次世代ネットワークパフォーマンステスター「Spirent 800Gアプライアンス」販売開始

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次世代のデバイスとネットワークに向けたテストおよび保証ソリューションのリーディングプロバイダであるSpirent Communications plc(https://www.spirent.jp/ 、以下Spirent)は、次世代ネットワークパフォーマンステスター「Spirent TestCenter」の新モデルとして800GbE(ギガビットイーサネット)に対応した「Spirent B1 & B2 800Gアプライアンス」を、株式会社東陽テクニカを通じて2022年6月13日(月)より販売します。

6月15日(水)より幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2022( https://www.interop.jp/ )」の東陽テクニカブースでは、本製品をCIG Photonics Japan株式会社が開発中の「800G QSFP-DD光トランシーバ」と接続し、800Gbps(ギガビット毎秒)信号を伝送させる共同ライブデモンストレーションを公開します。このデモンストレーションにて、普及が進む400GbE技術、さらにその先のBeyond 400GbE技術を紹介します。なお、「Spirent B1 & B2 800Gアプライアンス」は、「Interop Tokyo 2022」においてBest of Show Award ファイナリストにノミネートされています。

Spirent B1(上)& B2(下) 800GアプライアンスSpirent B1(上)& B2(下) 800Gアプライアンス

世界のインターネットトラフィック(通信量)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)による多様な通信、5Gの高速モバイル通信などにより、今後もさらに増加すると予測されます。それに伴い、日本でも、サービスプロバイダーのコアネットワークにおいて、構成の最適化が求められています。また、現在一般的に普及している通信規格よりさらに高速な400GbE技術は、米国電気電子学会(IEEE)802.3bs-2017として標準化が完了し、その後世界各社で400GbE装置が開発、製品化され、日本でも導入、運用が進んでいます。

現在は400GbEよりさらに高速な通信規格の議論がIEEEのタスクフォースで行われており、米国や中国では事業者主導のBeyond 400G規格も立ち上がっています。世界で進むBeyond 400Gの需要に対し、Spirentは800GbE対応の次世代ネットワークパフォーマンステスター「Spirent B1 & B2 800Gアプライアンス」を開発し、同じく800G技術に着手している企業と、800G相互接続検証に取り組んでいます。

Interop Tokyo 2022のデモンストレーション開催に伴い、CIG Photonics Japanで取締役副社長(兼)CTOを務める田村公一氏は、次のように述べています。「急増するデータセンタ内のトラフィックに対応するため800Gbps光トランシーバへの要求が強くなっており、25.6Tbps スイッチ用途に2023年にも量産化が望まれています。このたびの共同ライブデモンストレーションを通じて、CIG Photonics Japanが長年にわたり蓄積した高速・高密度の設計・実装技術に基づき高品質な特性を低コストで実現したソリューションを、日本に先駆けてご紹介できること嬉しく思います。」

また、東陽テクニカで執行役員 情報通信システムソリューション部統括部長を務める川内正彦氏は、次のように述べています。「東陽テクニカが注力する次世代の高速、大容量の通信インフラ開発における試験需要にお応えすべく、Spirentの800GbEテストソリューションをいち早く日本市場にご紹介できることを大変嬉しく思います。今回、『Interop Tokyo 2022』において、CIG Photonics Japanの800Gbps 光トランシーバとの共同展示により、最新の計測ソリューションをお客様に実感していただければ幸いです。引き続き、東陽テクニカは日本の超高速ネットワーク技術の発展に寄与いたします。東陽テクニカは今後も最先端の技術を提供する各社との協業を推進し、次世代通信インフラの開発、普及や安定運用を実現するための新しいソリューションを提供してまいります。」

そして、Spirentで Product Management – Core BusinessのVice Presidentを務める Aniket Khoslaは次のように述べています。「最近のアプリケーショントラフィックの増加により、Ethernetインフラストラクチャの速度と容量を2倍または4倍にするようにとの、急速な需要の高まりが見られます。SpirentがEthernet検証のための業界の先駆者であり続け、革新的なテストソリューションを最初に市場に投入することにより、Ethernetインフラストラクチャのエコシステムとサービスプロバイダーは性能と容量に対する飽くなき要求に応え続けることができます。『Interop Tokyo 2022』にて、CIG Photonics Japan、東陽テクニカとSpirentの共同ショーケースで、800Gトランシーバの相互運用性を実証することにより、お客様の製品品質向上を支援し、信頼性の高い高品質のユーザー体験を実現するとともに、この複雑な新技術の展開を確実にします。」

株式会社東陽テクニカについて
東陽テクニカは、1953年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

Spirentについて
Spirent Communications plc. (LSE〔ロンドン証券取引所〕: SPT)は、ネットワーク、サイバーセキュリティ、測位の自動試験とアシュアランスソリューションを提供する、世界的なプロバイダーです。Spirentは5G、SD-WAN、クラウド、自律走行車など新世代のテクノロジーにおける試験、アシュアランス、自動化の課題を克服するイノベーティブな製品、サービス、マネージドソリューションを提供します。ラボから実世界にいたるまで、Spirentは企業が 顧客に対する 新世代の相互接続されたデバイスや技術の約束を果たせるよう支援します。詳細は、www.spirent.jpやLinkedIn(https://jp.linkedin.com/company/spirent-communications)、Twitter(https://twitter.com/Spirent)、Facebook(https://www.facebook.com/spirent)にて確認できます。

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