平安時代の「短歌による人と人との出会い」を令和でも!?五七五七七に表れるその人らしさをヒントに、”こころ”で出会う『ヒュー!日向 マッチング短歌』サービス開始!

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国民的歌人・若山牧水の生まれ故郷である宮崎県日向市は、日本ならではの文化である“短歌”と日向の魅力を広い世代に伝える「ヒュー!日向 ヒュー!短歌」プロモーションを行ってまいりました。
本年、短歌(和歌)が古来「出会いの手段」であったことに着目。さまざまな出会いの手段がある現代だからこそ、五七五七七という制約の中で感情や情景を表現する短歌に表れる“その人らしさ”をヒントに、恋人・友達・パートナーと出会う短歌のマッチングサービス『ヒュー!日向 マッチング短歌』を2022年11月4日(金)から12月27日(火)まで期間限定で公開いたします。

■概要

 日向市は、戦前に活躍した国民的歌人・若山牧水が生まれ育った地であり、「牧水・短歌甲子園」という大会を毎年開催するなど、若者たちにも「短歌」の文化が受け継がれている貴重な町です。そして今も変わらず、海、山、川といった豊かな大自然に恵まれ、思わずヒュー!と一首詠みたくなるような景色や体験にあふれた場所でもあります。

 本年、短歌をテーマとした観光来訪キャンペーンとして『ヒュー!日向 マッチング短歌』サービスを期間限定で開始します。特設サービスサイトで、性別・年齢・未既婚など問わず、恋人・友達・パートナーとのマッチングを希望する方から短歌を募集。掲載された短歌に対しての返事である「返歌」が詠まれるとマッチング成立。マッチした方の中から5組10名様を、2月11日(土)に日向市にて開催する『マッチング短歌 交流会』にご招待します。また、マッチすることが叶わなかった方につきましても、抽選で1名様を「傷心旅行」として日向市への観光旅行をプレゼントいたします。

【ヒュー!日向 ヒュー!短歌『マッチング短歌』WEBサイト】
https://www.phew-hyuga.jp/tanka/matching/

人気歌人枡野浩一さん・天野慶さんアドバイザリー
 「短歌を通じてマッチングする」という本企画は、短歌ブームを牽引する人気歌人・枡野浩一さんと、様々なメディアで短歌の魅力を伝えている天野慶さんにアドバイザリーを務めていただきました。今年デビュー25周年を迎える枡野さんは、短歌マッチングイベントを独自で企画・実施されています。天野さんは、『ちはやふる』(末次由紀/講談社)93首目・95首目に短歌を提供するなど、メディアを問わず活躍されています。枡野さんと天野さんには、マッチした短歌と返歌から「ベストカップル賞」を選定していただき、2月11日(土)の『マッチング短歌 交流会』にゲストとして参加いただく予定です。

2022年11月4日(金)より、短歌に表れるその人らしさだけをヒントに出会う『ヒュー!日向 マッチング短歌』
本サービスは「短歌を詠む」「気になった歌に返歌を贈る」という2つの方法で、どなたでもご参加いただけます。マッチした方々の中から5組10名様を2023年2月11日(土)に日向市内で開催する『マッチング短歌 交流会』にご招待。その場で初めてご対面となります。また、マッチすることが叶わなかった方につきましても、抽選で1名様に日向市への「傷心旅行」をプレゼントいたします。

【応募期間】
2022年11月4日(金)〜12月27日(火)23:59

【マッチングの方法】

①短歌を詠んで出会うサービスサイトでご自身で考えた短歌を入力すると、Twitterにて「#マッチング短歌」とともに投稿され、さらに本サイトでも無記名で表示されます。期間中に他の方から返歌が贈られるとマッチ成立となります。ご自身の日常の中で感じること、思い出など、あらゆることに想いを馳せながら、ご自身の思うがままに歌をお詠みください。

②返歌を詠んで出会うサービスサイト上に掲載される短歌の中から、気になった短歌に対して返歌を投稿いただくと、Twitterに「#マッチング返歌」とともに投稿され、さらにサイトでも無記名で表示され、マッチ成立となります。「なるほど、たしかに!」と共感できる歌、言葉選びが素敵な歌など、ご自身の感性に合う気になる短歌を見つけていただき、詠んだ方に心を寄せながら返歌をお贈りください。

