ベッコフが Visionハードウェア製品を発表: TwinCAT Visionソフトウェアを補完する新たなポートフォリオ

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PC制御を専門とするベッコフは、機械機能を1つの制御プラットフォームに統合する方法を常に模索しています。2017年に発表したTwinCAT Visionソフトウェアによる画像処理も、模索の結果が生み出した製品の1つです。この度、包括的なVisionハードウェア製品を新たに発表し、画像処理のトータルソリューションが完成しました。

ベッコフのVision製品は、ソフトウェアから照明にいたるまで、画像処理に必要な製品を全て網羅した包括的なシステムを提供します。EtherCATベースの制御技術にシームレスに統合されたVision製品は、マシンプロセスとの高精度な同期、開発及びハードウェアコストの削減、試運転やサポートの簡素化など、市場における高い優位性をもたらします。

TwinCAT Vision ソフトウェアに加えて、Visionポートフォリオは以下の製品で構成されます。

 

  • カメラ: エリアスキャンカメラは、カラーおよびモノクロ対応のCMOSセンサーを実装し、高画質の画像データを撮影します。解像度は最大24メガビクセル、3.45 µm /2.74 µm のピクセルピッチに対応しています。さらに、2.5 Gbit/sのデータ転送速度を実現します。
  •  レンズ: 堅牢な産業用のCマウントレンズは、扱い易く、高性能です。VIS/NIR ARコーディングを採用し、最高で2 µmの分解能を実現します。イメージサークルは、製品ごとに11mm(2/3インチ)および19.3mm(1.2インチ)に対応しています。
  •  照明: マルチカラーのLED照明は、エリア照明、リング照明、バー照明の3種類をご用意しています。安定した照明条件を提供し、高画質な画像を実現します。検査対象物と撮影環境に最適なコントラストを作り出し、スペクトル調整可能なパルスモードにも対応しています。
  •  一体型ユニット: カメラ、照明、フォーカス機能付きレンズで構成される一体型のユニットも提供します。

ベッコフ日本法人の代表である川野氏は、今回の新製品発表を受け、次のようにコメントしています。

「TwinCAT Visionは汎用的なGigEカメラからの画像入力をリアルタイムに処理できる画期的な製品でしたが、画像処理の要となる照明は別途ユーザが準備する必要がありました。カメラからの撮像に照明をEtherCATで同期できるこの新製品群により、高い同期性能を持つVisionソリューションが完結します。」

   製品の発売時期は未定です。
   製品の仕様は変更になる可能性があります。

➡︎ VISION詳細はこちらをご参照下さい。

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*本プレスリリースは、ドイツ本国で発表されたリリースを元に作成しています。

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