東京大学未来ビジョン研究センター 江守 正多氏が、アスエネの気候変動外部アドバイザー・顧問に就任

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アスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田 浩平、以下「当社」)は、気候科学者であり東京大学未来ビジョン研究センター教授の江守 正多氏を、気候変動 社外アドバイザー・顧問として迎えました。国際連合の気候変動に関する政府間パネル IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)の報告書執筆者である江守氏と連携することで、日本の脱炭素社会の実現を目指してまいります。
  • 就任の背景と目的

脱炭素へ向けた動きはグローバルに加速しており、特に上場企業においては、財務情報だけではなく気候関連財務情報(GHG*排出量の指標、削減対策、リスク・機会分析など)の開示が求められるようになっています。

IPCC(国際連合の気候変動に関する政府間パネル)の最新報告書によると、産業革命前からの気温上昇を1.5℃までに抑えるという目標にはほど遠い現状であり、このままでは今世紀末の平均気温は3℃前後上昇すると指摘されています。目標達成に向けて、遅くとも2025年までに世界のGHG排出量を減少へ転じさせ、2030年には2019年対比で4割程度削減する必要があるとしています。

この度、当社は気候科学者でありIPCCの報告書執筆者を務める江守 正多氏を気候変動アドバイザー・顧問として迎えました。これにより、企業のカーボンニュートラルに対する課題を解決するための活動をさらに加速させ、ともに日本の脱炭素社会の実現を目指してまいります。
 

  • 江守 正多氏の役割

1. アスエネへの気候変動、IPCC関連など最新の国際動向の共有・勉強会など実施
2. アスエネと共に気候変動に関する正しい情報の啓発活動・セミナーなど開催
3. 気候変動の取り組みに関する助言やアドバイス
 

  • 江守 正多氏プロフィール

江守正多氏
東京大学 未来ビジョン研究センター教授
国立環境研究所 上級主席研究員

東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。
1997年より国立環境研究所に勤務。
地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長等を経て、2021年より地球システム領域副領域長。連携推進部社会対話・協働推進室長を兼務。
2021年より東京大学総合文化研究科広域科学専攻客員教授。
2022年より地球システム領域上級主席研究員、東京大学未来ビジョン研究センター教授。
専門は気候科学。気候変動に関する政府間パネル第5次、第6次評価報告書主執筆者。

<コメント>
ビジネスにおける最近の脱炭素化の動きは早く、日本でも多くの人がこれに取り組み始めています。しかし、TCFDのことには詳しくても、気候変動問題のそもそもの話が腹に落ちていないという人が案外多いのではないかという感触があります。この度、アスエネのお手伝いをさせていただくことを通じて、日本のビジネスにおけるこのギャップを埋めていくことに少しでも貢献できたらと思います。
 

  • アスエネ代表 西和田からのコメント

当社はミッションに「次世代によりよい世界を」を掲げる、Climate Tech領域のスタートアップです。この度、気候変動やIPCC報告書の詳細理解の深化、社内外の正しい気候変動の外部情報の啓発活動の連携を大きな目的として、江守氏に顧問に就任していただきました。同氏の持つ知見をお借りしながら、弊社は脱炭素社会への変革を牽引し、日本はもちろん、世界にチャレンジする企業として、今後さらに成長を加速させていきます。
 

  • 「アスゼロ」について

「アスゼロ」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。

<主な特長>
・請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
・システムは誰でもカンタンにつかえるUI/UXデザイン
・CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績と経験
・CDP、SBT認証、TCFDシナリオ分析、ICPなどのSXコンサルティングが可能
・GHGプロトコル*に基づいた各種イニシアチブや省エネ法などの報告資料の作成支援
・CO2クレジットオフセット、クリーン電力などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
・GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
 

  • アスエネ 会社概要

会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化クラウドサービス「アスゼロ」、クリーン電力サービス「アスエネ」
資本金:19億8,250万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE
   パビリオンキャピタル(シンガポール政府傘下ファンド)、GMO VenturePartners、
   Axiom Asia Private Capital
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1丁目17−1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階 CIC TOKYO
URL:https://earthene.com/corporate/

【採用について】
アスエネでは、ミッションである「次世代によりよい世界を」を実現するため、全方位で採用を強化しております。ご興味・ご関心がある方は、ぜひお問い合わせください。

募集職種一覧:エンジニア、PdM、デザイナー、CS、営業、海外事業など
       https://www.wantedly.com/companies/asuene
採用サイト:https://earthene.com/corporate/recruitment
担当・連絡先:大西 正輝 recruit@asuene.com

【アライアンスについて】
アスエネでは、CO2排出量見える化・削減クラウドサービス「アスゼロ」の展開を、一緒にお取り組みいただけるパートナーを募集しております。

協業例:金融機関・地域金融機関、電力会社、商社、投資ファンドなど
問い合わせ先:https://earthene.com/asuzero/contact

システム導入に関するお問い合わせ先:info@asuene.com
報道やご取材についてのお問い合わせ先:press@asuene.com

<注釈補足>
* GHG:温室効果ガス、Green House Gasの略。
* GHGプロトコル:Greenhouse Gas(温室効果ガス)の排出量算定と報告の国際・世界基準。
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分。
  Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
  Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
  Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:サステナビリティ・トランスフォーメーション。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える

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