当社は、2022年5月31日付で大豊機工株式会社から水道スマートメーター事業に係る信託受益権を取得し、水道スマートメーター事業に参入したことをお知らせいたします。
1.背景及び目的
水道インフラを運営している地方自治体においては、人口減少に伴う水道料金収入の減少、人材不足等により赤字運営となっているのが実情であり、さらに水道施設の老朽化といったアセット面での重要な課題も抱えているため、何らかの対策を講じることが急務となっております。
このような状況を受け、当社は水道インフラの維持安定的な運営に資する解決策として、水道DXの実現を提唱しております。
現状の水道使用量管理業務は各業務プロセスにおいて人による作業が介入しておりますが、検針員や水道職員の減少が今後進んでいく中で水道サービスを将来にわたり維持していくためには、業務の自動化や省人化を推進する必要があります。
弊社はこの問題を解決するために業務標準化が可能となる水道料金管理システムを開発しておりますが、さらに大豊機工株式会社が保有する水道スマートメーターを組み合わせてサービス展開をすることにより水道DXの実現が可能となるため、本信託受益権の取得に至りました。
2.事業概要
社名:大豊機工株式会社
本社:兵庫県豊岡市中陰470番地
代表者:代表取締役社長 田中 剛
事業内容:水道スマートメーター事業
直近の売上高:600百万円(2022年3月期)
譲渡価額:551百万円