【LINEリサーチ】「SDGs」の言葉の認知は9割超、年代が若いほど認知が高い傾向に 17のゴールの中で最も興味の高いものは「すべての人に健康と福祉を」

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LINE株式会社では、同社が保有する約595万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しております。

このたびLINEリサーチでは、日本全国の男女を対象に、SDGsの認知度や、SDGsの中でもっとも興味の高いゴールについて調査しましたので、その結果をお知らせいたします。

※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます: https://research-platform.line.me/archives/40328498.html

※本リリース内のグラフ画像につきましては、「プレスリリース素材ダウンロード」より、ご確認ください。

■「SDGs」の言葉の認知は9割超。年代が若いほど認知が高い傾向に

「SDGs」について知っているか聞いてみたところ、「内容をよく知っている」「内容をある程度知っている」「言葉を聞いたことがある程度」をあわせた認知は91%となり、言葉自体は多くの人に浸透していることがわかりました。一方で、「内容をよく知っている」「内容をある程度知っている」と回答した内容まで認知している割合は、6割超となりました。

年代別にみると、特に10代の認知が高く97%、次いで20代が93%と続き、若い年代ほど認知が高い傾向となっています。中でも、10代では「内容をよく知っている」の割合が35%となり、他の年代と10ポイント以上の差をつけ高い割合となりました。

グラフにはありませんが、男女別でみると、20代以降では、男性の方が認知の割合がやや高くなっていましたが、10代は男女の差はありませんでした。

■「SDGs」への興味がある人は5割強、10代では6割強ともっとも高い

次に、「SDGs」への興味について聞いてみました。(SDGsについて「まったく知らない」という人にも、SDGsの説明を読んだ上で回答いただきました。)

全体では「やや興味がある」の割合が4割と高くなっており、「興味がある」「やや興味がある」をあわせた【興味がある】人の割合は54%となりました。

年代別にみると認知と同様に、10代で【興味がある※】人の割合がもっとも高く、66%となりました。
(※「興味がある」「やや興味がある」の合算)

■17のゴール、最も興味の高いものは「すべての人に健康と福祉を」
世界共通で2030年までに目標達成に向けて取り組みが進んでいる「SGDs」。その17のゴール(目標)のどの内容に興味があるのか聞きました。

全体では、「すべての人に健康と福祉を」が4割超ともっとも高く、次いで僅差で「貧困をなくそう」という結果に。 3番目以降も僅差で「海の豊かさを守ろう」「平和と公正をすべての人に」「住み続けられるまちづくりを」「人や国の不平等をなくそう」が4割弱で続きます。また、17の目標のうち、13の目標が3割以上となっており、さまざまな目標に対する興味の高さがうかがえます。

年代別の傾向をみてみると、年代があがるにつれて、上位の数値が高くなっています。 特に50~60代ではさまざまな目標に興味がある様子がうかがえます。

なお、興味を持っている目標については、年代で傾向の違いがみられました。
全体と同様に、「すべての人に健康と福祉を」は30代以上の年代で4割台となっており、興味のある目標としても上位です。また、全体で2番目に高かった「貧困をなくそう」も、30代以降で4割以上と高い割合を示しています。

10代では、「ジェンダー平等を実現しよう」が興味のある目標として1位で約4割となりました。20代でも比較的高い傾向となり、若年層においてより興味が高い傾向にありました。

30代では「働きがいも経済成長も」の目標が3割台後半で6位に入っています。

50~60代では「気候変動に具体的な対策を」が4割台となり、60代では2位となっています。
また、「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の目標は、全体では上位ではありませんでしたが、他の年代に比べて50~60代で興味の割合は高い傾向となりました。

グラフにはありませんが、ほとんどの目標で男性に比べ女性の数値が高くなっています。
中でも「すべての人に健康と福祉を」と「ジェンダー平等を実現しよう」は、女性で、特に興味が高い結果となっています。
なお、どの年代をみても10位以内の興味のある項目は僅差となっており、掲げられた様々な目標に対して興味を持つ様子がうかがえます。

LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施してまいります。

【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15~69歳男女
実施時期:2022年5月25日~5月28日
有効回収数:654,530サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。約595万人のアクティブモニターのうち10〜29歳が50%を占め*、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。
* 2022年4月時点

「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/

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