パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 社長・CEO:樋口泰行)は、「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」の加入企業(以下パートナー企業)との、さらなる連携強化と共創によるサービス展開加速を目指したイベント『KPASクラウド DISCOVERY DAY』を、2022年11月25日に初めて開催しました。当社の顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」をパートナー企業の商品に組み込みやすいAPI・SaaS型で提供しながら、手厚い支援でサポートする本プログラムへの加入企業は現在110社を突破しており、今回はシステムインテグレーター、ITベンダー、リセラーなどの企業18社と共創しました。
<開催背景と目的、および「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」について>
働き方改革やDX導入の加速で顔認証の市場は急速に拡大しており、業務効率化やセキュリティの強化、利便性向上などが求められる多様な業界で顔認証の導入が進んでいます。
「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」は、このような顔認証の需要に応えたサービスを提供したいパートナー企業の商品に、パナソニックの世界最高水準(※1)の顔認証技術を活用したクラウドサービス「KPASクラウド」を組み込むことによって、新たな価値創造をサポートするプログラムです。開発からマーケティングまで様々な場面でパナソニック コネクトが支援する本プログラムは、2020年12月の提供開始以降、加入企業が110社を突破。これまでに共創による新たなサービスが、オフィス・建設・エンタメなど幅広い業界に数多くリリースされています。
共創を進める中で、新サービスでビジネス創出を目指すパートナー企業から、「顔認証の市場動向や技術・特長を理解したい」「パートナー企業同士で知見やノウハウを共有したい」など交流機会への期待が高まっていました。このたび、そのご要望に応えるべく、パートナー企業とパナソニック コネクトが本音で語り合い、同じ未来の実現に向かって共創を加速させるためのイベントを初めて開催しました。
<『KPASクラウド DISCOVERY DAY』概要>
日時:2022年11月25日(金)午前/午後(2部制)
場所:パナソニック コネクト カスタマーエクスペリエンスセンター(Customer Experience Center)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/who-we-are/experience/customer-experience-center
参加企業:KPASクラウドを活用したサービスを検討中、
もしくはサービスを展開中のパートナー企業 計18社(詳細は参考資料参照)
主な内容:
(1)セミナー
「パナソニック コネクトが目指す 顔認証からつなぐ世界」
「顔認証技術の高度化と保有技術について」
顔認証の国内ニーズや市場動向、パナソニック コネクトが顔認証で目指す世界観、パートナープログラムのサポートメニューを紹介。またパナソニック コネクトの画像センシング・顔認証技術開発の歴史や特長、そして開発中の生体認証技術に関する新たな取り組みについて解説しました。
(2)カスタマーエクスペリエンスセンター 見学ツアー
最新の画像センシング技術やソリューションを中心に、デモンストレーションを交えて紹介。顔認証や生体認証の認証スピードや精度を改めて体験いただきました。
さらに現場のニーズを反映したソリューションを世の中へ提供していくために、パートナー企業に「新規性」「ニーズ」などの観点で、アンケートで評価いただきました。
(3)フリーディスカッション
パナソニック コネクトと様々な業界で活躍するパートナー企業が入り混じり、パートナー企業による事例紹介や各社が抱える課題や悩みなどを本音ベースで語り合いました。「屋外での顔認証利用の太陽光影響や対策は」「顔認証の利用促進には何が効果的か」など、共創サービスの想定利用シーンにおける課題やプロモーションについてのリアルな悩みが共有され、現場環境に強いパナソニック コネクトの顔認証技術だからこその強みや、各社のノウハウを共有しながら、サービスローンチに向けた活発な議論をおこないました。
<今後のパートナープログラムの展開>
「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」は、基本方針―“パナソニックとパートナー企業が顔認証を通じ「同じ未来を語り」、その実現に向かって「ともに進んでいく」。”―のもと、どこに行っても顔認証でつながる、“顔認証が当たり前の世界”をパートナー企業と目指します。具体的な取り組みとして、2023年4月から要件を満たしているパートナー企業へのリワード適用を開始予定です。販売促進につながるコンテンツの提供など様々な特典を用意しています。
今後も、2025年の本プログラム加入企業250社達成と、パートナー企業の事業拡大を通じた顔認証クラウドサービスの販売100億円以上を目指し、共創サービス展開加速に向けて、パートナー企業にとって価値のあるプログラムの提供をおこなってまいります。
▼顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_facial-recognition-cloud-service
▼顔認証クラウドサービス パートナープログラム
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_facial-recognition-cloud-service_partner-program
[参考]
<参加パートナー企業(一部/五十音順)>
・SBペイメントサービス株式会社 様
・株式会社小田原機器 様
・株式会社近計システム 様
・株式会社シー・エス・テクノロジー 様
