5,000kmの距離を超えて瞬時に会える、tonariがシンガポールと東京のインキュベーション施設をつなぐ。

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tonariでシンガポールと日本をつなぐ、初の海外フラッグシップケースが誕生。リバネスグループが拠点を構えるシンガポールの「BLOCK71」と東京のイノベーション拠点「センターオブガレージ(COG)」をtonariで結び、両国間のビジネス展開を加速させます。国をまたいで分散するチームの一体感を醸成するとともに、今話題の「心理的安全性」を高め、シンガポールと日本のベンチャーコミュニティにも活用いただけるよう開放していく予定です。

シンガポール(手前)と日本(奥)のチームの集合写真シンガポール(手前)と日本(奥)のチームの集合写真

■tonari導入の背景 

 リバネスは、日本、東南アジアそして世界のディープテック・ベンチャーの発掘と支援を2014年より続けてまいりました。特に2019年からはシンガポールの政府機関「Enterprise Singapore」とのパートナーシップを結び、日本とシンガポール両国のベンチャー支援やエコシステム間交流の実現に寄与してきました。
 イノベーションエコシステムにおいても、パートナー企業との関係構築には対面での交流を通じて絆を深めていくことが大切です。しかし、国をまたぐケースにおいては海外出張の頻度とともに時間的・金銭的な投資が必要であることから、物理的距離を越える場の創出が必要でした。
 今回のtonariスペースの設置(*)により、企業、ベンチャー、研究者が渡航せずとも直接会っているかのような環境を実現し、移動時間やコスト、パンデミックの影響を受けずに、ボーダレスな対面コミュニケーションを可能にします。
 *今回のtonariスペースの設置はリバネスグループであるリバネスシンガポール(シンガポール拠点を運営)、グローカリンク(センターオブガレージを運営)、リアルテックホールディングス(リバネスシンガポールが拠点を構えるBLOCK71とセンターオブガレージ両拠点にオフィスを構える)とリバネス、tonariの合計5社による共同プロジェクトとなります。

■tonari導入にあたってのコメント

日本(手前)、シンガポール(奥)日本(手前)、シンガポール(奥)

リアルテックホールディングス株式会社 グロース・マネージャー 村山 類 クリスチャン 氏  

村山 類 クリスチャン氏村山 類 クリスチャン氏

今までは出張で片道7時間以上かけて往来していたシンガポールのオフィス。ついにtonariを介して国境を超えられることに驚いています!これでやっとレッドアイとはおさらばです 笑
当社は、2020年にシンガポールへの進出準備を始めましたが、パンデミックの影響で計画通りに進まず、tonariがひとつの解決策として安心感をくれました。Web会議だと思うように話が進まないこともありますが、tonariだと、複数人での議論など直接会っているかのように会話ができる上、パソコンだと伝わりにくい場の空気も感じ取れます。
今後も日本を軸にスムーズなやり取りができるのではと期待しています。シンガポールとつながっているオープンな場なので、ベンチャーコミュニティに開放し、海の向こうのお客様へのデモや商談用としても活用いただきたいと思います。

株式会社グローカリンク 取締役 高木 史郎 氏 

高木 史郎 氏 高木 史郎 氏

tonariを使ってみると国を超えたという感覚よりも、同じ空間にいるという感覚の方が強くあります。相手の背後から全体が見えると、向こう側の忙しさなどの雰囲気も感じることができます。COGでは今回ミーティングルーム内にtonariを設置しましたが、ガラス張りの設計によりオープンな空間になりました。通常の会議室とは異なり、tonariはオープンスペースで常時接続状態。ちょっとしたときにシンガポールにいるスタッフに「◯◯さんを呼んでくださーい」ができる。会話も気軽にでき、入居するものづくりスタートアップの試作品のデモや仕様の確認もすぐにできる。どのように活用できるかこれからが楽しみです。

