産業機器向けSoC「AG903」及びAxell Linux®を組み合わせた組み込みシステムの応用例を展示

この記事は約4分で読めます。
高度なアルゴリズム開発力を強みに、先端LSIの設計開発や機械学習/AI、暗号技術及びブロックチェーン技術を活用したソリューションを提供する株式会社アクセル(本社:東京都千代田区、代表者:斉藤昭宏)は、産業機器向けSoC「AG903」とAxell Linuxを組み合わせた製品応用例が、展示会「SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2022(SCAJ2022)」における富士電機ブースにて展示されることを発表します。
産業機器向けSoC「AG903」及び同製品向け組み込みOS「Axell Linux」は、これまで交通設備などに使用されてきましたが、この度、富士電機株式会社が開発するオフィスなどに向けた次世代お茶/珈琲サーバーに搭載され、「SCAJ2022」において展示されることになりました。
■AG903サイト https://www.axell.co.jp/business/ag903.html
■SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2022(SCAJ2022)
(2022年10月12日 (水) 〜 14日 (金) 東京ビックサイト 西展示棟 3・4ホール)
https://scajconference.jp/
富士電機 ブース番号:No.2310

アクセルのAG903は、長期の供給・サポートを必要とする産業機器向けに開発された、高性能グラフィックス機能を有するSoCです。眼鏡店等で使用する検眼機の表示部や、鉄道車両のドア上部に設置されているディスプレイ等、数多くの産業機器に採用されています。
Axell Linuxは、Yocto ProjectベースのAG903向け組み込みLinuxとして開発されました。軽量・高速起動など、組み込み機器向けOSに最適化されています。Axell Linuxを提供することで、AG903のパフォーマンスを最大限引き出すことに加え、お客様の開発を手厚くサポートします。

AG903は、すでに富士電機の小売チェーン店向け装置に採用されており、タッチパネルディスプレイのユーザインターフェース表示や、カメラによる画像認識機能が好評を得ています。その使用実績により性能や品質及び当社サポート力が高く評価され、「SCAJ2022」で展示される次世代お茶/珈琲サーバーの操作パネルの視認性・操作性の向上実現や新機能搭載のため、AG903が採用されました。また、同マシンのOS選定では、開発プラットフォームへの汎用技術取り込みの一環としてLinuxの導入を検討する中、AG903と最も親和性が高く、軽量・高速起動を特徴とするAxell Linuxが採用されました。

デモ機(次世代お茶・珈琲サーバー)のHMI部デモ機(次世代お茶・珈琲サーバー)のHMI部

~富士電機様コメント~
今回の展示機の開発では、短納期に加えて今後の次世代機開発の効率化を睨んでOSSを採用したい意図がありました。今までアクセル様に協業頂く中で経験を積んだAG903ボードの実績に加えて、新たにAxell Linuxを採用することにより開発期間を大幅に短縮することができました。特に新機能である非接触インターフェースやプロモーションの実装を短期で実現できたことは、今後の開発負荷の低減とともに、お客様の付加価値向上策を短期で対応できることを証明できたものと考えます。
富士電機株式会社 食品流通事業本部三重工場 技師長 江利川 肇

アクセルについて
アクセルは、高度なアルゴリズム開発から製品化を担うソフトウェア・ハードウェア開発まで一貫した開発体制を保有する先端テクノロジー企業です。大規模LSIの設計開発に加え、機械学習/AIや暗号・ブロックチェーン技術等の先端技術を社会実装することで、デジタル技術によるビジネス改革に貢献します。
アクセルホームページ:https://www.axell.co.jp/
AG903製品ページ :https://www.axell.co.jp/business/ag903.html

■本リリースに関するお問い合わせ先
報道関係
株式会社アクセル Email:kouhou@axell.co.jp
 

  • Linuxは、Linus Torvaldsの米国及びその他の国における登録商標です。
  • 登録商標 Linux®は、世界中でマークの所有者である Linus Torvalds の独占的ライセンシーである Linux Foundation からのサブライセンスに従って使用されています。
  • その他の記載されている会社名、製品等は、⼀般に弊社及び各社の登録商標又は商標です。
タイトルとURLをコピーしました