運営をするのは株式会社SALT。代表の須賀大介さんは、福岡への移住を検討している人の相談窓口や移住サポートなどを担う「福岡移住計画」の代表も務めています。コワーキングスペースや宿泊施設の運営、他県からの移住を支援する事業など、幅広く取り組む須賀さんは、活動原点となった「RISE UP KEYA」を引き継ぎ、活用してくれる人を募集しています。
- 今回の後継者募集について
- 事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」について
- 会社概要
1.今回の後継者募集について
もともと、東京の下北沢に事務所を構えて働いていた須賀さん。忙しない日々を送る中で働き方に違和感を感じたのは、2011年に発生した東日本大震災がきっかけでした。
須賀さん「東日本大震災が発生した時、東京の地下鉄に乗っていました。最初の揺れを感じてから慌てて地上に出てみると、2回目の地震が来て、ビルが嘘みたいに揺れているんです。あの日をきっかけに、“本当に大事なものは何か”考えるようになりました」
東京で地方への移住を推進する、移住・交流推進機構の仕事などを通して、地方で自分ならではの暮らし方を見つけ、自分ならではの働き方を試している方々を目の当たりにしてきた須賀さん。東日本大震災での経験もきっかけとなり、子育てや活動拠点を地方に移すことを考え始めました。
須賀さん「移住先を探すために、初めて福岡に来たとき、『九州の人ってなんか幸せそうだな』と感じたんですよね。会社を設立してちょうど10年が経った頃だったので、ここで働き方をシフトしようと決めました。そして、これから20年、30年と続けていくためにも拠点を九州に移してチャレンジしていくことを決めました」
2013年にオープンしてから、須賀さんはこの場所でコワーキングスペースや、移住者のためのポップアップを支援するなど、さまざまな実験的な取り組みを重ねていきました。
須賀さん「東京から移住をして、何もかもが初めてで、手探りの取り組みを重ねていきました。移住者がお試し暮らしをできる居住場所として、移住者が集って働くコワーキングスペースとして、熊本震災時の被災者受け入れの場所として…。他にも、ライブイベントや企業の合宿スペースとして活用しました。
順調に事業を進めていた須賀さんですが、メイン事業が忙しくなったことで、 RISE UP KEYAの活用に注力できない日々が続いていました。
もっと活用したいという気持ちはあるけれど、手が足りない。しかし、芥屋の中心にあるRISE UP KEYAのシャッターが閉まるのは寂しい。そこで須賀さんは、移住してちょうど10年が経過したこのタイミングで、RISE UP KEYAを活用してくれる後継者を募集することにしました。
RISE UP KEYAの後継者となる方は、株式会社SALTから不動産契約を引き継ぐ形になります。須賀さんは芥屋での活動経験や移住者支援の経験も豊富にあるため、希望があればサポートも可能だと言います。
須賀さん「機材等は代々引き継がれていますので、カフェなどであればすぐ始められる状態です。地域に根ざして、生業を作ってくださる方に引き継いで欲しいですね」
代々受け継がれてきたこの場所を引き継ぎ、地域に根ざしていくためには、地域の方との関わりが必要不可欠。そこでしか味わえない自然や地域の方が培ってきた大切な文化があります。須賀さんの想いを引き継いで、芥屋に根付いたRISE UP KEYAの場所を活用できる方を募集しています。
関連URL:https://relay.town/entrustments/riseupkeya
【協業や掲載のお問い合わせ先:株式会社ライトライト】
- 窓口担当:清野 愛
- 電話番号:0120-417-007
- メール :info@light-right.jp
2.事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」について
事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」は、事業を譲りたい経営者と、事業を譲り受けたい候補者をマッチングさせるサービスです。従来のM&Aマッチングサイトと異なり、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者を公募するという特徴があります。
※公式Webサイト:https://relay.town/
3.会社概要
【株式会社ライトライト】
所在地 :宮崎県宮崎市清武町池田台7-3
代表取締役:齋藤 隆太
資本金 :65,010,000円
事業内容 :事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」開発/運営
コーポレートサイト:https://light-right.jp/