VMwareとIBM、規制の厳しい業界におけるハイブリッドクラウド環境をモダナイズする新たな方法を提供

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IBMは、VMwareのパートナーとして初めて、VMwareベースの環境でミッション・クリティカルなワークロードを実行するお客様向けに、コンサルティングの専門知識と両社が共同で設計した新しいクラウド・ソリューションを提供
【米国カリフォルニア州サンフランシスコ – 2022年8月30日(現地時間)発】VMwareとIBMは本日、VMware Explore 2022 にて、世界各地のお客様とパートナー企業がミッション・クリティカルなワークロードをモダナイズし、ハイブリッドクラウド環境で価値実現までの実現を短縮できるよう、両社のパートナーシップを拡大すると発表しました。このパートナーシップの拡大により、IBMコンサルティングはVMware GSI(グローバル・システム・インテグレーター)パートナーとなり、IBMとVMwareが共同で設計した新しい クラウド・ソリューションを提供、共同開発、市場投入することを計画しています。IBMとVMwareは、金融サービス、医療、公共部門など規制の厳しい業界のお客様がクラウドでミッション・クリティカルなワークロードのマイグレーションやモダナイゼーションに関わるコスト、複雑性リスクに対処できるよう、共同でサポートする予定です。

規制の厳しい業界の企業を含め、企業は、その顧客により良い体験を提供し、業界の規制に準拠できるよう、コア・ビジネスのワークロードをモダナイズすることを求めています。さらに、現在の経済情勢では、クラウド用にアプリケーションをリファクタリングすることは多くの組織にとって非現実的であり、よりアジャイルなモダナイゼーション戦略が重要視されるようになっています。今回計画しているIBMとVMwareのオファリングは、企業がデジタル変革戦略を実行する際の選択肢を増やし、柔軟性を高めることを目的としています。

IBM Cloud Platformの責任者であるハワード・ボヴィル(Haward Boville)は、次のように述べています。「今日の市場では、組織は業務のモダナイゼーションと変革を迅速に行いたいと考えています。しかし、モダナイゼーションとイノベーションを実現するために、セキュリティーやお客様と築いてきた信頼を犠牲にすることはできません。IBMとVMwareは共に、両社にしか提供できない価値をお届けすることで、規制の厳しい業界における共通のお客様がより安全にハイブリッドクラウド・サービスを活用し、どこでも、思い通りの方法で実行できるようサポートしていきます」

VMwareクラウド・インフラストラクチャー・ビジネス・グループで上級副社長兼ゼネラル・マネージャーを務めるマーク・ローマイヤー(Mark Lohmeyer)氏は、次のように述べています。「IBMとVMwareは、数十年にわたる密接な協力関係と世界の何千もの企業が抱えていたビジネス上の課題を解決する中で培った経験に基づく、イノベーションとコンサルティングを合わせてお客様に提供します。この継続的な協業により、金融サービスや規制の厳しい業界において、より高いレベルのセキュリティー、レジリエンシー、コンプライアンス・サポートを必要とするVMwareのミッション・クリティカル・ワークロードを実行しようとしている両社共通の企業顧客のユーザー体験を、より合理化できるようになります」

世界でも特に大きな影響力を持つ企業がセキュリティーと効率性に重点を置きながらワークロードをモダナイズし、ワークロードをデプロイおよび管理する方法を選択できるようにするためには、IBMとVMwareのようなエコシステム・パートナーシップが不可欠です。今回の発表内容は、過去20年にわたり、お客様のテクノロジー目標の実現を支援してきた両社の長年の協力関係を強化するものです。

今回のパートナーシップの拡大は以下を含みます。

  • IBMコンサルティングがVMwareのグローバル・システム・インテグレーター(GSI)に:パートナーシップ拡大の一環として、IBMコンサルティングは、お客様のクラウド変革ジャーニーを支援するVMware GSIパートナーになりました。IBMコンサルティングは、あらゆるハイブリッドクラウド環境、マルチクラウド環境において、オープンかつより安全な方法で、お客様にとって最も重要なワークロードのマイグレーション、モダナイズ、管理するサービスを提供します。これは、複数のクラウドにまたがってアプリケーションを実行し、それぞれの環境で必要とされるセキュリティー、管理、信頼性の支援に欠かせない深いスキルと専門知識を求めるお客様にとって重要なことです。
  • VMwareとIBMによるJoint Innovation Fundの拡張:2018年にIBMとVMwareによるJoint Innovation Labが発足して以降、20件のハイブリッドクラウドおよびAIに焦点を当てたプロジェクトを実施し、IBM Cloudの機能を拡張してミッション・クリティカルなVMwareワークロードに対するお客様のニーズに対処してきました。例えば、VMware対応のリファレンス・アーキテクチャーを開発し、IBM Cloud for Financial Servicesオファリング( https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/financial-service )に統合しました。このラボは、両社のエンジニアリング、セールス、マーケティング、イネーブルメントの各機能を結集し、お客様の問題を解決する共同イノベーション・エンジンとして機能しています。今回の新たな合意により、ラボのイノベーション・パイプラインがさらに 3 年間延長され、共同製品やソリューションの開発向けに資金が提供されます。
  • VMwareアプリケーションの実行場所に関係なくIBM Cloud Satelliteが利用可能に:IBMとVMwareは、IBM Cloud Satellite for VMwareの実現に向け協業しています。オンプレミスに残す必要があるワークロード向けに、IBM Cloud Satelliteがあらゆる実行環境でVMwareワークロードをサポートするようになりました。これにより、IBM Cloudサービスの強化されたセキュリティーとオープンなイノベーションが、お客様のデータ・センターでもご利用いただけます。IBM Cloud Satellite( https://newsroom.ibm.com/2021-03-01-IBM-Cloud-Satellite-Enables-Clients-to-Deliver-Cloud-Securely-in-Any-Environment-Including-at-the-Edge )は、あらゆる環境において、お客様に安全かつ統一されたレイヤーのクラウド・サービスを提供します。

IBMとVMwareは、ハイブリッド環境においてお客様がモダナイズを実現できるよう協業しています。詳細はhttps://www.ibm.com/jp-ja/cloud/vmware をご参照ください。

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