エキュメノポリス社は、「人とAIが豊かに共進化するデジタル近未来社会の実現」をミッションに掲げ,教育・小売・医療現場や窓口業務等の労働集約的な対人サービス業をオンライン代行する会話AIエージェントプラットフォームを開発しています。2023年には、プラットフォームをフル活用した第一弾製品として英会話学習支援サービスを展開予定です。
IfLab社は、「人のために、人と創るAIインフラを」をミッションに掲げ、人間とAIの統合プラットフォーム、AIによる在庫管理、オープンソースソフトウェアのフレームワーク開発を手掛けています。
【Tuttiについて】
ifLab社のAI学習データ開発SaaS事業では、Human-in-the-Loop データラベリング・ウェブシステム「Tutti」(https://www.tutti.ai/)を中心としたソフトウエア群の開発が進められてきました(Tutti:「合奏」の意)。Tuttiは、テキスト・音声・画像・動画などのマルチモーダルなデータのラベリング環境構築の工数削減、複数人での迅速なデータセット構築、ラベリング作業と業務フローの統合の実現をサポートします。
【Human-in-the-Loop 機械学習とは】
Human-in-the-Loop 機械学習とは、データ収集から機械学習モデルの学習、その運用と継続的なアップデートという一連の機械学習プロセスに、人間の知見や経験を効率的に取り入れようとする仕組みです。実際にエキュメノポリスの英会話学習支援AI事業でも、これまでTuttiを活用し、AIが能力判定の確信度が低いと判定した事例から優先的にその判断根拠も示して経験豊富な人間の判定者に最終判断を下してもらうような、人とAIが協働し共に成長する枠組みが開発されてきました。
【会話データ・アノテーション・テンプレート Scatt】
Tuttiには、多様なラベリングやデータ分析を行うための強力なテンプレート群が用意されています。その中でも特徴的なのは、「Scatt(Smart Conversation Annotation Tool 会話データ専用アノテーションツール)」です。時系列のマルチモーダル会話データについて、複数人のアノテーターが共同で多元的にアノテーションをしたり分析を行うことが可能です。
【事業譲受のねらい】
ifLab社として出展した第3回AI・人工知能EXPO【秋】(幕張メッセ, 2022年10月26日~28日)では300を超える企業や組織の来場者からの直接の関心が得られるなど事業の価値と可能性が高く評価されています。当社事業との統合により高いシナジー効果も期待されることから、AI学習データ開発SaaS事業およびソフトウエア開発チームを譲受することを決定しました。
これによりエキュメノポリスは、AI学習データ開発SaaS事業を継続発展させると共に、Tuttiを会話AIエージェントプラットフォームに統合し、
(1)高品質・大規模マルチモーダル会話データの生産・分析・流通のパイプライン構築
(2)Human-in-the-Loop 機械学習技術の強化
を実現して参ります。
【事業譲渡】
- 譲渡対象:AI学習データ開発SaaS事業およびソフトウエア開発チーム
- 譲渡日:2023年1月1日(契約締結日:2022年12月19日)
【株式会社 知能フレームワーク研究所】
- 所在地:〒143-0015 東京都大田区大森西2-22-19
- 設立:2016年8月18日
- 代表取締役社長:中野 鐵兵
- 主な事業:人工知能アルゴリズムおよびアノテーションエンジンの研究開発
- URL:https://www.iflab.co.jp/ja/
【株式会社エキュメノポリス】
- 所在地:東京都新宿区西早稲田一丁目22番3号 アントレプレナーシップセンター内
- 設立:2022年5月2日
- 代表取締役:松山 洋一
- 主な事業:会話AIエージェントプラットフォーム開発およびそのアプリケーションの開発
- URL:https://www.equ.ai/ja/
【本リリースに関するお問合せ先】
エキュメノポリス社 広報担当
info@equ.ai