっと医療を身近に感じられるきめ細かい対応を行い、さらなる満足度向上を目指していきたいと考えています。」
医療法人慈公会 公平病院 理事長 公平誠 氏

参考リンク
・医療法人慈公会 公平病院 https://kodaira.life/
・Oracle Advertising and Customer Experience (CX) https://www.oracle.com/jp/cx/
・Oracle Sales https://www.oracle.com/jp/cx/sales/
・Oracle Service https://www.oracle.com/jp/cx/service/

日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。

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