株式会社STARIUM(本社:神奈川県横須賀市、代表取締役:今井清臣)は、公益社団法人地域医療振興協会 横須賀市立総合医療センター(所在地:神奈川県横須賀市)と連携し、2026年3月2日より、小児科において「ARどうぶつえん」の常設提供を開始いたします。
本取り組みは、入院や通院をする子どもたちの不安や孤独感を和らげ、安心して医療を受けられる環境づくりに貢献することを目的としています。医療機関における常設導入は全国初の事例となります。
■取り組みの背景
小児医療の現場では、日常生活から突然切り離され、家族や友達と会えない孤独感、外出できず同年代の子どもたちの体験から遠ざけられる寂しさ、検査や治療に伴う不安や孤独感、退屈の軽減、また家族の情緒的負担の緩和といった課題が継続的に存在しています。
AR技術を通じて病院内に”小さな希望の景色”をつくり出し、子どもたちに笑顔と安心感を届けることができると考え、横須賀市立総合医療センターとの連携のもと、本取り組みを実現いたしました。

■ 地域企業の支援による実現 ―横須賀の企業が、横須賀の子どもを支える―
本取り組みは、「横須賀の子どもたちを、横須賀の企業が支える」地域プロジェクトとして、地域の事業者様からのご支援により実現したものです。
「子どもたちの未来のために」という想いに共感いただいた企業様のご協力により、市立総合医療センターという地域医療の要における小児医療支援が可能となりました。
“未来の横須賀を支える子どもたち”に対する地域の温かさの象徴となる取り組みです。
■ご支援企業様(順不同)

権田総合法律事務所 株式会社エスシープランニング 株式会社ORSA
臼井不動産株式会社 株式会社萩原通信 木村金属工業株式会社 株式会社エステートナビ
(2025年12月現在 順不同)
■「ARどうぶつえん」とは
世界的な人気を誇る北海道旭川市の旭山動物園による監修のもと、現実には存在しない場所や空間にリアルな実寸大の動物たちを出現させるAR(拡張現実)技術を活用したサービスです。SoVeC(ソベック)株式会社のVisual Positioning System(以下 VPS)(※1)技術で日常空間にAR(拡張現実)を表示させるロケーションベースARアプリ「XR CHANNEL」(※2)を活用したリアルな表現によりスマートフォンやタブレットを通じて、まるで目の前に動物がいるかのような非日常的な体験を創り出します。
すでに全国の病院・特別支援学校等でイベント導入が実施されており、「笑顔が増えた」「会話が生まれた」「子どもたちの恐怖心が減った」など多くの現場でポジティブな反応が生まれています。

■横須賀市立総合医療センターとの連携
横須賀市立総合医療センターは、地域の中核病院として、質の高い医療提供に加え、患者様に寄り添った環境づくりに力を入れています。
今回の取り組みは、同センターとの緊密な連携のもと実現したもので、小児科のスタッフの皆様からも「子どもたちの表情が明るくなることを期待している」と温かいお言葉をいただいています。動物と相対して笑顔が戻る、離れている家族にも安心感をもたらす、病棟の雰囲気がやわらぎ医療スタッフとの会話が増えるなど、医療的にも心理的にも大きな意味を持つ取り組みです。
弊社は地元・横須賀に本社を置く企業として、横須賀市および市立総合医療センターと協働で地域医療を支える取り組みを、今後も継続・拡大してまいります。

■ 今後の展開と「こどもサポートプログラム」支援企業募集について
弊社は、本取り組みを横須賀市立総合医療センターでの成功事例とし、全国の医療機関へ展開してまいります。
現在、「ARどうぶつえん こどもサポートプログラム」にご賛同いただける支援企業様を募集しております。
小児医療を支え、地域の子どもたちに笑顔を届けるこの取り組みに、ぜひご参加ください。企業の社会貢献活動・CSR活動の一環としてのご支援が可能です。
本プロジェクトは、横須賀の医療現場の負担軽減と子ども支援の両立を目指す、地域の共創パートナーシップです。ご関心をお持ちの企業様は、下記までお気軽にお問い合わせください。
■サービス開始日
2026年3月2日(月)より提供開始
■会社概要
<株式会社STARIUM (スタリウム)>
代表者:代表取締役 今井清臣
事業内容:AR体験コンテンツの企画・開発
URL:https://www.arzoo.jp
株式会社STARIUMは、「すべてのひとびとに、“想像する楽しさ”と“発見のよろこび”を」というミッションのもと、テクノロジーを通じて、心を動かす出会いや、考えたくなる風景を世界に広げていきます。
■提供施設概要
<横須賀市立総合医療センター>
所在地:〒239-8567 神奈川県横須賀市神明町1番地8
管理運営:公益社団法人 地域医療振興協会
URL:https://ygmc.jp/gaiyou/info/
(※1)VPS(Visual Positioning System)
現実世界のデジタルツインとなる3Dマップ(3Dメッシュ)と、スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む高精度な位置情報を特定する技術です。
(※2)「XR CHANNEL」
SoVeC株式会社が開発した、街の奥⾏を認識するVPS技術を活⽤した国内初のロケーションベースARアプリです。スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像から位置情報を特定するVPS技術を活用し、日常空間にARを表示します。デジタル看板やナビゲーションに加え、広告宣伝、エンターテインメント、アート、教育などの臨場感のあるコンテンツの表示が可能になり、本アプリを通じて、街の風景とARコンテンツが空間上連携、作用し合うような新しい体験が楽しめます。
・公式サイト:https://www.sovec.net/solutions/xrchannel.html
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社STARIUM 広報担当
電話:03-5403-6469 E-mail:contact@starium.co.jp
【提供施設に関するお問合せ先】
横須賀市立総合医療センター 企画広報課
E-mail:uwamachi-kikaku@jadecom.info


