World ID認証で「本物の人間の集合知」を活かす予測市場プラットフォーム「Signals(シグナルズ)」β版が始動

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サービスサイトURL:https://lp.signals-market.net/

企業・法人導入、一般の方による予測への参加ができます

人間の「予測力」を測り、組織の意志決定を変える

Institution for a Global Society 株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長CEO:福原 正大、以下「IGS」)は、Tools for Humanity(以下「TFH」)とのパートナーシップのもと、本日2026年3月16日より予測市場プラットフォーム「Signals(シグナルズ)」β版の提供を正式に開始いたします。企業・法人での導入、一般の方による予測への参加が可能です。

「Signals」は、アプリ内で作成されるスマートコントラクトウォレットで利用できる予測市場プラットフォームです。参加者の人間証明の手段の一つとして、TFHが提供するWorld ID(人間証明テクノロジー)とも連携しており、World ID認証に基づく人間証明によってBOTや複数アカウントによる不正参加を排除し、「実在するユニークな個人であること」を厳格に保証します(※)。IGSが創業以来取り組んできた人の能力測定(コンピテンシー・非認知能力)の知見を活かし、次なる人的資本指標として「予測力」の可視化および「集合知」の社会実装に取り組むものです。
※今後、人間証明とは別に、メールアドレス認証などにも順次対応予定です(導入形態や運用要件に応じて選択可能)。

あわせて、本プラットフォームのエコシステムパートナーとして、株式会社三菱UFJ銀行、アクシスコンサルティング株式会社、スカパーJSAT株式会社の3社が参画し、人的資本(採用)、予測判断力、メディア・エンタメの各領域におけるユースケース検証に向けた取り組みを開始することをお知らせいたします。

2026年3月16日「Signals(シグナルズ)」β版ローンチ発表会にて。左:IGS代表取締役会長CEO 福原正大、右:Tools for Humanity日本代表 牧野友衡氏

■背景:なぜ今、「予測市場」なのか

IGSはこれまで、企業・学校・自治体向けにコンピテンシーや非認知能力といった「人の能力」を科学的に可視化するツールを提供してきました。その過程で見えてきたのが、複雑化する社会環境の中で組織が直面する「意思決定の精度」という課題です。

従来の意思決定支援には、以下の3つの構造的な問題があります。

1. データ品質の崩壊・・・インターネット調査では、質問を精読せずに回答する「省力回答者」の混入が避けられない。NIRA総合研究開発機構の調査では、性別・年齢で割り付けを行った調査でも9〜16%が該当した[1]。こうしたバイアスは事後的な補正でも完全には除去できず、データの信頼性という課題が残る(NIRA総合研究開発機構調査)。

2. 組織内の同調圧力・・・会議室では声の大きい人・役職者の意見が通りやすく、現場に埋もれた正確な見立て(予測)が活かされない。

3. 「予測する力」の不可視化・・・スキルや経歴では捉えられない「将来を見通す判断力」が、採用・人材評価において重要であるにもかかわらず、これまで測定する手段がなかった。

Signalsは、これら3つの課題を同時に解決するために開発された予測市場プラットフォームです。

[1] 大森翔子「インターネット調査のサンプル特性:国勢調査・面接調査との比較」NIRA総合研究開発機構 ワーキングペーパー No.1(2021年11月)https://www.nira.or.jp/paper/article/2021/wp01.html

<市場背景>

こうした課題は、特定の業界に限らず広く共通しています。大企業の人事・採用部門では「候補者の判断力をどう測るか」、金融・投資機関では「組織内の分散した知見をいかに意思決定に反映するか」、マーケティング領域では「市場の変化をいち早く捉える集合知をどう活用するか」という需要が高まっています。

予測市場はこれらのニーズに応える手法として欧米では急速に普及しており、日本においても企業の意思決定インフラとしての導入機運が高まっています。IGSはSignalsを通じて、この流れの中における日本発の取り組みの第一歩として位置づけています。

■Signalsとは:人間の集合知を、信頼できるデータに変える

「予測市場」とは、特定テーマに対して参加者が予測を行い、その集合知を確率・価格として可視化する意思決定支援の仕組みです。欧米では、PolymarketやKalshiといったプラットフォームが政治・経済分野で活用され、意思決定支援の新たなアプローチとして関心が高まっています。

Signalsが既存の予測市場・アンケート調査と異なるのは、「参加者が本物の人間であること」を技術的に担保している点です。

【Signalsの3つの独自性】

  1. World ID連携:参加認証の手段の一つとしてWorld IDを導入。World ID認証に裏付けられた人間証明により、BOTや複数アカウントを排除。「実在するユニークな個人であること」を厳格に担保する。

  2. プライバシー保護:ゼロ知識証明により、個人情報をIGSに共有することなく匿名で参加可能。「人間であること」だけを証明し、個人は特定されない。

  3. 健全なインセンティブ設計:正確な予測を促す報酬設計を実装(国内法規制に準拠※)。根拠のない予測は自然に淘汰され、集合知の精度が高まる仕組み。

※法的位置づけ・・・本サービスは、金銭や換金性のある資産を賭ける形態を前提としない意思決定支援ツールです。参加へのインセンティブは国内法規制に準拠した設計であり、賭博等に関連する法令には該当しないと判断しています。

IGSはこれまで、企業内において予測市場や予測モデルを、人材評価や意思決定支援の仕組みとしてクローズドに実装・運用してきました。今回の取り組みは、そうした実績を踏まえ、社内利用にとどまらない形での社会実装に向けた検証を行うことを目的としたものです。