【当選者・賞品】
マッチした方から5組10名様
枡野さん・天野さんが選ぶ「ベストカップル賞」や、返歌が最も多かった「モテ賞」に選ばれた方のうち、2月11日(土)『マッチング短歌 交流会』にご参加いただける方に、日向市での宿泊券1日分と往復航空券をプレゼント。
②マッチしなかった方から抽選で1名様
「傷心旅行」として、任意の日時の日向市での宿泊券1日分と往復航空券をプレゼント。

▼『マッチング短歌 交流会』概要

『ヒュー!日向 マッチング短歌』サービスでマッチした方々の中から5組10名様を2023年2月11日(土)に日向市の若山牧水生家にて開催する『マッチング短歌 交流会』にご招待します。この『マッチング短歌 交流会』が初めてのご対面の場となります。交流会では、日向市についての短歌を詠んでいただいたり、日向市の特産物を召し上がっていただいたり、ゲストと短歌を語るなど、マッチした5組10名様をおもてなしいたします。尚、翌日12日(日)は、自由行動・各自解散になります。

 

【ゲスト(予定)】

歌人・枡野浩一さん、天野慶さん

※オンライン参加になる可能性がございます。

【開催日(予定)】
2023年2月11日(土)

【開催場所】
若山牧水生家(宮崎県日向市東郷町坪谷3)

▼『マッチング短歌』アドバイザリーについて

枡野浩一(ますの・こういち)さん
1968年東京うまれ。歌人。1997年『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』を2冊同時発売してデビュー。代表作は複数の高校国語教科書に掲載されている。短歌青春小説『ショートソング』は約10万部のヒットとなり、漫画化もされ、若い世代の短歌ブームを牽引。デビュー25周年の2022年『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』刊行。「フリースタイル」「NHK短歌」にてコラムを連載中。

【コメント】
短歌をきっかけに出会う仕組みがあれば、顔も知らない相手に短歌で愛を伝えた平安時代の恋人たちのようではと、前々から考えていました。今年九月に主催したイベント「#短歌マッチングアプリごっこ」は、その名がTwitterのトレンドに入ったほど盛況でした。このたびの新企画で、思いがけない出会いが、あなたにもありますように。
 

天野慶(あまの・けい)さん
歌人。「ラジオ深夜便」出演や「NHK短歌」テキスト連載、小中学生向けワークショップの他、『ちはやふる』(末次由紀/講談社)93首目・95首目に短歌を提供するなど、 様々なメディアで短歌の魅力を伝えている。

【コメント】
まずは一首、伸び伸びと歌を詠んでみてください。
たった31音で「わたし」のことが伝わるの? と不安に思うかもしれませんが、
ぎゅっと焦点を絞った「短歌」という言葉のカメラで何を切り取るか、そこにあなたの個性が自然と現れています。
もう一首、好きなものをテーマに詠んでみるのもオススメです。
「好き」の熱い思いのこもった歌、同じものを好きな相手にも、まだそれを知らない人にも、きっと伝わります。そして! 「ヒュー!日向 マッチング短歌」の楽しさはここからです。
あなたの歌に呼応して、誰かが「返歌」をしてくれる。限られた言葉の中だからこそ、想像が広がる。
五感を研ぎ澄ませて、歌の向こうの「あなた」のことを考えて、歌を詠む。
SNSでコミュニケーションを取るようになった「令和」に暮らすわたしたちならではの、
わずか31音の「誰かとの出逢い」がはじまります。

▼日向市について
日向市は、宮崎県の北部に位置し、温暖な気候と美しい山々によって育まれた「森林文化」と、「日向灘」の恵みを被った「黒潮文化」が溶け合う魅力的なまちです。日豊海岸国定公園の南端に位置する海岸線は、変化にとんだリアス式の海と白砂青松の美しい砂浜が続き、なかでも、「日本の渚100選」にも選ばれた「お倉ヶ浜」は、温暖で上質かつ安定した波が年間を通して楽しめることから、全国各地から多くのサーファーが訪れ、毎年のようにプロ・アマのサーフィン大会が開催されています。

 

 

 

【日向市長 十屋幸平よりコメント】
若者を中心にTwitterなどでの短歌投稿がブームになっていること、また、コロナ禍のなか手軽に利用できるマッチングアプリが流行していることに着目し、「短歌とマッチングサイトが融合したものを作ってみよう」という発想から生まれたもの。さまざまな制約のあるコロナの時代に、短歌に表れるその人らしさをヒントに”こころ”で出会うきっかけを作るサービスとなって
います。これを機に、短歌文化にあふれる日向市に注目していただき、ぜひ実際に足を運んで
一首詠んでいただければ。

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