株式会社リバネスシンガポール 代表 徳江 紀穂子 氏

徳江 紀穂子 氏徳江 紀穂子 氏

シンガポールに来て12年目を迎えた今、飛行機に乗らずして東京に近づいたこの興奮を多くの人に共有したいです。旅に出ずとも、人と人との距離を縮めることができる。これはイノベーションを考える上でとても重要なことで、素晴らしい人たちとの会談は、実際に物事を成し遂げることができる瞬間だからです。ワクワクする瞬間を共有することは、世の中にさまざまなことをもたらします。tonariを介して日本とシンガポールの間で教育や知識の交流を行い、若い世代の人たちの好奇心にも火をつけることができればと思います。

リアルテックホールディングス株式会社 ​取締役社長 藤井 昭剛 ヴィルヘルム 氏

リバネスとリアルテックホールディングのメンバーが日本とシンガポールで雑談をする様子リバネスとリアルテックホールディングのメンバーが日本とシンガポールで雑談をする様子

tonariをシンガポールと日本に設置するという初の海外フラッグシップケース。日本とシンガポールはかつてないほど近くなりました。こうして同じ「部屋」にいられることは本当に素晴らしいことです。”どこでもドア”ー高度な技術により、ついに私たちの子供の頃の夢が叶った瞬間です。日本とシンガポールの拠点にtonariを設置したのは、ディープテックのスタートアップが集まるホットスポットを作りたかったからです。両国のスタートアップのコラボレーションを加速させたいと思っています。tonariをきっかけに、2ヵ国のエコシステムがより密接になることを期待しています。

tonari株式会社 共同創設者 タージ・キャンベル

タージ・キャンベルタージ・キャンベル

私たちはグローバル化した社会に生きていますが、パンデミック以降はさらに分散化すると予想しています。飛行機で世界中を飛び回ったり、通勤や通学のように時間をかけて移動するようなものではなく、没入できるような体験を届けたいと考えています。つながった空間はあたかも瞬間移動の感覚に近いですが、高解像度で1秒間に4K60フレームで動作する非常に低い遅延によって実現しています。私たちはこの品質を達成するために、ソフトウェアとハードウェアの構築に2年半をかけて研究を行いました。人々の深いつながりが分断されないよう、tonariは、職場だけでなく、将来的には教育や高齢者介護、一般家庭などにも展開していきます。

■活用イメージ

シンガポールのblock71からプレゼンする様子シンガポールのblock71からプレゼンする様子

シンガポール側のプレゼンターが日本とシンガポールの参加者に向けてプレンゼンテーションを行う様子シンガポール側のプレゼンターが日本とシンガポールの参加者に向けてプレンゼンテーションを行う様子

■デザインイメージ

Blデザインイメージ (左下シンガポール 右上:東京)Blデザインイメージ (左下シンガポール 右上:東京)

COGから見えるtonariが設置されたガラス張りの部屋COGから見えるtonariが設置されたガラス張りの部屋

【tonari株式会社について】
tonari株式会社は、等身大のスクリーンを介して2つの空間をつなぐコミュニケーションツール「tonari」を開発する2018年創業のスタートアップ企業です。2020年から法人向けに販売を開始し、これまでに、JR東日本、伊藤忠テクノソリューションズ、オカムラ、損保ジャパン、フロンティアコンサルティング、freee、シンガポールの7件に導入。tonariは2拠点間のシームレスなコミュニケーションを可能にし、物理的な距離による境界のない世界を目指し、新しい働き方による事業創出に貢献します。

<会社概要>
本社:東京都渋谷区元代々木4-5  クレアトゥール 3C
拠点:神奈川県葉山町堀内1005
代表者:タージ・キャンベル、川口良
設立:2018年
事業内容:2つの空間をつなぐ次世代遠隔コミュニケーションサービス

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tonariでは、お客様のニーズに合わせたデザイン設計を行っています。デモの体験をご希望の方は以下よりお申し込みください。※今年度中の設置を予定されている企業様から優先的にご案内をさせていただいております。

<イメージ動画>
 

 

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