Oasysは2022年2月に発足を発表した、日本発のブロックチェーンプロジェクトです。ゲームに最適化された独自のチェーン構造で、取引速度やユーザー負担の手数料といった現状のブロックチェーンゲームの課題を解決し、ユーザーにより快適なゲームプレイ体験を提供することを目指しています。
本年10月に予定しているメインネットローンチ(注2)時には、21の企業様に初期バリデータとしてOasysチェーンの運用を担っていただく予定ですが、この度最後の一社としてスクウェア・エニックスに参加いただくことが決定いたしました。
(注1)バリデータ…ブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかを検証するノード(コンピューター端末)またはその運営者のこと。運営者は検証により報酬を得る仕組み。
(注2)メインネットローンチ…本番環境でブロックチェーンの稼働を開始すること。
世界的な総合エンタテイメント企業の一つであるスクウェア・エニックスは、2022年4月にブロックチェーン・エンタテインメント事業部を立ち上げ、今後の主要な戦略テーマとしてブロックチェーン技術を活用したトークンエコノミーを基盤とする分散型ゲームの開発に取り組むことを発表しています。
Oasysの初期バリデータには、バンダイナムコ研究所、セガ、Ubisoft、Netmarble、Wemade、Com2uSといった国内外の大手ゲーム会社や、Yield Guild Games、MCH、CryptoGamesなどのWeb3ゲーム会社に参画いただくことが決定していましたが、スクウェア・エニックスの参加により全21初期バリデータが決定いたしました。ゲームやWeb3領域で確かな実績と信頼を持つバリデータ各社様とともに、引き続きブロックチェーンゲームの発展を目指してまいります。また、今後は多様なゲーム開発者様やエコシステムパートナーとの連携を一層加速させ、Oasysエコシステムを拡充させてまいります。
<Oasysの21の初期バリデータ>
■株式会社スクウェア・エニックス ブロックチェーン・エンタテインメント事業部 担当執行役員 齊藤 陽介氏
「新しい技術から、新しいエンタテインメントは生まれる」と常日頃から考えており、ブロックチェーンやNFTは弊社としても非常に注目している技術です。日本発、且つゲーム専門のチェーンであるOASYSブロックチェーンのバリデータとして、他のゲームコミュニティやプロジェクトとともに参加できることを嬉しく思っております。 Web3ゲームに対する共通の熱意を持つ私達にとって、重要なパートナーシップであり、世界中のゲーマーのための全く新しいプレイ体験の創造を促進できる知見を得ることを楽しみにしています。
■Oasys Director 森山 大器
長く世界的に愛されるゲームやIPを複数持ちながら、Web3領域にも挑戦されているスクウェア・エニックス様に参画いただくことは、ブロックチェーンゲームのマスアダプションを目指すOasysにとって大変嬉しいことです。今後はゲームでの協業も通じて、日本に留まらず、世界のブロックチェーンゲーム産業をともに盛り上げていけることを楽しみにしております。
- 株式会社スクウェア・エニックスついて
株式会社スクウェア・エニックスは、エンタテインメント分野において、創造的かつ革新的なコンテンツ/サービスのヒット作品を生み続けるリーディングカンパニーです。当社グループの自社IPの代表作には「ドラゴンクエスト」シリーズ(累計出荷・ダウンロード販売本数8,500万本以上)、「ファイナルファンタジー」シリーズ(同1億7,300万本以上)、「スペースインベーダー」シリーズなどがあります。(https://www.jp.square-enix.com)
- Oasysについて
Oasysは「Blockchain for Games」をコンセプトとするゲームに特化したブロックチェーンプロジェクトです。初期バリデータ(チェーン運用主体)はバンダイナムコ研究所などの大手ゲーム会社やWeb3企業など計21社で構成されており、合意形成アルゴリズムは環境面にも配慮したPoS(Proof of Stake)方式を採用しています。
独自のOasysアーキテクチャでブロックチェーンゲームのユーザーに対して取引手数料の無料化と取引処理の高速化を実現することで、快適なゲームプレイ環境を提供します。(https://www.oasys.games/)