災害や異常気象の影響が激甚化する中、気候変動による影響は顕在化しており、今後さらに深刻化する恐れがあります。また国土交通省が発表したように南海トラフ地震や首都直下地震などの巨大地震が起こる確率が高まっています。このような状況を受けて世界が変化し続ける中、多くの企業が、物理的な自然災害や気候変動リスクのエクスポージャー、特にインフラの停止が事業運営に与えるリスクの評価について課題を抱えています。One Concernは、自然災害や異常気象、気候変動リスクなどが電力網や交通網、地域社会などの重要インフラにどのような影響を与えるかを明確に可視化し、よりよく理解することを可能にします。当社の製品は、企業や団体に隠れたリスクを発見し、そのリスクを測定、軽減、移転できるように支援します。
One Concernの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)アマッド・ワニは次のように述べています。「物理的な気候変動リスクを測定して、開示するという動きは世界的に広がっています。One Concernは、初めて気候変動などに関する物理的リスクと財務的リスクを関連付け、マーケットにおける財務の透明性を高めることを可能にしました。私たちは、データに基づいて、一貫性があり、比較可能な指標を作成しています。また、レジリエンスを測定するための事実上の世界基準となり、レジリエンス・ソリューションの新しい扉を開いたのです」
また調査・アドバイザリー企業であるVerdantixのネットゼロ・気候変動リスクアナリストのマヤ・ヒルミ氏(Maya Hilmi)は次のように述べています。「Verdantixでは、気候変動の影響やそれに対処するための規制とともに、物理的な気候リスクソリューションの市場が拡大していることを目の当たりにしています。One Concernのような製品は、企業が物理的な気候変動リスクをどのように財務報告に反映するのかを理解するために役立ちます。そして企業のESGおよびTCFD開示に関する情報を提供し、気候変動などに対するレジリエンスを向上させます」
One Concern DNA™
One Concern DNA™は、気候変動や自然災害に対するレジリエンスデータと分析を組み合わせたものです。日本国内だけでも、3900万の建物、5000の変電所、11万6000の道路、54の空港のデータを含む、数兆ものデータを収集、キュレーション、分析し、デジタルツインを作成しています。入手することが困難なデータは教師データと機械学習を用いることで補完しています。また、精選されたデータに加えて、レジリエンス・スタティスティクスやレジリエンス指標を提供することで、企業・団体がこれから所有するアセットや既存のアセットのリスクに対する脆弱性を理解し、関連リスクの軽減や移転に向けて効果的な計画を立てられるように支援しています。
One Concern Domino™
One Concern Domino™は、企業・団体向けのレジリエンス分析ツールです。構築するデジタルツインは、自然・人工環境を再現しており、アセット単体に対するハザード(潜在的危険性)の影響だけでなく、電力網や道路、空港など、各アセットが機能するために依存するビジネスインフラへの影響も可視化することができます。また、自然災害発生時に最初に停止するビジネスインフラはどれか、事業を運営できない状態がどの程度続くかを可視化します。Dominoの正確なダウンタイム*¹インサイトにより、リスク選定や軽減、不動産や保険商品のプライシング、移転の精度が向上し、経営者がリスクエクスポージャー軽減に向けた行動を起こすことを可能とします。
*¹:機器やシステム、回線、サービスなどが停止・中断している時間
DNA は Domino によって精選されたデータとレジリエンス・ベンチマークを提供し、レジリエンス・パフォーマンスを他のアセットと比較できるようにします。
One Concernについて
One Concern(ワン・コンサーン)は、物理的世界のデジタルインフラを構築している、レジリエンス分析テクノロジー企業です。私たちは、世界の建造環境と経済とのつながりをマッピングし、分析し、監視しています。One Concern は「あらゆる災害による被害を最小化すること」をミッションとして掲げています。
詳しくはウェブサイトをご覧ください:https://oneconcern.com/jp/