また、昨年に引き続き「U30’sVIEW」(アンダーサーティズビュー)を実施。次世代を牽引する30歳未満の起業家・アーティスト・研究者などの選考委員が、自身の感性や目線で選ぶオンラインコンテンツ作品を表彰します。
近年、拡大するインターネット市場がメディアに大きな変革をもたらすなか、情報の信頼性や品質が課題として指摘されることが増えています。同時に、インターネットの世界で主流となってきた広告収入中心のメディア運営が揺らいでいます。これが、信頼できる情報を継続的に発信するために必要なメディアの財務基盤を損ね、情報の品質を落としかねないという悪循環も生じています。
インターネットメディア協会(JIMA)では、このように成長する一方で課題を抱えるインターネットを基盤とするメディア活動について、課題解決に向けた議論や相互啓発、情報受信者・発信者双方のリテラシー向上に向けた活動に、会員とともに取り組んできました。
Internet Media Awardsは、信頼性のある情報をわかりやすく正しく世の中に伝え、社会をよりよい方向に導いた作品や活動に光をあてるとともに、情報伝達における質の高さを追求しイノベーションに挑むメディア事業社や関係者をたたえるアワードです。2023年を振り返り、新しい年のよりよい作品創作や活動に活かし、メディアのさらなる発展を目指します。
【 Internet Media Awards 2024 概要 】
<主催>
一般社団法人インターネットメディア協会(JIMA)
<応募についての詳細>
Internet Media Awards 2024 特設ページ
<応募対象>
・インターネットメディア※上に公開されたオンラインコンテンツ(ニュース、コラム、エンターテインメント、動画、データビジュアライゼーションなど種類や形態は問いません)、あるいはインターネットメディアにかかわる活動、またそのようなコンテンツや活動にかかわったメディア事業社、企画運営にあたった人を対象とします。
・2023年中(2023年1月1日〜2023年12月31日)に公開されたコンテンツ作品、または活動を対象とします。
※「インターネットメディア」の範囲について
テレビ、新聞・雑誌のオンラインコンテンツ、WEB、ラジオ、SNS、YouTube、Podcastなどの音声メディア、CM・広告、技術を活用した展示や活動
【賞と部門について】
●グランプリ
全ての応募の中から、Internet Media Awardsの趣旨に合う、最も優れた作品・活動を表彰いたします。
下記の部門から、それぞれ優れた作品・活動を表彰いたします。
●テキスト・コンテンツ部門
オンラインコンテンツの中でも、卓越したテキストによって、真実をわかりやすく伝え、人々の心を動かし話題になった作品が対象
●ビジュアル・コンテンツ部門
オンラインコンテンツの中でも、優れたビジュアルの動画・画像・デザインによって、伝えようとしている内容の理解が深まり印象に残った作品が対象
●スポンサード・コンテンツ部門
クライアント企業にとって、広告効果にとどまらず、様々なステイクホルダーに対し共感やインパクトをもたらす編集と創作が施された、インターネット上のスポンサード作品が対象
●ソーシャル・グッド部門
人権問題への配慮、LGBTQの理解の向上、SDGsに資する活動、フェイクニュースやデマ、誹謗中傷への対策や教育など、社会課題への解決のためにインパクトをもたらした作品や活動が対象
●審査員特別賞
各部門賞とは別に、優れた作品や活動を表彰します
●U30’s VIEW
次世代を牽引する30歳未満の起業家・アーティスト・研究者などの選考委員が、自身の感性で選ぶオンラインコンテンツ作品
【 応募について 】
応募はインターネットメディア協会(JIMA)会員に限らず、どなたでもご応募いただけます。
・応募フォーム1つにつき1作品・活動をご応募ください。
・応募は自薦・他薦を問いません。
・お一人様から複数の応募も歓迎いたします。
【 応募・選考・発表・授賞式までのスケジュール 】
応募受付開始: 2023年11月20日(月)
最終応募締切: 2024年1月12日(金)17時
JIMA会員による投票: 2024年1月19日(金)〜 1月26日(金)
選考委員による最終選考会: 2024年2月中旬
受賞作品の発表: 2024年3月中旬
授賞式: 2024年3月21日(木)
【 選考委員 】(五十音順)
●関 治之(一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)
●平野啓一郎(小説家)
●干場 弓子((株)BOW&PARTNERS 代表/(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン共同創業者・前社長)
●渡部カンコロンゴ清花(NPO法人WELgee 代表)