・JR東日本メカトロニクス株式会社 様
・株式会社タスクフォース 様
・都築電気株式会社 様
・株式会社T・S・S 様
・株式会社ハレフル 様
・フォーグローブ株式会社 様
・株式会社リバスタ 様
・レミーコンサルティング合同会社 様 他 6社
<参加パートナー企業のご紹介・本イベントの感想 ※抜粋>
都築電気株式会社 様(https://www.tsuzuki.co.jp/)
【会社概要】
ネットワークシステムおよび情報システムの設計、開発、施工、保守
【サービス商材】
様々なお客様のご要望に基づきシステム開発、先端技術(DX化)への対応、パートナー様との協業によるご提案他、ハードウェアからネットワーク、運用保守までトータルでの支援。
【イベントの感想、今後期待すること】
以前、カスタマーエクスペリエンスセンターを見学したことがありましたが、以前よりもバージョンアップしており、技術の進歩を感じたとともにパナソニックへの期待感が増しました。
今まで、他業界の顔認証技術の市場動向が見えず、探り探りで進めていたのですが、今回パートナー企業同士で話をしたところ、同じような課題や悩みを抱えていることを知り、今後の推進方法が少し見えた気がします。このようなイベントやパートナー同士の交流は今後も実施してもらいたいです。パートナー企業も一緒に参加しながら、より良いプログラムにしていけたらと思います。
フォーグローブ株式会社 様(https://www.fourglobe.co.jp/)
【会社概要】
1. ビジネスデザイン事業
2. ECソリューション事業
3. クリエイティブ・システム開発アウトソーシング事業
【サービス商材】
先端システム開発・Creative UXデザイン・デジタルプロモーション&マーケティング・プロジェクト運用支援の領域でサービス・ソリューションを提供。LINE(株)認定のLINEミニアプリ開発パートナーでもあり、LINEミニアプリパッケージ「UZ apps for LINE(ユーズィーアプスフォーライン) 」を展開。
【イベントの感想、今後期待すること】
セミナーでは、これまでのパナソニックの技術を知ることができ、とても感心しました。フォーグローブはセキュリティ関連商材も扱っておりますが、今や複数認証が主流になっているなかで個人情報の取扱いやセキュリティは非常に重要視しています。
KPASクラウドの実績があればあるだけ自信をもって提案できるので、パナソニックの最新技術も活用しながら今後の共創活動に期待したいです。パートナー企業同士がつながることで、自社では解決できない部分を補うことができると思うので、今後もこのような機会があればぜひ参加したいです。
※その他、パートナー企業からのコメント(当日アンケートより)
・先進的な取り組みを拝見でき、創造欲をかきたてられました。
・顔認証に対する他社の皆様の率直な意見が聞けて良かったです。
・利用同意やサービス連携の具体的な解決策などを整理できれば、前に進めていきたいです。
・フリーディスカッションがとても有意義でした。次回は、パートナー企業がショートプレゼンをする機会があってもよいと思います。
■パナソニック コネクトの顔認証技術について
パナソニック コネクトの「顔認証」技術は、ディープラーニングを応用した世界最高水準(※1)の顔認証技術です。顔の向きや経年変化、メガネ・マスクなどにも影響されにくく、快適にご利用いただけます。 これまでにも空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入退場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで、顔認証技術を応用したシステムを展開してきており、1日10万回超の固有の顔認証を達成してきました(パナソニック コネクト調べ)。今後も、世界最高水準の顔認証技術と、現場での使いやすさを追求し、お客様との実証実験を重ねて実現したUXデザインとの融合により、さまざまな現場を安心・安全かつ効率化することに貢献してまいります。
※1 2017年4月28日に公開されたNIST公式の評価レポート(IJB-A Face Verification Challenge Performance Report、IJB -A Face Identification Challenge Performance Report)において世界最高水準の評価を得ており、引き続きNIST「FRVT 1:1」(2022年5月7日発行)の「Ongoing Face Recognition Vendor Test」においても、世界最高水準の評価結果を獲得しました。
▼パナソニック コネクトの顔認証
https://biz.panasonic.com/jp-ja/solutions/facial-recognition
■パナソニック コネクト株式会社について
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、グローバルで約28,500名の従業員を擁し、売上高が9,249億円(※2)の、B2Bソリューション事業成長の中核を担う事業会社です。当社は、企業としての存在意義であるパーパスを、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」と掲げています。このパーパスには、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや、高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン・公共サービス・ 生活インフラ・エンターテインメントのそれぞれのお客様とつながり、お客様の「現場」をイノベートすることで、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の世界を目指していきます。
※2 2021年度、旧パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社として
▼パナソニック コネクト株式会社 ホームページ:
https://connect.panasonic.com