Hmcomm株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:三本 幸司、以下「Hmcomm」)は、本日、AI Agentを事業運営の中核に据え、少人数で高い生産性を実現する当社独自の事業運営モデル「HACO(Hmcomm AI Company Operation)」の実証プロジェクトを開始することを決定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
本プロジェクトでは、当社執行役員の井村 圭介をカンパニー長とし、VAAP(Voice AI Agent Platform)およびAIネイティブ開発基盤「FD-X/NaNa」を活用し、「1人の事業責任者+複数のAI Agent」による事業運営の実現可能性を検証します。具体的には、年間売上高1億円以上の事業を1人の事業責任者を中心に運営するモデルを確立し、2027年に新たに3名の「1人カンパニー長」を創出することを目指します。
1.背景
従来の事業運営では、事業規模の拡大に伴い営業、マーケティング、カスタマーサクセス、開発、分析・管理等の人員を増やす「人員比例型」の成長が一般的でした。一方、生成AI、LLM、AI Agent等の急速な進化により、これまで人が担ってきた多くの業務をAI Agentが担うことが可能となりつつあります。
当社はこの変化を事業運営そのものに適用し、以下のような抜本的な転換ができる可能性があると考えております。
「人を増やして事業を拡大する」モデルから、「AI Agentを増やして事業機能を拡張する」モデルへ
この当社独自のAIネイティブ型事業運営モデルを「HACO」と定義します。
2.「1人カンパニー」構想
「1人カンパニー」とは、1人の事業責任者を中心に、複数のAI Agentが営業、マーケティング、カスタマーサクセス、開発、分析・管理等の業務を担い、少人数で一つの事業に必要な機能を実現するモデルです。AI Agentは単なる業務効率化ツールではなく、各業務を担う「デジタルな事業チーム」として位置付けます。
主な役割と想定基盤は以下の通りです。
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役割 |
主な業務 |
基盤 |
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カンパニー長 |
事業戦略、意思決定、重要顧客対応、例外処理 |
人間1名 |
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営業Agent |
リード発掘、営業リスト、提案、フォロー |
NaNa |
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マーケティングAgent |
コンテンツ制作、リード分析等 |
NaNa |
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CS Agent |
問い合わせ、顧客分析、アップセル・解約予兆 |
VAAP |
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開発Agent |
要件整理、設計、開発、テスト |
FD-X |
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分析・管理Agent |
KPI分析、レポート、資料作成等 |
FD-X/NaNa |
なお、本構想は人をAIに完全に置き換えるものではなく、AI Agentに定型・大量業務を担わせることで、事業責任者が意思決定、顧客との関係構築、事業開発等の高度な業務に集中できる環境を構築するものです。
3.実証プロジェクトの概要
今回の実証では、VAAPおよびFD-X/NaNaを活用し、事業運営に必要な各種業務をAI Agentにより自動化・高度化するとともに、従来型の事業運営と比較した生産性・経済性を検証します。主な検証項目は以下のとおりです。
(1)業務の自動化・高度化
・AI Agentによる営業・マーケティング業務の自動化
・AI Agentによる顧客対応・CS業務の高度化
・FD-XによるAIネイティブ開発の生産性の向上
・売上・顧客・KPI等の分析およびレポーティングの自動化
(2)1人で運営可能な業務範囲
・事業責任者1人で運営可能な業務範囲の検証
・非定型業務・顧客トラブル等の「例外処理」における人的ボトルネックの検証
・AI Agentの追加・連携による事業機能拡張の検証
(3)生産性・経済性
・売上・粗利・ARRに対する人件費等の経済性の検証
・1人当たり売上高等の生産性の検証
4.「1人カンパニー長」の定義と目標
当社は、本実証において、年間売上高1億円以上の事業を、1人の事業責任者を中心として運営・成長させることができる人材を「1人カンパニー長」と定義します。
1人カンパニー長は、すべての業務を1人で行うことを意味するものではありません。HACO、VAAP、FD-X/NaNaおよびAI Agent群を活用し、各業務をAI Agentに分担させながら、事業責任者は高度な意思決定や顧客対応等に集中します。
また、特定の個人の能力に依存するのではなく、AI Agent、業務プロセス、例外処理の仕組みを標準化することで、再現可能な事業モデルとして確立することを目指します。
5.今後の展開
2026年は、井村執行役員を中心として「1人カンパニー」の実証を行い、HACOの事業運営ノウハウ、AI Agent群、VAAPおよびFD-X/NaNaの活用方法、ならびに例外処理の運用方法を標準化します。その上で、2027年にはこのモデルを他の事業責任者へ展開し、新たに3名の「1人カンパニー長」を創出することを目指します。
6.今後のスケジュール
・2026年8月:実証プロジェクト開始
・2026年下期:HACO、VAAP、FD-X/NaNaを活用した事業運営モデルの検証
・2026年下期以降:実証結果の評価および他事業への展開を検討
・2027年:他の事業責任者への展開と「1人カンパニー長」3名の創出
7.業績への影響
本プロジェクトが2026年12月期の業績に与える影響は軽微です。今後、本プロジェクトに関して開示すべき重要な事項が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
(ご参考)本資料で用いる主な用語
・VAAP(Voice AI Agent Platform):音声認識・音声合成、Voice LLM、RAG、ワークフロー、AI Agent、外部システム連携を共通基盤に統合した、当社の中核AIプラットフォーム。
・FD-X:当社の自社開発環境。開発工程の標準化・自動化と案件横断のナレッジ検索(RAG)により、案件の設計・実装のリードタイムを大幅に縮小する。
・NaNa:「AI本社」と位置付ける全社生成AI活用基盤。部門業務を担うAI Agentの連携と社内ナレッジの横断検索により、本社・管理業務を抜本的に効率化する。
・両基盤は、意図理解・タスク分解を担うOrchestrator、ベクトルDBと主要LLMを統合するRAG/LLM Gateway、およびPIIマスキング等のAIセキュリティを共通層として備えています。
【Hmcomm株式会社について】
・URL https://hmcom.co.jp
・所在地 東京都港区浜松町2-10-6 PMO浜松町Ⅲ 4階
・事業内容 人工知能(AI)音声処理技術を基盤とした要素技術の研究/開発およびソリューション/サービスの提供
<本リリースに関するお問合せ>
報道関係者様:Hmcomm株式会社 IR担当 hm_ir@hmcom.co.jp
TEL:03-6550-9830 FAX:03-6550-9831


