保険・福祉・住空間において、ユカイなロボティクスを活用したサービスを社会実装。ユカイ工学が事業会社から資金調達を実施

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「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのコミュニケーションロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学株式会社(本社:東京都新宿区、代表:青木 俊介)は、 SUMISEI INNOVATION FUND(住友生命 CVC)(※)、株式会社ツクイキャピタル、小泉産業株式会社より資金調達を実施いたしました。

 

保険、福祉、住・オフィス空間など多様なジャンルで、最先端のテクノロジーやデザインなどのユカイ工学のロボティクス技術を連携させることにより、サービスの拡張に加え、人々の暮らしを豊かにするモノづくりやコンテンツ開発を行ない、新しい価値を生み出して参ります。

※ 住友生命とユカイ工学、業務提携/2022年2月22日のプレスリリースを参照
https://www.ux-xu.com/news/20220222
 

  • 資金調達の背景・狙い

成長過程にあるコミュニケーションロボット市場において、当社も複数の企業とBOCCO emoを用いた実証実験を共同で実施し、高齢者や子育て支援向けのサービスを開始することができました。
BOCCO emoは、人々の生活の一部に溶け込んで「無くてはならない存在」になっており、確かな手応えを感じると共に、更なる利用シーンの拡大を見込んでいます。

この度、ともに新たなビジネス展開を目指す企業様と第三者割当増資による資本提携契約を締結し、長期的かつ戦略的なパートナー関係を築いてまいります。各社の顧客ニーズや事業展開ニーズをBOCCO emoをベースに弊社の技術力と開発力で解決することを通じて、社会課題の解決にも貢献していきたいと考えています。

今回の増資に伴い調達した資金は、弊社のビジョンの実現に向けたロボティクスに関する研究開発や人材の採用・育成に充当します。また、資本提携を行った各社と事業連携を強化し、なお一層の事業拡大と成長を加速しうる体制の整備を行い、上場を目指してまいります。
 

シニアの見守りや服薬支援、フレイル予防、また、育児相談や妊産婦に向けた子育て支援などの生活者に寄り添ったサービスから、住宅販売時の無人内見などの業務効率化や自治体の地域課題解決への取り組みなど、ライフスタイルからビジネスシーンまで、幅広い分野のサービス・ソリューションをBOCCO emo プラットフォーム上で実現することが可能です。
 

  • ウェルビーイングの実現を目指す、ユカイ工学のロボティクス

2011年の設立以来、「ロボティクスで、世界をユカイに」をビジョンに掲げ、自社製品の開発・販売のほか、企業向けサービスとしてIoT・ロボット技術を活用したサービス開発支援や製品開発支援を行なって参りました。

自社プロダクトでは、家族やサービスをつなぐファミリーロボット「BOCCO emo」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」、赤ちゃんやペットの甘噛みを再現したやみつき体感ロボット「甘噛みハムハム」、ロボット工作に気軽にチャレンジできる教育シリーズ「kurikit」のロボットキットなど、人の生活に寄り添うユニークな製品を開発・発信しています。

ユカイ工学が生み出すロボットの共通点は、家族や友達のようにそばにいて、毎日をちょっと楽しくしてくれたり、愛着が湧く存在であること。自分をポジティブに許容してくれるロボットが励ましながら伴走してくれるパートナーのように、人々のより良く生きるをサポートする存在になる未来が我々のビジョンです。

あらゆる世代のウェルビーイングの向上に、ユカイ工学のロボティクスが欠かせない存在となることを目指し、プラットフォームを充実させていきます。
 

  • 出資者からのメッセージ(敬称略/順不同)

 

住友生命保険相互会社
上席執行役員兼新規ビジネス企画部長
藤本 宏樹 

初めてユカイ工学代表の青木さんにお会いした時、ユニークな社名に驚き、しっぽだけのロボット(Qoobo)を見てさらに驚きました。そんな私たちも、いつしかユカイ工学の世界観とロボット達に魅了され、「コミュニケーションロボットこそ次のユーザーインターフェースの主流になる」というビジョンに共鳴しています。ロボット×生命保険というユカイな組み合わせで、人々を幸せに、世の中を豊かにするWell-Beingなサービスを創っていきます。

公式サイト:https://www.sumitomolife.co.jp/

 

