Blockchain Hackathon for students 開催レポート!業界トップランナーによる講演と、10チームによる熱いピッチが行われ、優勝者が決定!

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 株式会社2WINS(本社:東京都渋谷区、代表取締役 Co-CEO:小川椋徹、吉村良太)が運営する現役東大生によるWeb3コミュニティ「本郷web3バレー」は、2022年12月3日(土)から12月10日(土)にかけて初開催した学生ブロックチェーンハッカソン「Blockchain Hackathon for students」の開催レポートを公開いたします。

「Blockchain Hackathon for students」は『Web3領域でこれからの日本を創っていく若者の”登竜門”』を提供することをビジョンに掲げ、豪華登壇者、審査員をお迎えし、学生による学生のためのブロックチェーンハッカソンを実施。ブロックチェーン開発経験は浅いながらも、極めて優秀な参加学生の皆さんに、ブロックチェーン領域で0→1の開発経験を積んでもらうことが今後大きな意義を持つと考え企画いたしました。東大生の他に、京大生や阪大生など全国の大学12校から約80名の応募が集まり、審査を通過した総勢52名の学生が参加しました。

■DAY1

講演①Ethereum Foundation Executive Director 宮口あや氏「Ethereum Foundationのビジョン」
Ethereum Foundationで行っている様々なプロジェクトを紹介していくなかでEthereumが目指すもの、web3とは何であるかをお話しいただきました。また、参加している学生に対して、海外の学生の活動などを例に出しながら、日本の学生には古いことに縛られないこと、とにかく色々なものに参加してみること、たくさん議論をすることを心がけるように伝えました。最後に、参加学生が今後の日本を牽引する優秀な人材であると期待を込めて、「若者よ、ビジョンを抱け」というお言葉でご講演を締めくくりました。

講演②Comps ITL Pte. Ltd. 代表 西村祥一氏「今後のブロックチェーンエンジニアに求められるもの」
ブロックチェーンエンジニアになるための具体的なステップを詳しくお話いただきました。ブロックチェーンコアエンジニア、インフラエンジニア、スマートコントラクト開発者、バックエンド、フロントエンドに関してご説明いただいた後に、ブロックチェーンエンジニアになる方法として、「とにかくコードリーディング」「一次情報を漁る」「欲しいものを作ってみる」を軸にアドバイスいただきました。

講演③KLab株式会社 取締役会長 真田哲弥氏「トークンエコノミクスの今と未来」
ブロックチェーンを活用したサービスについてその仕組みから普及の戦略まで詳しくお話しいただきました。他のサービスとの比較を交えながら、コミュニティを持続させるインセンティブの設計方法や既存IPとの融合など、ハッカソンで作るサービス設計の参考になるような知識をインプットしていただきました。

講演④ 北澤直氏×齊藤達哉氏×海老原秀幸氏「ブロックチェーンは社会課題解決の切り札になるか」
グローバルに活躍する御三方のパネルディスカッションで、日本や世界の社会問題を、ブロックチェーンを用いていかに解決できるか(またはできないか)を議論いただきました。普段から仕事で携わっている様々な事例を引き合いに出しながら、これから行うチームごとのテーマ設定の一助となるような貴重なパネルディスカッションとなりました。ブロックチェーンのサービスでよく陥る問題が「ブロックチェーンを使う必要があるか?」ということです。ハッカソンで作るサービスもそのサービスが本当にブロックチェーンを使う必要があるのかを意識してほしいと御三方に語っていただきました。

■DAY2
ブロックチェーンスタートアップCTOを務める中村さん、Dapps開発経験のある学生メンターによる開発ワークショップを行いました。短時間でもブロックチェーン開発の流れがわかるようなカリキュラムを設定し、ハンズオンで作業を行うかなり実践的なものとなりました。ワークショップ後半では、チームごとに開発テーマを考える時間をとりましたが、前日のインプットセッションでの「ブロックチェーンを使う必要があるか?」という言葉が多くのチームにとって大きな壁となっていました。

