「さかえ荘」のある河野地区は、国定公園の越前海岸の南部にあり、中京・関西圏からのアクセスでは玄関口となっているエリアです。漁業や観光のほか、水仙や梅などの農産物でも知られます。かつては日本海の交易を担った北前船の寄港地であり、船主館などが残る「河野北前船主通り」と名付けられた地域は、日本遺産の「北前船の寄港地・船主集落」の一つとして認定されています。店主の高山さんはこの度、後継者を募集しています。
- 今回の後継者募集について
- 事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」について
- 会社概要
1.今回の後継者募集について
さかえ荘は、河野地区の漁師町、糠の集落2kmほど北に離れた国道305号沿いにあります。付近には、漁港や海水浴場もあり、定置網から新鮮が魚が水揚げされます。すぐそばが日本海なので、部屋やお風呂にも波音が届くと言います。
京都で日本料理店を経営していた店主の高山昌(さかえ)さんが、1992年に出身地の河野地区に戻り料理旅館を開業しました。屋号は自身の名前から命名。客層は県外客が中心で、開業当初は京都時代の常連客が中心でした。また、当時は海水浴客が飛び込みで宿泊施設を探すことも珍しくなく、こうした方が中京圏からの常連客となりました。
料理の美味しさは地元観光関係者の間でも評判で、料理に魅了された新規客を常連としてつかんできました。京都の料理店時代からの常連客はもう50年近い付き合いが続いており、子供や孫を連れて来店する方も多いそうです。現在は、積極的な宣伝などはしておらず、気心知れた常連の方からの予約を、1日1組のみ受け付けて営業しています。そのため近年の売上は年間500〜600万円ほどですが、客室がフル稼働していた最盛期には、月間500〜600万円、年間で5000〜6000万円を売り上げた時期もありました。
しかし、高山さんも75歳を迎え、体力的に旅館を続けることが厳しいと感じるようになり、事業承継を決意しました。施設面で注意が必要なのは、公共の水道が来ていないため、水は湧水を使用していること。年間3万円の管理費が必要になります。
高山さん自身は、旅館を継続する場合は仕入れ先などの引き継ぎを行いますが、譲渡後は経営から完全に退く意向です。
「旅館にこだわらず、承継した方には自由な発想でこの場所を活用してほしいです。例えば、ダイビングの拠点にするのも面白いかもしれませんね。若い人の積極的な挑戦は大歓迎です。ぜひ河野地区を盛り上げてほしいです」
と高山さん。
長年のつながりのある常連客を引き継いで旅館業を継続したり、ロケーションを生かした新規事業に転換したりと、幅広い可能性のあるさかえ荘。
高山さんの思いを引き継いで、後継者となる方を募集します。
関連URL:https://relay.town/entrustments/sakaesou
【協業や掲載のお問い合わせ先:株式会社ライトライト】
- 窓口担当:清野 愛
- 電話番号:0120-417-007
- メール :info@light-right.jp
2.事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」について
事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」は、事業を譲りたい経営者と、事業を譲り受けたい候補者をマッチングさせるサービスです。従来のM&Aマッチングサイトと異なり、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者を公募するという特徴があります。
※公式Webサイト:https://relay.town/
3.会社概要
【株式会社ライトライト】
所在地 :〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東3丁目3−15 若草金城堂ビル 2F
代表取締役:齋藤 隆太
資本金 :65,010,000円
事業内容 :事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」開発/運営
コーポレートサイト:https://light-right.jp/