■パートナーシップの概要

本プラットフォームの思想と可能性に共感いただいた各社と共に、「予測力」の可視化および「集合知」の社会実装に向けた検証を行います。

  1. 株式会社三菱UFJ銀行:人的資本・採用領域
    【検証内容】予測市場を活用した採用における能力評価
    予測市場の仕組みを活用し、候補者の判断や「見立てる力」を通じて能力を捉え、採用における新たな評価手法としての活用可能性を検証します。

  2. アクシスコンサルティング株式会社:予測判断力計測領域
    【検証内容】コンサルタントの未来予測力・判断力の可視化

    ハイエンド人材紹介企業としての知見を活かし、予測市場を通じて、個々のコンサルタントが将来の事象をどのように予測し、どの程度の精度で判断できるのかを計測します。これにより、従来のスキルや経歴では捉えきれなかった「予測判断力」という新たな人的資本指標の可能性を検証します。

  3. スカパーJSAT株式会社:メディア・エンタメ領域
    【検証内容】コンテンツヒット予測とファン熱量の可視化

    エンタメコンテンツの企画段階・公開前において、「何が支持されるか」「どの層がどの程度の関心を持つか」を予測市場によって可視化。信頼できる「個人の意思」を的確に把握することで、コンテンツビジネスのマーケティングの高度化を目指します。

■ IGS 代表取締役会長CEO 福原 正大 コメント

「IGSはこれまで15年間、コンピテンシーや非認知能力など『人の能力』を科学的に測定し、個人と組織の成長を支援してきました。その歩みの中で私たちが確信するのは、複雑化する社会課題を解決する力の源泉として、人間一人ひとりの『予測力』と、それを束ねた集合知が重要である、ということです。生成AIが急速に進化する今、『その判断が本当に人間によるものか』を証明し、答えのない未来に対する予測判断をどのように意思決定に活かすかが、これまで以上に重要になっています。World IDというグローバルな技術基盤と、日本を代表する企業の皆様と共に、投機や娯楽ではない、『信頼できる集合知』の社会実装に向けた第一歩を踏み出します。」

■ 今後の展望:予測力をポータブルな人的資本指標へ

IGSは今後、Signalsの機能拡張として、条件付き市場(ある事象の成立を前提とした予測)の導入や、SBT(Soulbound Token)を活用した個人の予測実績・判断力のオンチェーン記録にも取り組む予定です。これにより、蓄積された「予測力」を特定のプラットフォームに閉じることなく、採用・人材評価など幅広い場面でポータブルに活用できる仕組みの実現を目指します。

■ サービス概要

名称

予測市場プラットフォーム「Signals(シグナルズ)」β版

コンセプト

人間の集合知を活かし、組織の意思決定の質を高める予測市場プラットフォーム

提供開始日

2026年3月16日

対象

企業・法人(市場設定・データ活用、認証方式を設定)、および一般の方(予測への参加)

主な特徴

World ID連携による人間証明(参加認証の手段の一つ)/ゼロ知識証明によるプライバシー保護/正確な予測を促す健全なインセンティブ設計(国内法規制に準拠)

URL

Signals|予測市場プラットフォーム
Signalsは、集合知によって未来の可能性を可視化し、より良い意思決定を支援する予測市場サービスです。SIGSトークンで参加でき、直感的にマーケットを楽しめます。

会社概要

Institution for a Global Society(IGS)株式会社

社会で力を発揮するうえで重要な「非認知能力」を中心に、人の能力(コンピテンシー・スキル)や特性(生まれ持った気質)を可視化する評価サービスを提供するEdTech/HRTech企業です。企業・学校・自治体向けに、行動特性や強みを科学的に捉えるツールおよびサービスを提供し、個人と組織の成長と価値創出を支援しています。
企業パーパスに「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」、そしてビジョンとして「人を幸せにする評価と教育で、幸せを作る人、をつくる。」を掲げています。2010年5月の創業以来、国内外の多様な組織との協業を通じて、教育・人材領域の変革を推進し、2021年12月29日には東証マザーズ市場(現・グロース市場)へ上場しました。

  • 所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F

  • 設立:2010年5月

  • 資本金:90百万円(2025年12月末現在)

  • 事業内容:学校・企業向けに、非認知能力を含む人の能力・特性を可視化する評価プラットフォームの開発・提供

  • 代表者:代表取締役会長CEO 福原 正大/代表取締役社長 COO 中里 忍

  • コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/

「World」について

Worldは、世界最大で、あらゆる人に開かれた“実在する人間のネットワーク”を構築することを目指しています。本プロジェクトは、Sam Altman、Max Novendstern、Alex Blaniaによって構想され、AI時代における「人間であることの証明」「金融インフラ」「人と人とのつながり」をすべての人に提供することを目的としています。

詳細は world.org および X の公式アカウントをご覧ください。
公式サイト: https://world.org/ja-jp

Tools for Humanityについて

Tools for Humanity(TFH)は、AIが急速に普及する時代において人間を中心に据えたシステムを構築するために設立されたグローバルテクノロジー企業です。Sam AltmanとAlex Blaniaによって共同創業され、World IDおよびWorld Appの開発・運営を行っています。

■事業に関するお問い合わせ先(企業・法人等)

Institution for a Global Society株式会社 プラットフォーム/Web3事業部

MAIL: Corp400_pf@i-globalsociety.com

■ご取材に関するお問い合わせ先(メディア)
Institution for a Global Society株式会社 ブランドコミュニケーション室 広報担当 川村
MAIL: pr@i-globalsociety.com

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