- 「連携・協力に関する協定書」について
当社と株式会社カーリルは「連携・協力に関する協定書」を締結いたしました。
本協定は、当社のMissionである「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」と株式会社カーリルのMissionである「図書館をもっと楽しく。」をそれぞれ最大化することを目的として、組織的な連携・協力の推進を図るものです。
- 「ヨンデミーオンライン」の「図書館 API」への接続について
オンライン読書教育の習い事「ヨンデミーオンライン」は、子どもの読書離れ、そしてそこから生まれる教育格差という社会課題を解決するために当社が提供を開始したサービスです。
2015〜2020年の5年間で小学生の1日あたりインターネット使用時間(ゲーム・動画視聴を含む)は約1時間増加(※1)しており、7割以上の小学生が週に1冊も本を読まない(※2)など、読書離れが進んでいます。しかし、しかし、国内における読書指導・体験は家庭環境に依存傾向にあり、読書について読み聞かせ以後のサポートがないことは、家庭間の教育格差という社会問題を生み出す大きな要因であると考えられています。
2020年12月に「ヨンデミーオンライン」の提供が開始されてから2年間、累計会員登録数は3,500人を超え、累計感想提出数は15万件を超え、また入会後3ヶ月が経過した生徒の41%が毎日本を読むようになった(※3)など多くの子どもに家庭環境に依存しない教育機会を提供してきました。
※1…内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」より
※2…学研教育総合研究所、講談社「子どもの読書実態調査」より
※3…〈2周年記念〉日本初のオンライン読書教育の習い事「ヨンデミーオンライン」が教育実績データを公開https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000071742.html
一方で、ユーザーの居住地によっては図書館の蔵書冊数や蔵書範囲が異なり、特に図書館の蔵書冊数が少ない、もしくは蔵書範囲が狭いという場合は「ヨンデミーオンライン」にておすすめされた本が手に入れられず、子どもの読書体験が充足しないという課題も抱えておりました。教育機会における地域格差であり、教育格差の是正を目指す当社としては重大な課題だと認識しておりました。
そこで本協定を起点として、「ヨンデミーオンライン」が株式会社カーリルの運営する、全国の図書館を対象としたリアルタイム蔵書検索を可能にするAPI「図書館 API」と接続することによって、ユーザーが指定した図書館で借りられる・取り寄せられる本を優先しておすすめできる機能をリリースいたしました。
また、「ヨンデミーオンライン」のWebアプリ上から株式会社カーリルの運営する日本最大の図書館検索サイト「カーリル」を利用することができるため、ユーザーが借りたい本をスムーズに図書館のオンライン本予約機能を通して調達することができるようにもなり、利便性が大幅に改善しました。
これによって、図書館の蔵書冊数や蔵書範囲に依存せずに子どもの読書体験を担保できるようになり、教育機会における地域格差を是正するための第一歩となったと考えております。
今後も地域格差を含む様々な教育格差の是正に向けた取り組みを進めてまいります。
【株式会社カーリル】
所在地:岐阜県中津川市坂下1645-15
代表者:代表取締役 吉本龍司
設立日:2012年6月4日
事業内容:図書館蔵書検索サイト「カーリル」の開発・運営。図書館に関する技術開発の推進。
URL:https://calil.jp/
【株式会社Yondemy】
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目11番5号クロスオフィス渋谷メディオ 3-C
代表者:代表取締役 笹沼颯太
設立日:2020年4月13日
事業内容:子ども向けオンライン読書教育の習い事サービス『ヨンデミーオンライン』の開発・運営
URL:https://lp.yondemy.com/
- 「ヨンデミーオンライン」
https://lp.yondemy.com/
「ヨンデミーオンライン」は月額定額制のオンライン読書教育の習い事サービスです。AIのヨンデミー先生によるサポートとアプリの楽しい仕掛けによって、読書をゲーム以上に楽しくするとともに、教育として楽しい読書を成長に繋げるオンライン教育サービスとして、小学生を中心にご利用いただいております。特長は、①独自開発のAI「ヨンデミー先生」による子ども一人ひとりの好み・レベルに合わせた本のおすすめ、②「本の楽しみ方」「感想の書き方」などが学べるチャット形式の対話型学習コンテンツ、③読書意欲・モチベーションを引き出すゲーミフィケーションです。おうち読書をサポートすることで、子どもたちが「楽しく・たくさん・幅広く」本を読めるようになる成長を実現しています。
【機能特長】
- AI「ヨンデミー先生」による選書指導:ヨンデミー講師の選書ノウハウを再現した独自開発のAI「ヨンデミー先生」が、ヨンデミー講師が1冊ずつ読んで分析した絵本・児童書データを活用して、子ども一人ひとりの好み・レベルに合わせた本のおすすめします。また、子どもが本を読んだときに提出する「ひとこと感想」を分析し、選書指導の精度が向上し続ける仕組みです。
- チャット形式の対話型学習コンテンツ:AI先生 キャラクターとしての「ヨンデミー先生」とチャット形式で対話するなかで「本の楽しみ方」「感想の書き方」などが学べます。また、ベビーステップとして本を読むきっかけ作りを行うことで、習慣形成を支えます。
- ゲーミフィケーション:読書意欲・モチベーションを引き出し、習慣形成を支えます。「ヨンデミーオンライン」のゲームとしての世界観(ゲームシナリオ・ストーリー)を伝える読み聞かせ音声付きのオリジナル絵本『はじまりのものがたり』や、達成した読書記録に応じてバッジがもらえる機能や、感想提出のたびに経験値がもらえてレベルアップしていく機能などがあります。