大阪スマートシニアライフ実証事業のサービスプラットフォームに「SyncLect Insights」が導入されました

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AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)は、大阪府が推進する「大阪スマートシニアライフ実証事業」へプラットフォームの利用状況を横断分析する「SyncLect Insights」の一部機能を提供いたしました。
 

 大阪府は、2025年に75歳以上の人口が2015年に比べ1.44倍になる見込みで、これは全国で5番目に速い高齢化進行速度です。また、平均寿命は全国平均に比べ男女平均で0.41歳、健康寿命は0.49歳低く、共に全国38位です。府内には高度経済成長期に急速に整備されたニュータウンが91地区あり、府内人口の約10%にあたる約80万人が住んでいます。ニュータウン全体の高齢化率は34.2%と、ニュータウンエリアの高齢化が課題となっています。
 2025年に開催される「大阪・関西万博」に向けて、大阪府ではヘルスケアの分野で世界のトップランナーとなることを目標に様々な施策を展開しており、シニア層の生活の質(QOL)の向上を目指し、ICTの活用を通じてシニア層の抱える課題を解決するため、スマートシニアライフ事業を展開しています。

 ヘッドウォータースは、「大阪スマートシニアライフ実証事業推進協議会」に参画し、同協議会のポータルアプリ、並びにAzure Active Directory External Identities(Azure AD 外部ID)を利用した認証プラットフォームの設計、および開発を行ってまいりました。
 今回、当社サービスである「SyncLect Insights」が導入されたことにより、利用状況データやビジネス運営側のKPIを可視化することで、更なる事業改善を推進してまいります。

■「SyncLect Insights(シンクレクトインサイツ)」とは
 DXビジネスやプラットフォームビジネスにおいて、「ユーザ動向」や「重要指標(KPI)」のデータを可視するプラットフォーム横断ダッシュボードです。
複数の業界や異業種ステークホルダー、外部パートナー、共通ユーザを一元的にまとめるプラットフォーム構想において、ユーザのアクセス解析から外部アセットのデータ送受信量まで全体を把握することが非常に困難であり、複数のデータ分析ツールを必要としたり、データ分析を行う専門知識のある人材が多くの時間をかけてカバーする必要がありました。

そこでヘッドウォータースでは、日本マイクロソフトが提供する「Microsoft Azure」をベースに、専門知識なしで複雑化するプラットフォームビジネスのKPIを可視化し、プラットフォームビジネス事業の運営を1つの画面で簡単に改善できる「SyncLect Insights」の提供を始めました。アクセス利用状況、ページ別トレンド、イベント/アクション分析、ピークタイム、レスポンススピード、外部アセットアクセス数、継続率/離脱率、異常検知時のMicrosoft Teams通知、シングルサインオン、AI予測分析によるチャーン(退会)予測、ビジネス収支サマリなどプラットフォーム運営事業者が重要と考える様々な指標を選択してご利用頂けます。
これにより「スマートシティプラットフォーム」「IoTプラットフォーム」「デジタルツインプラットフォーム」「ロボティクスプラットフォーム」「サプライチェーンプラットフォーム」などSociety5.0で求められる業界横断プラットフォームの事業推進を行ってまいります。

■大阪スマートシニアライフ事業とは
・大阪府内のシニア層及びその家族を対象として、「高齢者にやさしいまちづくり」にフォーカスし、ICTをベースとしたシニアサポートサービスを提供します。
・運営主体として公民一体の事業体を設立し、行政及び民間サービスをワンストップで府域全体に提供するプラットフォームの構築・運用を行い、令和7年度(2025年度)に利用者100万人を目指します。
・まずは、事業体設立に必要な条件の検証・分析を行うため、別添企業による上記協議会を設置し、2月から堺市南区(泉北ニュータウン等)をはじめとするエリア(「■ 実証事業について」を参照)で専用タブレット(※)を通じた実証事業を開始し、シニアのニーズ把握やマーケット規模等の検証を行います。

■実証事業について
・実証開始エリア
 ✓堺市南区(泉北ニュータウンを含む全域)
 ✓河内長野市(南花台)
 ✓大阪狭山市(狭山ニュータウン)

・当社の参画内容
 ✓大阪スマートシニアライフ実証事業推進協議会のポータルアプリ、並びにAzure AD 外部IDを利用した認証プラットフォーム設計開発、運用保守
 ✓ポータル機能要件、認証基盤処理方式、アプリケーションUI/UX設計
 ✓中長期的なモダンクラウドアーキテクチャロードマップ作製・アドバイザリー
 ✓マルチAIプラットフォームSyncLectによるデータ連携/分析、コンテンツマネジメント、パーソナライズ並びにマルチデバイス/インターフェース拡張

■大阪スマートシニアライフ事業URL
URL: https://www.pref.osaka.lg.jp/chiiki_senryaku/smart_senior_life/index.html
大阪スマートシニアライフイメージ動画:https://youtu.be/En3ZrJ71PfY

 ヘッドウォータースは、日本マイクロソフトと官公庁向けDX支援を行う「Microsoft Enterprise Accelerator GovTech」パートナーです。
 今後も自治体向けDX並びにMicrosoft Azureを活用したモダンアプリケーションの開発やCoE運用支援、マルチAIプラットフォーム「SyncLect」によるAIソリューション、スマートシティソリューションを加速してまいります。

 なお、本件による当社の当期業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。

■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

<会社情報>
会社名:株式会社ヘッドウォータース
所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
代表者:代表取締役 篠田 庸介
設立 :2005年11月
URL:https://www.headwaters.co.jp

<本件のお問い合わせ>
株式会社ヘッドウォータース 大阪スマートシニアライフ実証事業推進協議会担当:西間木、井林、小原
メール:info@ml.headwaters.co.jp

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