わが国では、少子高齢化に伴う人手不足、気候変動による災害の多発など、様々な課題が顕在化しています。NTT東日本は、地域に根差したICT企業として、地域を取り巻く様々な課題の解決や新しい価値の創造による地域の活性化に取り組んでおります。
近年、産業用ドローンは、センサーや高精細カメラの搭載により、その有用性から市場が急激に拡大※1し、農業、測量、災害調査、警備、点検メンテナンスなど、分野を問わず活用が進んでおり、人手不足解消や業務の効率化に対する有効な手段として期待されています。
NTT東日本においてもドローンを活用した自社設備のメンテナンスのほか、グループ会社である株式会社NTT e-Drone Technology社によるドローンを活用した様々な地域課題解決や地域の活性化を通じた農業の課題解決や地域の活性化※2に取り組んでいるところです。
この度、新潟県の産業における将来的な「ドローン活用の更なる推進」及び操縦やメンテナンスを行うことができる「ドローン技術者の育成促進」の契機とするべく、新潟県立長岡工業高等学校の生徒の皆様へNTT東日本のドローンに対する知見や技術をお伝えする実習形式の講義を開催いたしました。
※1 2021年度のドローンビジネス市場規模は2,300億円、2027年度は8,000億円規模と推計。
(株式会社インプレス 「ドローンビジネス調査報告書2022」 2022.3.24)
※2 NTT東日本 農業IoTソリューション https://www.ntt-east.co.jp/aboutus/act/case/agri-iot.html
NTT e-Drone Technology https://www.nttedt.co.jp/omakase
2. 今後の展開
NTT東日本は、新潟県を支える自治体様や企業様、新潟県の将来を支える学生の皆様に対して、ドローンをはじめとする様々なIoTに関する人材育成を積極的に行ってまいります。また、自治体様や企業様と密接に連携し、地域の課題解決や価値の創造を通じて新潟県の活性化に取り組んでまいります。
3. 講義内容
(1)日時
2022年12月7日(水) 12時30分~(第4限よりスタート)
(2)場所
新潟県立長岡工業高等学校(長岡市幸町2丁目7-70)
(3)講義内容
① 座学
ドローンが飛行する仕組み、ドローンの活躍する分野、今後の可能性等
② 実習
受講生徒全員がドローンを実際に操縦
【時間割】
4限 (12:30~13:20) 各教室で座学
5~6限 (13:30~15:20) 体育館で実習