社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、マルチプロトコルEDIソフトウェア「EDI-Master B2B Standard」をはじめとする「EDI-Master」シリーズにおいて、先進認証OAuth 2.0認証に順次対応します。
■背景
Microsoft Exchange OnlineやGoogle Workspaceは、よりセキュアな認証を行うため、ユーザー認証方式において基本認証から先進認証OAuth 2.0へ切り替えることを発表しています。この切り替えに伴い、SMTP/POP3での基本認証を用いたメール送受信が行えなくなることから、「EDI-Master」シリーズでは、これらのメールサービスを利用してメールの送受信を行う際、OAuth 2.0を利用できるように対応を進めています。
■「EDI-Master」シリーズのOAuth 2.0対応状況と対応バージョン
マルチプロトコルEDIソフトウェア「EDI-Master B2B Standard」および医薬品安全性報告EDIソフトウェア「EDI-Master B2B for Medical」は、メールEDIおよびメール通知の機能においてOAuth 2.0に対応しました。また、クライアント・サーバー型高機能スケジューラー「EDI-Master JS Enterprise」は2023年3月に対応予定です。
製品 | メール送受信機能 | OAuth2.0対応状況 | 対応バージョン |
EDI-Master B2B Standard | メールEDI メール通知 |
対応済 | 1.5.1以降 |
EDI-Master B2B for Medical | メールEDI メール通知 |
対応済 | 5.1.0以降 |
EDI-Master JS Enterprise | メール通知 | 2023年3月対応予定 |
※ 現時点では上記表の製品ならびに対応バージョン以外での先進認証への対応予定はございません。
「EDI-Masterシリーズ」のメール送受信機能をMicrosoft Exchange OnlineやGoogle Workspaceを用いて利用する場合には、OAuth 2.0への切り替えが行われるまでに対応バージョンへ移行することを推奨しています。
キヤノンITSは、EDIソリューションの提供を通してこれまで培ってきた知見と経験を生かし、今後も時代の変化とニーズを踏まえたサービスの充実を図り、EDIを利用する幅広い業界のお客さまを支援していきます。
〈キヤノンITソリューションズが提供するEDIソリューション〉
流通・製造・金融といったEDIが広く普及した業界から、貿易・製薬といった特色ある業種特化EDIまで、幅広い業界・業務をカバーしたEDIソリューションを提供しています。専用線、VAN型EDIからインターネットEDIまで、様々な企業間電子商取引(EC/EDI)実現に向け最適な製品&ソリューションを提供します。
■先進認証OAuth 2.0認証への切り換え時期(2022年9月9日現在)
□Microsoft Exchange Online:2022年10月1日
参考URL:https://docs.microsoft.com/ja-jp/exchange/clients-and-mobile-in-exchange-online/deprecation-of-basic-authentication-exchange-online
□Google Workspace:未定
参考URL: https://support.google.com/accounts/answer/6010255?hl=ja
※ Microsoft Exchange Onlineは、マイクロソフト グループの企業の商標です。
※ Google Workspaceは、Google LLC の商標です。
●一般の方のお問い合わせ先:EDIソリューション営業本部 東日本営業部 03-6701-3456(直通)
●EDI-Masterホームページ:https://www.canon-its.co.jp/solution/edi/