■DAY8
DAY1、2のインプットとその後の5日間の開発期間を経てそれぞれのチームが最終的に開発したプロダクトのピッチをCIC Tokyoにて行いました。厳正な審査のもと、見事入賞されたチームには最大30万円の賞金が贈られました。また、開発期間中の情報共有を行なっていたオンラインワークスペース上にいて参加者同士でコミュニケーションをとりこのイベントを最も盛り上げてくれたチームにはコミュニティ活動賞としてトラックボールマウスが贈られました。

受賞チームのテーマ
1位 “Biometric SBT 生体認証済みSBTでクレデンシャル領域のボトルネックを解決する”
2位 ”分散型医療情報管理システム”
3位 “論文の出版記録管理”

■イベント開催概要
イベント名:Blockchain Hackathon for students
テーマ  :Web3領域でこれからの日本を創っていく若者の”登竜門”
開催日時 :12/3-12/10開催(12/3 オープニング・インプットセッション
      12/4 技術ワークショップ、 12/5-9 開発期間、12/10ピッチ・懇親会)
開催場所 :12/3,4,10 対面 12,5-9 オンライン
参加費  :無料(地方学生には交通費の補助あり)
定員   :学生52名(申込終了)※事前申込制のオンライン聴講は定員無制限
主催   :本郷web3バレー
公式サイト:https://todaiweb3.com/hackathon/

■協賛・協力企業
【協賛企業】
<Gold>株式会社BLOCKSMITH&Co.、株式会社テコテック、株式会社レアゾンホールディングス
<Silver>KDDI∞Labo、株式会社アクセル
<Bronze>株式会社bitFlyer、スタートバーン株式会社
<Special>株式会社gumi
【協力企業・団体】
CIC Tokyo、FinGATE KAYABA、Coinbase、一般社団法人日本ベンチャーカンファレンス
三菱UFJ信託銀行株式会社、Comps ITL Pte. Ltd.、クーガー株式会社

■現役東大生によるWeb3コミュニティ「本郷web3バレー」について
Web3という最先端の領域に可能性を感じ、2022年6月に当社代表の2人を含めた現役東大工学部生3名で設立。現在のメンバー数は35名(2022年11月時点)。ブロックチェーンの技術そのものを重要視して活動しており、事業も作れて開発もできる東大生限定Web3集団を目指している。専門家等による対面またはオンラインの勉強会や、学内外のWeb3のイベントに参加・登壇している学生が多数在籍。定期的に、メンバーがインターンで得た技術的な知識や、Web3業界の最新情報の共有を行っている他、企業との共催イベントの開催や、企業との情報交換会などに取り組んでいる。

■株式会社2WINSについて
『社会を進化させるシステムを創る』ことをビジョンに掲げる我々は、テクノロジーを実社会に応用し、社会を次のステージに進めることに貢献したいと考えています。東京大学で機械情報工学を修めた、ソフトとハードの両輪に精通するエンジニアにより構成されています。

2022年4月、東大生ならではの課題感を解決するために、アメリカのUC Davisで実際に使用されている学内アプリを参考に東大生専用DXアプリ「UTify」を開発し、その時に結成したメンバーを中心に現在はアプリ開発・システム開発に従事しています。最近では、Z 世代ならではのUI・UXを開発開始時点から取り入れたいというクライアントの意向があることから、新規事業としてインフルエンサーマーケットプレイスの開発に携わっています。

今後はブロックチェーンの開発にも会社として力を入れていきたいと考えており、弊社を事務局に置いて立ち上げた現役東大生によるWeb3コミュニティ「本郷web3バレー」にて、ブロックチェーンの技術習得や情報収集にも力を入れています。
 

 

設立  :2022年2月17日
代表  :代表取締役 Co-CEO 小川椋徹、代表取締役 Co-CEO 吉村良太
所在地 :〒150-0042  東京都渋谷区宇田川町1-12
事業内容:エンジニアリング事業、コミュニティ事業

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