Adjust、ゲームアプリインサイトレポート2026を発表

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モバイルアプリの計測・分析ツールを提供するAdjust(本社:独・ベルリン、CEO:アンドレイ・カザコフ、日本ゼネラルマネージャー:佐々直紀)は、最新レポート「ゲームアプリインサイトレポート 2026」を発表しました。本レポートでは、2025年の世界のゲームアプリセッション数が前年比で増加し、ペイドインストールとオーガニックインストールの比率が世界全体で61%上昇したことが明らかになりました。モバイルゲーム市場が成熟し、ユーザー獲得コストやシグナルロスへの対応が課題となる中、ゲーム企業は新規ユーザーの獲得だけでなく、継続率、プレイヤー価値、LTVを重視した成長戦略へと移行しています。

日本市場では、2025年のゲームアプリにおけるインストール後1日目の継続率が25%となり、APACの対象国の中で最も高い水準を記録しました。また、日本のインストール当日のユーザーあたりセッション数は、2024年の1.76から2025年には1.81へと3%増加し、APAC平均の1.70を上回りました。さらに、広告1,000回表示あたりのインストール数を示すIPMは、日本で前年比4%増の5.27となりました。これらの結果は、日本のゲームアプリ市場において、インストール直後の体験設計、初日エンゲージメント、継続利用を促す施策が成長の重要な鍵となっていることを示しています。

Adjust マーケティングディレクター、ティアン・ウェッツラー(Tiahn Wetzler)

「モバイルゲーム市場が成熟するにつれ、成長は単なる規模の拡大ではなく、精度を高める方向へとシフトしています。ユーザー獲得コストが上昇する中、ゲーム企業は高い価値を持つプレイヤーの離脱防止、クリエイティブやチャネルの最適化、そして短期間のプレイよりも継続的なプレイにつながる『広告からアプリ体験への誘導フロー』構築にさらに力を入れています。これを実現するための鍵となるのが、信頼できる計測です。真の長期的価値がどこから生まれるのかを理解し、ユーザー獲得、エンゲージメント、収益化のデータを結び付けて迅速に意思決定することが今や不可欠となっているのです」

Adjust 日本ゼネラルマネージャー 佐々直紀

「日本のゲームアプリ市場では、ユーザー獲得の競争が続く一方で、インストール直後の体験がその後の継続率やLTVを左右する重要な分岐点になっています。今回のレポートで、日本のインストール後1日目の継続率が25%とAPACで最も高い水準となり、インストール当日のユーザーあたりセッション数も1.81へ伸長したことは、日本のゲームユーザーが質の高い体験に対して早期から高いエンゲージメントを示すことを示唆しています。今後、ゲーム企業には、クリエイティブ、オンボーディング、ライブオプス、収益化を分断せず、信頼できる計測データに基づいて、獲得から継続、LTV最大化までの一貫した最適化が求められます。Adjust Japanは、国内のゲーム企業が変化する市場環境の中で持続的な成長を実現できるよう、計測・分析の面から支援してまいります」

主な調査結果

2025年の世界のゲームアプリセッション数は前年比1%増となりました。地域別では、中東・北アフリカ(MENA)がインストール数2%増、セッション数7%増と堅調な伸びを示しました。一方、APACと北米ではインストール数、セッション数ともにわずかな減少にとどまりました。

サブカテゴリー別では、戦略ゲームのセッション数が前年比57%増と最も高い成長を記録しました。カジュアルゲームは37%増、ハイブリッドカジュアルゲームは31%増となり、シミュレーション、カード、パズル、レース、スポーツでもセッション数が増加しました。

インストール数では、スロットゲームが前年比46%増、カジノゲームが22%増、カジュアルゲームが19%増と高い成長を示しました。RPG、シミュレーション、ハイパーカジュアル、ワードゲームでもインストール数が増加しています。

日本では、インストール後1日目の継続率が25%となり、APACで最も高い水準を記録しました。APACではシンガポールが23%、タイとインドネシアが21%、韓国が20%となっており、日本は同地域の中でも特に初期継続率の高さが際立っています。

日本のインストール当日のユーザーあたりセッション数は、2024年の1.76から2025年には1.81へと3%増加しました。APAC全体では1.69から1.70への上昇にとどまっており、日本は初日の利用頻度においても地域平均を上回っています。

広告効果の指標であるIPMでは、日本が前年比4%増の5.27を記録しました。APAC全体ではIPMが5%増加し、2024年の7.59から2025年には8.00へと上昇しています。

iOSのApp Tracking Transparency(ATT)オプトイン率は、ゲームアプリ全体で2026年第1四半期に39%となり、2025年第1四半期の38%から上昇しました。デベロッパーが同意プロンプトの表示タイミングや内容を最適化していることが、オプトイン率上昇の一因と見られます。

日本市場への示唆

日本のゲームアプリ市場では、初日から高いエンゲージメントを生み出し、継続利用につなげる設計が特に重要になっています。インストール後1日目の継続率がAPACで最高水準となったことに加え、初日のユーザーあたりセッション数とIPMも伸長していることから、日本では、クリエイティブ、ストア導線、オンボーディング、初回プレイ体験を一貫して最適化することが、LTV向上に直結しやすい市場環境にあると考えられます。

2026年に注目すべき成長テーマ

本レポートでは、2026年のモバイルゲーム市場を形作る主要トレンドとして、D2Cチャネル、AI生成クリエイティブ、ライブオプス、報酬型メカニクス、クロスプラットフォーム戦略を挙げています。これらの取り組みは、ユーザー獲得後の体験を最適化し、エンゲージメント、継続率、LTVを高めるうえで重要な要素になるとしています。

調査概要

本レポートは、Adjustが計測したアプリから収集し、集計・匿名化したデータに基づいています。対象期間は2024年1月から2026年1月で、Adjustが計測する上位5,000アプリおよびすべてのアプリの合計データ、45カ国の調査データ、最大250の地域データを使用しています。なお、本レポートのデータは世界のすべてのアプリ市場を反映するものではありません。

レポートはこちらから無料でダウンロードいただけます。

Adjustについて

Adjustは、デジタル広告やコネクテッドテレビ(CTV)、地上波テレビやQRコードまで、様々なキャンペーンのアプリインストール効果を計測し、その分析環境を提供することで、アプリの成長を目指す世界中のマーケターから信頼を得ています。急成長中のテック企業から、初めてアプリを立ち上げる実店舗を運営する企業まで、アプリマーケティングのあらゆるステージで顧客と連携しています。Adjustが提供する強力な計測・分析ソリューションから得られる可視性とインサイトが、マーケターがより優れた成果を達成できるようサポートします。

AdjustはAppLovin(アップラビン、NASDAQ:APP)のグループ会社です。

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