産業用ロボットは一般的に生産システムの中に組み込まれていることが多く、有線または無線ネットワークを通じてITシステムによって制御されています。そのため常にサイバーセキュリティの脅威にさらされているといえます。
また、産業用ロボットの安全規格としてISO 10218-1の改訂版が今後発行される予定ですが、サイバーセキュリティに関する要求項目が追加される可能性が高いと予想されています。ロボット自体がウィルスやマルウェアに感染することで、生産がストップするといった甚大な被害をさけるためにもセキュリティ対策を進めることがロボット業界で求められています。
【事例動画:産業機器サイバーセキュリティテストサービス活用事例 セイコーエプソン株式会社】
(1分21秒) https://youtu.be/RCI0BiZtWOE
セイコーエプソン株式会社執行役員 マニュファクチャリングソリューションズ事業部長 内藤 恵二郎氏は産業機器サイバーセキュリティテストサービスについて次の通り述べています。
「拡大するスマートファクトリーにおいてセキュリティの重要性が高まり、対応を開始しました。今後より強まるサイバーセキュリティの要求にいち早く対応し安心・安全なロボット開発を推進してまいります」。
テュフ ラインランド ジャパン サイバーセキュリティサービス 室長の貝田 章太郎は次のように述べています。「テュフラインランドジャパンでは、IoTとFA分野のサイバーセキュリティサービス拡充に注力しています。各地域や業界の法規制とサイバーセキュリティの最新技術に精通した専門家を擁することで、より一層製造業のお客様が抱えるサイバーセキュリティの課題解決に寄与していきたいと考えております」。
【テュフ ラインランド グループについて】
テュフ ラインランドは、150年の歴史を持つ世界でもトップクラスの第三者検査機関です。グループの従業員数は全世界で20,000人、年間売上高は20億ユーロにのぼります。第三者検査のエキスパートとして、人々の暮らしのあらゆる面で、品質、安全、環境、テクノロジーを支えています。産業用装置や製品、サービスの検査だけではなく、プロジェクト管理や企業のプロセス構築もサポートしています。また幅広い業種、職種について、専門的なトレーニングも実施しています。こうしたサービスは、テュフ ラインランドの認定ラボや試験設備、教育センターのグローバルネットワークによって支えられています。テュフ ラインランドは、2006年より国連グローバル・コンパクトのメンバーとして活動しています。ウェブサイト: www.jpn.tuv.com