株式会社ツクイキャピタル
代表取締役社長
野嶋 義和

まずBOCCO emoのその可愛らしいデザインと感情表現の豊かさに驚きました。どこか懐かしい親しみやすさを感じさせます。
核家族、高齢化が進行する世界において、BOCCO emoのようなコミュニケーションロボットの存在が今後重要になってくるのではないかと考えています。
ツクイグループは、スマートフォンを持たない或いは十分に使いこなせない高齢者にとってBOCCO emoが新しいコミュニケーションツールの一つになることを期待しており、ロボット×介護のマーケットをユカイ工学と共に創っていきます。

公式サイト:https://www.tsukuicap.co.jp/

 

小泉産業株式会社
取締役 経営企画部 部長
神谷 宗弘

当社はビジョンにも掲げる「ゆたかで快適な暮らしを実現する」ことをめざしてグループ経営を行っています。その私たちがめざす理想と、ユカイ工学様が掲げる「ロボティクスで、世界をユカイに。」は親和性が高く、ビジネスパートナーの枠を超えて、同じ夢を追いかける「同志」として、時代のニーズにマッチした付加価値を、社会に提案できると考えています。その思いは、ユカイ工学様のロボットたち、その開発に携わる個性豊かな社員の皆さんとお会いするたび強くなっています。当社グループの事業とコミュニケーションロボットが創る「ゆたかで快適な生活」に、どうぞご期待ください。

公式サイト:https://www.koizumi.co.jp/
 

  • ユカイ工学 代表 青木俊介よりコメント

ユカイ工学では、ロボットを「ココロを動かす機械」と定義しています。コミュニケーションロボットの本質的な機能である、「人の感情を呼び起こす」機能にフォーカスし、日常生活の中でユーザーの行動変容を促し習慣づけをサポートすることができる。そんなロボットのプラットフォームを構築し、ウェルビーイングを実現していきたいと考えています。この我々のビジョンに共感していただいた大手企業のパートナーの皆様に、今回ご出資をいただくことができました。今後、パートナー企業の皆様のご協力をいただきながら、社会実装のスピードをより高めていくことにとてもワクワクしています。

 

  • BOCCO emo概要

BOCCO emoは、感情表現豊かな家族をつなぐコミュニケーションロボットです。様々な情報を届け、家族の一員として振る舞います。音声メッセージの送受信やリマインド機能、天気情報の配信、ハンズフリー対話、人が近くにいるかのセンシングも可能です。専用のBOCCO emoアプリでは、家族内でのメッセージのやりとりや、センサーの反応を確認することができます。BOCCO emoから送った声はスマホに音声とテキストで届き、スマホから送った声や文字はBOCCO emoがしゃべってお知らせしてくれます。また、APIによるシステム連携で様々なサービスと連動し、生活者に寄り添った取り組みを実現します。簡単な操作で家庭内や外部サービスとコミュニケーションを取ることができます。

BOCCO emo 公式サイト
https://www.bocco.me/

BOCCO emo APIs
https://biz.ux-xu.com/
 

  • ユカイ工学株式会社について

ユカイ工学は、「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、様々な製品を開発・販売するロボティクスベンチャーです。自社製品の製造、販売ノウハウを元に、お客様のご要望に合わせて、ハードウェアの設計・製造、ソフトウェアやアプリ開発、センサーや部品の調達を迅速、柔軟に対応する体制を整えています。

主な製品
・あなたに共感する、未来のファミリーロボット「BOCCO emo」
・家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」
・しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」
・小さくなった、心を癒やす、しっぽクッション「Petit Qoobo」
・「ユカイなぼうけんクラフトキット」などエデュケーションシリーズ「kurikit」
・音声対話開発キット「codama」
・フィジカル・コンピューティング・ツールキット「konashi 3.0」
・脳波で動く猫耳型コミュニケーションツール「necomimi」
・赤ちゃんのような、やみつき体感ロボット「甘噛みハムハム」

企業情報
ユカイ工学株式会社(Yukai Engineering Inc.)
代表取締役:青木俊介
設立日:2007年12月28日
本社:東京都新宿区富久町16-11 武蔵屋スカイビル101
WEB:https://www.ux-xu.com/

Facebook:https://facebook.com/YUKAIEngineering/
Instagram:https://www.instagram.com/yukaiengineering/
Twitter:https://twitter.com/yukaikk
note:https://note.com/ux_xu
 

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