そこでこの度、現在および将来の生産システム全体をデジタル空間に忠実かつ迅速に再現でき、生産システムの最適化に役立てるツールとして3Dシミュレーションソフト「FlexSim」を導入しました。これにより、さまざまな搬送コンポーネントを再現したシミュレーションが可能となり、解析結果の正確性・解析業務の効率を改善。年間の顧客向け生産システム解析業務の生産性を向上し、それにより対応力を強化できたことで、案件数が60%増加しました。
平田機工では、「FlexSim」の下記の特長を評価・活用しています。
- 理想とする生産ラインや人・モノ・設備の適正な配置を事前検証
- ローコードで複雑なモデルが作成可能
- 幅広い業界のさまざまな生産システムを再現し、ボトルネックを特定可能
- 改善効果をグラフなどで可視化でき、顧客へわかりやすく提案
- シミュレーション画面をそのままVRシステムに接続可能
平田機工 グローバル事業本部 営業技術部 課長の井芹 隆史 氏は、次のように述べています。
「当社は“工場をつくる工場”と呼ばれ、お客様のご要望にお応えするため、総合的に工場内物流を解析できるソフトを探していました。さまざまなソフトを独自のベンチマークにて評価した結果、AMRの干渉回避を含めたシミュレーションに対応でき、当社の業態に最適なソフトはFlexSimでした。また、ソフトを導入するだけではなく、ゼネテック社のサポートもあり、短期間で業務効率を60%高めることができています。将来的にはライセンスの増設と専任エンジニアの教育を加速し、当社に関わるすべての人を幸福にするとともに、技術で社会に貢献できるように取り組んでいきたいと考えています。」
<参考資料>
◆ 本事例の詳細リーフレット
本導入事例の詳細情報については、以下よりダウンロードください。
https://flexsim.jp/usercase/
◆ 「FlexSim」によるAGV/AMRの干渉シミュレーション
最新版「FlexSim 2022」では、自動化設備に欠かせない、AGV/AMRのシミュレーション機能が強化されました。
◆ 離散事象解析3Dシミュレーションソフト「FlexSim」について
FlexSimは米国ユタ州のFlexSim Software Products, Inc.が開発する、離散事象解析の3Dシミュレーションソフトです。製造ラインや加工プロセス、物流倉庫、マテハンなどのシミュレーションモデルを、非常に軽量な3Dグラフィックを利用して構築し、「人・モノ」の流れを計算。機械や作業員の稼働率・作業負荷、作業時間など多岐にわたる情報を分かりやすい円グラフや折線グラフ(ダッシュボード)を使って一元的に表示します。稼働率や生産数が最大になる最適解をAIが算出する機能も備えています。これにより企業は自社、または顧客の工場や倉庫のボトルネックを発見し、性能を最大化するために必要な比較データを瞬時に得ることができます。
FlexSimは、世界81ヵ国で、約60,000ライセンスが使用されています。
<FlexSim公式サイト>https://flexsim.jp/
◆ 会社概要
平田機工
社 名:平田機工株式会社
設 立:1951年12月29日
資本金:2,633 百万円
代表者:代表取締役社長 平田 雄一郎
本社所在地:〒861-0198 熊本県熊本市北区植木町一木111番地
事業内容:各種生産システム、産業用ロボットおよび物流関連機器等の製造ならびに販売
URL: https://www.hirata.co.jp/
ゼネテック
社 名:株式会社ゼネテック
設 立:1985年7月1日
資本金:3億6,637万円
代表者:代表取締役社長 上野憲二
本社所在地:〒163-1325東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー25F
事業内容:ハードウェアとソフトウェアの融合によるシステムを提供するデジタルソリューション事業、3D CAD/CAMシステム「Mastercam」の販売や、3Dシミュレーションソフト「FlexSim」を中核としたデジタルツイン技術で製造現場の生産性向上を支援するエンジニアリングソリューション事業、災害時位置情報受信アプリ「ココダヨ」の開発・販売を行うココダヨ事業
URL:https://www.genetec.co.jp/
※記載されている会社名・製品名は各社の登録商標、あるいは商標です。