SKYSCAPE株式会社が国内でも前例の少ない自律型ドローンを用いた風力発電機の実証点検を実施

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次世代エアモビリティに関する事業を行うSKYSCAPE株式会社は、風力発電点検システムを開発するClobotics社と共同で国内で数例しかなかった自律型ドローンによる風力発電機点検の実証実験を成功させました。

使用機器写真(左)実際の点検の様子(右)使用機器写真(左)実際の点検の様子(右)

 

次世代エアモビリティに関する事業を行うSKYSCAPE株式会社は、風力発電機の欠陥や補修が必要な箇所を自動的に検知し分析するシステムを開発するClobotics社と共同で、自律型ドローンによる商用風力発電機の実証点検を実施しました。

Clobotics社のシステムについて
Clobotics社は中国・米国・欧州の風力発電市場を席巻するシステム会社です。世界中で45000基以上のタービン点検を行った経験を活かし、風力発電機の欠陥や補修箇所を自動で検知し分析するシステム「Clobotics IBIS™」を開発しています。

このシステムは3枚全てのブレードのそれぞれ4面を詳細に検査することができ、ブレード部分に損傷や欠陥があれば自動的に撮影・分析しデータ化します。ブレードの定期的な検査によって、補修が必要な欠陥が早期発見できる為、コストのかかる重大な欠陥のリスクを低減することを可能にしています。

現在このステムは欧州の風力発電市場で広く利用されていますが、日本ではまだ数例しか存在していません。
今回のプロジェクトではパートナーであるClobotics社のシステムを日本市場で拡大するための先駆けプロジェクトとして、関東某所にて自律型ドローンを用いた商用風力発電機1基の点検を行いました。
1基全ての点検は約23分で終了し、これは目視による点検とくらべると6時間以上の短縮になります。
自律型ドローンによる点検では、時間の短縮だけでなくコストの削減や、従業員を高所作業させる必要がないため安全性の確保などが期待されています。
今後は日本市場で、この自立型ドローンによる風力発電機の点検作業の拡大と普及を目指します。

SKYSCAPE株式会社について
SKYSCAPE株式会社(大阪府堺市:代表Quesenberry Asa Daniel)は次世代エアモビリティに関する事業を行っています。ドローンを用いた測量や点検などのオペレーション事業・コンサルティング・そして空飛ぶ車のインフラ施設である「Vertiport」の開発・設計〜運営を手がけています。(公式HPはこちら:https://skyscape.site/

 

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