News Release
食品トレー容器のエフピコ、グループ30社の業務改革とガバナンス強化を目的に会計システムをオラクルのクラウドERPで刷新
2022年8月2日
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、株式会社エフピコ(本社:広島県福山市、代表取締役社長:安田 和之)が、グループ30社の業務の集中管理とデータ統合によるさらなる業務効率を推進する新しい会計システムに、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」を採用したことを発表します。今回の刷新により、電子帳簿保存法や将来の法制度改正にも迅速に対応していきます。
エフピコは、スーパーマーケット、食料品店などで使用される簡易食品容器の専業メーカーとして1962年に創業しました。昨今、テイクアウト・デリバリー市場拡大や小売業界の人手不足など変化するマーケットへの対応により業績を伸ばしつつ、一方で、循環型社会の構築やSDGsの実現に向け、食品トレー・PETボトルのリサイクルや環境負荷の低い容器の開発を積極的に行っています。こうした成長過程の中で、全社を通して生産、物流、バックオフィスなどあらゆる部門での合理化の取り組みを推進しており、その一環として、バックオフィスの効率化、迅速かつデータドリブンな経営管理などが求められていました。
経営に求められるスピードやガバナンス強化を推進する上で、承認ワークフローのデジタル化が重要であり、そのためにはペーパーレスの実現をまず行う必要がありました。手入力伝票と証憑データとの紐づけ作業の負担が増しており、長年利用していた大手ERPソリューションとその周辺システムの改修では対応が難しくなっていること、複数のシステムごとの運用やシステム間連携の運用など重複した業務が発生していることも課題でした。また、将来の法改正やビジネス環境変化への対応にシステム改修が間に合わなくなる点も懸念されていました。
今回、グループ共通に業務プロセスを一元管理できる「Oracle Cloud ERP」の採用により、ペーパーレス化を推進、さらには電子帳簿保存法やその他法改正への迅速な対応を実現し、全社的に効率的な決算財務報告プロセスを実現します。また、システム課題に起因して生じた工数や社員のミスにつながるマニュアル作業を減らすことで、従業員の働き方の向上も期待しています。システムのコスト面においては、アドオンやインターフェース開発での費用を抑制し、外部に委託せざるを得なかった保守・運用コストの低減を実現します。「Oracle Cloud ERP」の特徴であるシングル・データモデルにより、管理項目を付加した多軸のデータ分析が自動化できるなど、ビジネス・プロセスと経営管理をデジタル化し、データドリブンな経営リソースの最適化を実現できる会計システムを構築します。
本発表に向けたお客様からのコメント:
「エフピコを取り巻く市場環境が大きく変化し、事業拡大に伴うグローバル対応やセキュリティ、ガバナンス強化も喫緊の課題でした。また、システム環境としては、2025年問題に直面し、システムの在り方を見直すタイミングでもありました。そこで、ペーパーレスなどのデジタル化や電子帳簿保存法への対応を推進し、より効率的な決算業務を実現すべく『Oracle Cloud ERP』を採用しました。他システムとの容易な連携や定期的なアップデートにより常に最新のシステム環境が提供されるSaaSであることを評価しています。今後は、この新しい会計システムをグループ全体に展開し、次の成長に向けた変化対応力とガバナンス強化を図ることができると確信しています。」
株式会社エフピコ 執行役員 経理部ジェネラルマネージャー 吉岡 潤一郎 氏
参考リンク
・株式会社エフピコ https://www.fpco.jp/
・Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP) https://www.oracle.com/jp/erp/
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