【U30’s VIEW選考委員】
●伊藤和真(株式会社PoliPoli 代表取締役/CEO)
●下山明彦(株式会社Senjin Holdings代表)
<選考委員プロフィール>
・関 治之(一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)
「テクノロジーで、地域をより住みやすく」をモットーに、会社の枠を超えて様々なコミュニティで積極的に活動する。住民や行政、企業が共創しながらより良い社会を作るための技術「シビックテック」を日本で推進している他、オープンソースGISを使ったシステム開発企業、合同会社 Georepublic Japan CEO及び、企業のオープンイノベーションを支援する株式会社HackCampの代表取締役社長も勤める。また、デジタル庁のプロジェクトマネージャーや神戸市のチーフ・イノベーション・オフィサー、東京都のチーフデジタルサービスフェローなど、行政のオープンガバナンス化やデータ活用、デジタル活用を支援している。その他の役職:総務省 地域情報化アドバイザー、内閣官房 オープンデータ伝道師 等
・平野 啓一郎(小説家)
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。
以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。
小説『葬送』、『高瀬川』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイに『本の読み方 スロー・リーディングの実践』、『小説の読み方』、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』『死刑について』等がある。累計60万部超のロングセラー作品『マチネの終わりに』の映画化(2019年)、『空白を満たしなさい』の連続ドラマ化(2022年)、『ある男』の映画化(2022年)と映像化が続く。2023年、構想20年の『三島由紀夫論』を遂に刊行。『仮面の告白』『金閣寺』『英霊の声』『豊饒の海』の4作品を精読し、文学者としての作品と天皇主義者としての行動を一元的に論じた。三島の思想と行動の謎を解く、令和の決定版三島論。
・干場 弓子((株)BOW&PARTNERS 代表/(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン共同創業者・前社長)
お茶の水女子大学卒。世界文化社「家庭画報」編集部等を経て1984年、(株)ディスカヴァー・トゥエンティワンを共同創業。以来、取締役社長として、同社を取次を通さない直取引で日本随一の出版社に育て上げた。海外版権営業、SNS活用のいち早い導入やビジネス書大賞創設でも知られる。編集者としても、勝間和代氏らビジネス系ベストセラー作家を多数発掘育成。2020年1月独立後は、講演、一般企業の顧問、文章指導等を行うほか、21年5月に、発行元出版社BOW&PARTNERS設立、同年10月より次世代リーダーのための新ビジネス書レーベルBOW BOOKSをスタート。(一社)日本書籍出版協会初代女性理事、現在もInternational Publishers Association 日本代表理事を務める。主な著書に『楽しくなければ仕事じゃない』(東洋経済新報社2019年刊)。第6回ファッション部門プラチナエイジスト(2020)でもある。
・渡部カンコロンゴ清花(NPO法人WELgee 代表)
静岡県浜松市出身。日本に来た難民の活躍機会を作り出すNPO法人WELgee 代表理事。様々な背景を持つ子ども・若者が出入りする実家で育つ。大学時代はバングラデシュの紛争地にてNGOの駐在員・国連開発計画(UNDP)インターンとして平和構築プロジェクトに参画し、国家が守らない、守れない人たちの存在を目の当たりにして帰国。 2016年に日本に逃れてきた難民の仲間たちとWELgeeを設立。「WELgee Talents」にて難民人材と日本企業を繋ぐ人材コーディネーション事業を展開。グローバル・コンソーシアムINCO主催『Woman Entrepreneur of the Year Award 2018』グランプリ。Forbes 30 under 30のJapan / Asia 選出。日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2022受賞。静岡文化芸術大学卒業、東京大学大学院 総合文化研究科・人間の安全保障プログラム 修士課程修了。Global Shapers Tokyo hub所属。トビタテ!留学JAPAN一期。サンデーモーニングコメンテーター。埼玉県川口市多文化共生指針策定委員。法政大学「国際NGO論」非常勤講師。2歳児育児に奮闘中!
