写真への情熱を讃える3日間「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」
ドイツ・ウェッツラーのライツパークで3 日間にわたり写真への情熱を讃えるセレモニー「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」が開催され、その一環として今年の「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」および「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」の受賞者を発表する授賞式が行われました。 その前日には、超絶技巧で魅了するジャズトランペッター ティル・ブレナーによるコンサートが催され、セレモニーの幕を開けました。
伝統あるセレモニーの中で、カナダ育ちの写真家キアナ・ハイエリとドイツの写真家ヴァレンティン・ゴッペルがLOBAの栄誉に輝きました。また同時に、ライカギャラリー ウェッツラーでは、フランス出身のライカフォトグラファー クロディーヌ・ドゥーリーによる写真展がスタート。さらに、セレモニーのハイライトとして「ライカM6」と「ライカ SL2-S ”Reporter”」を含む3つの新製品のプレゼンテーションが行われました。
ティル・ブレナーがエルンスト・ライツ・ミュージアムのパトロンに就任
著名なジャズミュージシャンであり、ライカを愛用する「ライカフォトグラファー」としても知られるティル・ブレナーは、初の後援イベントとして 「Celebration of Photography (セレブレーション・オブ・フォトグラフィー) 2022」にて感動的なコンサートを開催。音楽と写真という素晴らしいコラボレーションが再び実現するイベントとして未来への期待が膨らむ一夜となりました。
ドイツ・ウェッツラーのライツパーク内にあるエルンスト・ライツ・ミュージアムは今月、拡張リニューアルオープンから1周年を迎えました。写真をテーマにしたミュージアムとして装いを一新したエルンスト・ライツ・ミュージアムは、特別展示スペースのほか4つのゾーンで構成される体験エリアを新たに併設。体験エリアには、写真に関する知識を深めることができるユニークな体験型コンテンツが充実しています。また、ライカが保管する貴重なアーカイブ資料の展示などもあり、インタラクティブで多彩なコンテンツを通じて写真の歴史を楽しみながら学ぶことができます。
そのエルンスト・ライツ・ミュージアムの魅力と認知度をさらに向上させる目的で、ライカはこのたび、エルンスト・ライツ・ミュージアムのパトロンとしてドイツの著名なジャズミュージシャン ティル・ブレナーを迎えました。今後の写真の未来を築いていく上で、写真家だけでなく写真の魅力を別の手段で伝えていくパートナーも必要であるとの認識から今回の協力関係に至りました。
2022年度ライカ・オスカー・バルナックアワード受賞者が決定
42回目の開催を迎えた国際写真コンテスト「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」の受賞者2名が決定しました。受賞した2名のシリーズ作品およびファイナリストのプロジェクト作品は、ドイツ・ウェッツラーのエルンスト・ライツ・ミュージアムにて展示されています。
受賞作品についての詳細は公式サイトでもご覧いただけます:
https://www.leica-oskar-barnack-award.com
ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー2022
マグナム・フォトの伝説的な写真家 トーマス・ヘプカー
ライカカメラ社は2021年より「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード(Leica Hall of Fame Award)」を受賞した写真家の作品を「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー(Leica Picture of the Year)」に選出しています。これまで12名の著名な写真家が写真の分野で長年にわたり著名な功績を残したとして「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」を受賞しています。「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」はその受賞者である写真家の功績をライカファンに伝えるためにはじまり、作品は特別なプリントとして世界各地にある25のライカギャラリーにて数量限定で発売されます。ライカフォトグラファーたちの傑作というスペシャルなコレクションを入手する絶好の機会です。
詳細はこちら:
https://leica-camera.com/ja-JP/World-of-Leica/Celebration-of-Photography/Picture-of-the-year
クロディーヌ・ドゥーリー写真展 ‐ ライカギャラリー ウェッツラー
ライツパークにて「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」授賞式が行われると同時に、フランス出身の著名な写真家クロディーヌ・ドゥーリー(1959-)の写真展「Between Magic and Reality」 のオープニングセレモニーが開催されました。クロディーヌ・ドゥーリーは1999 年にLOBAを 受賞しており、中央アジア、クリミア、シベリアを舞台に展開される詩的で感動的なストーリーで構成された作品をライカ ギャラリー ウェッツラーにて展示しています。
「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」のハイライト – 新製品発表
この夜のハイライトには、3つの新製品の発表も含まれました。
ライカ M6
フィルムカメラの象徴
「ライカM6」は根強い人気を誇る伝説的なアイコン。直感的な操作性とコンパクトで控えめなデザインで、被写体の動きやリアルな感情により近づいて撮影することができます。1984年の登場以来、世界中の著名な写真家たちがこのカメラを手に数多くのアイコニックな写真を撮影してきました。
ライカの歴史におけるマイルストーン
ライカのレンジファインダーカメラの中でも圧倒的な存在感を放つ「ライカM6」。1984年から2002年までに約175,000台が製造され、世界の名だたる写真家たちが自身の世界観を表現するカメラとして愛用し、今日では現代史に刻まれる数多くの写真が誕生しました。今なおドイツにて手作業で完成へと導かれる最新の「ライカM6」はフィルムフォトグラフィーを愛するすべての方にとって信頼に足るパートナーとなるでしょう。
詳細はこちら:
https://bit.ly/LeicaM6
ライカ SL2-S “Reporter”
撮影へ果敢に挑む一台
過酷な環境下で撮影へと挑む“目撃者”である写真家はタフなカメラや映像機器を常に求めており、堅牢さを誇る「ライカSL2-S “Reporter”」は心強いパートナーです。極限の温度に耐え、防塵・防滴性能も備えているため、過酷な使用条件下でも実力を発揮します。外観には控えめなデザインを採用し、周囲から目立つことなく、真に迫る鮮明な静止画や動画を撮影することが可能です。「ライカSL2-S “Reporter”」は、ライカの“Reporter”シリーズの伝統的なデザインを継承、世界中で起こる様々な決定的瞬間を捉えることにフォーカスしたカメラです。
詳細はこちら:
https://bit.ly/SL2-S_Reporter
ライカ ズミルックスM f1.4/35mm
個性的なレンズが復活
「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm」は1961年に世界で最も明るい広角レンズとして写真の新たな基準を打ち立て、その卓越した描写性能を通じていまなおインスピレーションを与え続けています。特に絞り開放では、デジタル編集では表現しづらい独特の幻想的な雰囲気を生み出すことができます。
コンパクトなフォルムに宿るエレガンス。1961年当時とほとんど変わらないクラシックな外観と同じ光学設計でこのレンズがこのたび復刻されました。
ステンレススチール製のフロントリング、ロック可能なフォーカスリングとブラックのクリップ式レンズフードはすべてオリジナルをモデルにしています。一方、新しくなったのはレンズに付属する2つ目のレンズフードです。このラウンドバージョンにはフィルターE46用のねじが設けられています。コンパクトなサイズで質量わずか200gという軽量さ、優れた操作性を誇る「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm」は、M型カメラ全機種に対応する単焦点レンズです。
詳細はこちら:
https://bit.ly/SummiluxM-35
<2022年度 セレブレーション・オブ・フォトグラフィー>
https://leica-camera.com/ja-JP/World-of-Leica/Celebration-of-Photography
Leica Camera Japan
www.leica-camera.com/ja-JP