- 新規事業参入の概要
当社は、1991年の創業以来、IT/AI/IoT/DX・新規事業開発・ファイナンスにより顧客のニーズを柔軟に形にしながら独自のストックビジネスモデルで継続成長してきました。更なる成⻑を⽬指し、2019年8月に中期経営計画を発表し「クライアントと共に社会問題をビジネスで解決する、価値共創企業」へと舵を切りました。価値共創の推進においては、価値創造経営支援事業領域、IT/AI/IoT関連事業領域、社会問題解決型事業領域の3つの事業領域を設定しております。
当社グループは、社会問題解決型事業領域のひとつの切り口として地方自治体、学校、施設、地域経済との繋がりの深いスポーツビジネスは重要だと考えており、本年3月にプロバスケットボールチーム「さいたまブロンコス」を当社グループに迎え入れたことを機に、スポーツビジネスDX事業を加速してまいりました。スポーツ産業においては、Web3におけるブロックチェーン技術を活用したNFT関連サービスが急拡大してきており、とりわけ欧米ではスポーツのIPを活用したNFTサービスが巨大なマーケットを形成し、スポーツベッティングビジネスと相まってますますの盛り上がりを見せております。他方、地方自治体においてはいくつかの地域において、デジタル市民化構想やスマートシティ構想に係るWeb3関連であるメタバースやNFTサービスの研究開発、実装が進みつつあります。このように、当社グループが取り組んできた事業領域ではWeb3技術が多くの現場でその価値を創造しつつあると捉えており、スカラパートナーズとしましては今般、Web3事業開発を一層推進していくことといたしました。
具体的にはNFTサービスを、今般の出資先のUPBONDを開発パートナーとして、共同で開発中です(近日リリース予定)。当該サービスはスポーツチームの運営に参加できる”Support and earn”をコンセプトにしたNFTサービスです。更にNFTを活用したファンタジースポーツ事業についても企画推進中であり、スポーツ領域を皮切りにWeb3技術の社会実装を進めてまいります。
- 本出資の目的と今後の展開
スカラパートナーズは、前述した内容に加え、UPBONDが保有する以下の知見や思想に共感し、出資を決定いたしました。
- 個人情報が保管できるWeb3対応Wallet技術
- Web3領域における実績・知見およびグローバルなプロジェクトチームの存在
- Web3プロジェクトの一般層への浸透に貢献するマインド
スカラパートナーズはWeb3Wallet を軸に、法人ではなく個人が情報を管理する世界を実現すべく、第一弾としてスポーツ領域を中心にプロジェクトを実施しています。
- “Support and earn” をコンセプトにしたスポーツチームの運営に参加できるNFTサービス
(近日リリース予定)
- NFTを活用したファンタジースポーツの開発・運営
また同時に、スポーツ以外の領域においても、UPBONDと当社グループのリソースを活用して、Web3を活用した社会課題解決型事業を推進してまいります。
- 出資する対象会社の概要
UPBONDは、「Web3技術の社会実装」をテーマに、Walletプロダクトを基軸としたさまざまな産業のWeb3活用を推進している会社です。UPBONDは、匿名性の高いWeb3の世界において、企業が個人情報を取得できないといった課題に対して、ユーザーの同意を得た上で個人情報を企業に連携することができ、かつSNSログインを用いてスムーズに利用できる独自のWalletを提供しています。また、現状世の中に多くのWeb3サービスは展開されているものの、まだまだ一般層へは届いていないことから、UPBONDは、一般層でも利用しやすいWalletプロダクトを開発しております。
(1) 名称 | 株式会社UPBOND |
(2) 所在地 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-31-15 マンション31 8F |
(3) 代表者の役職・氏名 | 代表取締役Founder 水岡 駿 |
(4) 事業内容 | ・Walletサービス「UPBOND」の開発および販売 ・Web3.0を活用した事業創出支援 |
(5) 資本金 | 6,585万円 |
(6) 設立年月日 | 2019年11月 |
(7) 従業員数 | 約60名(インドネシア15名、中国8名の業務委託含む) |
(8) URL | https://www.upbond.io/ |
- 株式会社スカラパートナーズについて
スカラパートナーズは、「価値創造経営」と「AI/IoTコンサル」のワンストップソリューションを提供し、社会問題解決へと展開する株式会社スカラの完全子会社です。“価値あるモノ”を炙り出し、価値が溢れでてくる社会の実現を目指し、スカラがこれまでの事業で培ってきた「真の課題を探り出す能力」と「リソースの埋もれた価値を炙り出す能力」、そして「課題とリソースの最適な組み合わせを提案・実行し価値を最大化する能力」を活かし、大企業とベンチャー企業の双方にソリューションを提供していくことで、社会問題を解決する新たなビジネスを創造していきます。
より詳しい情報は、https://scala-partners.comをご覧ください。
*経済産業省によるWeb3定義(p30)
https://www.meti.go.jp/press/2022/07/20220715003/20220715003-a.pdf
■本件に関するお問い合わせ
– ビジネスパートナー、アライアンス提携等を検討いただける個人、法人
– チームメンバーへのジョインを検討/ご希望の方
株式会社スカラパートナーズ
Web3グループ
E-mail:web3@scala-partners.com