<U30’s VIEW選考委員プロフィール>
・伊藤和真(株式会社PoliPoli 代表取締役/CEO)
1998年生まれ、愛知県出身。慶應義塾大学卒業。
大学進学後、俳句SNSアプリ「俳句てふてふ」を開発し、毎日新聞社に事業売却。18歳当時、2017年の衆院選で感じた政治・行政と人々の距離が遠いという課題から、2018年株式会社PoliPoliを設立し、政策共創プラットフォームを開発・運営。
その他、経済産業省や総務省の有識者委員をつとめ、経済誌 「Forbes」 日本のルールメーカー30人などに選出。
・下山明彦(株式会社Senjin Holdings代表)
1996年広島生まれ。株式会社Senjin Holdings代表。慶應義塾大学院博士課程。 2017年には仮想通貨取引を専門的に分析する株式会社CoinOtakuを設立。国内で業界最大規模のメディアを運営し、2020年には6億円で会社を売却する。並行して株式会社Senjin Holdingsを設立し代表に就任。グループで合わせて数十億円の年商をうむ。 事業内容はデジタルマーケティング・アート制作・地方創生など。2021年東京藝術大学修士課程に入学。アーティストグループALTを主宰し、企業に向けたアート作品及び鑑賞体験の提供によるパーパス経営支援を研究することで、論文が学術雑誌に掲載される。2023年に経済産業省と共同で実施した研究において提供した作品は大臣室に掲示されている。同年、日本とASEANの若手リーダーが共同で制作提言を行うAJZLコミュニティに日本代表メンバーとして参加する。
【 Internet Media Awards 2024 代表者より 】
Internet Media Awards 2024 実行委員長
谷本 有香
今年も第4回目となる「Internet Media Awards」を開催いたします。
ChatGPTの出現で、AIが一気に身近な社会インフラとなった今、世界はかつてない速さで変化を遂げています。そんな新しい局面を迎えた時代の中で、私たち人間が生み出す創造性や表現の価値は更に高まっていくのではないでしょうか。
2023年、人々が何を感じ、何に動かされ、何を紡いだのか。
今年、みなさまがインターネット上で出会われた、元気や勇気をもらった作品、何度も読み返したくなる魅力的なコンテンツや、心動かされ、社会変容にも影響した作品、そして、インターネットメディアにおいて、信頼に足るコンテンツであることを判断するために取り組まれているアクションなどを、是非、教えて下さい。
その功績をたたえ、みなさまとともにインターネットメディアをより魅力的な世界にして参りましょう。
一般社団法人 インターネットメディア協会 代表理事
瀬尾 傑
生成AIの発展により、インターネットは新しい時代に入りました。コンテンツの信頼性、メディアの健全性は、より社会から強く求められています。
2023年も、信頼と創造において社会に寄与するインターネットメディアを表彰するInternet Media Awards を開催します。
この賞は、みなさんの協力から成り立っています。今年、こころを動かしたコンテンツ、社会にいい影響を与えたメディアを推薦をいただきますよう、お力添えをお願いします。もちろんJIMAの会員に限らず、どなたでも自由に参加をいただけます。
インターネットメディアがよりよい形で社会に貢献するため、みんなで明るい未来をつくっていきましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■一般社団法人インターネットメディア協会 概要
2019年4月設立(任意団体)。新聞、雑誌、放送からインターネット専業まで、インターネットでメディア活動を行うメディア企業、報道機関などを対象として、業態を超えて課題の共有、議論を行う一方、情報発信者および情報受信者を含んだ「リテラシー」向上のための社会的な活動を推進する団体。2021年6月22日に法人登記をし「一般社団法人インターネットメディア協会」を設立。2023年11月現在の会員企業(もしくは会員メディア)と賛助会員数は、57にのぼる。