なお、本機能追加は、ソラミチとMDSOLが薬局を取り巻く環境の変化、多様化する薬局経営・薬局業務により幅広く様々なニーズに対応するために、2021年に締結した業務提携※1に基づくもので、第一弾の販売協力につづき、第二弾の取り組みとなります。
◆薬剤師と事務スタッフとの情報共有がシステム上でできるようになり、スムーズな連携が可能に!
多くの調剤薬局では、調剤報酬明細書の作成などで事務スタッフが入力を行う「レセプトコンピュータ」(以下レセコン)と、薬剤師が薬歴の管理を行う「電子薬歴」との間に情報連携機能が無い場合、事務スタッフと薬剤師は患者の情報を口頭や紙のメモなどでやり取りしています。そのため、一方のシステムへの記録漏れや、薬局内の共有漏れなどのリスクが生じることがあります。
このような課題の解決に向け、『CARADA 電子薬歴』では、患者の薬歴情報以外の補足事項などを入れる「患者メモ」について、MDSOLのレセコンである「調剤Melphin/DUO」内の「連携メモ」欄と相互に参照、修正ができるよう機能追加をします。
『CARADA 電子薬歴』と「調剤Melphin/DUO」を導入している薬局では、薬剤師と事務スタッフそれぞれが把握している患者の情報を、各システムの「患者メモ」「連携メモ」に入力すると、どちらのシステムからでも内容の確認や修正などが可能となります。患者に必要なサポートなどの情報がスムーズに共有できるようになることで、調剤業務における安全性の向上と効率化を支援し、投薬までの待ち時間の短縮など患者の利便性向上を図ります。
『CARADA 電子薬歴』の「患者メモ」(左)と「調剤Melphin/DUO」の「連携メモ」(右)は相互に参照、修正が可能に
【機能の詳細】
・『CARADA 電子薬歴』の「患者メモ」または「調剤Melphin/DUO」の「連携メモ」に記載した内容は、自動的に一方のシステムに表示され確認が可能。
・「患者メモ」「連携メモ」に表示された情報は双方にて修正が可能。修正内容は双方のシステムに自動反映。
・「患者メモ」に記入した内容は、「連携メモ」に共有する範囲の選択が可能。薬剤師だけが確認すべき情報などは、共有不要も選択可。
◆使いやすいシンプルさと業務負担改善を追求し、薬局の業務改善をサポ―トする『CARADA 電子薬歴 Solamichi』
『CARADA 電子薬歴 Solamichi』は、患者の症状や薬剤の処方内容、指導履歴などを記録できるクラウド型の電子薬歴システムです。薬剤師の業務を支援するサービスとして、処方に際して飲み合わせの危険性が高い薬剤のチェック機能や、患者への服薬指導内容のナビゲーション機能などを搭載しています。近年ますます重要度が増している対人業務の強化、かかりつけ化の促進に役立つ「服薬フォロー」機能やトレーシングレポートの作成サポート機能も備えています。
また、薬歴の作成状況のチェック機能や患者対応業務のto doリストを備えており、クラウド型システムにより場所や時間を選ばずに薬歴の作成ができるため、薬剤師の業務効率化をサポートします。
2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。
https://bit.ly/site_solamichi_20211216
◆参考:「調剤Melphin/DUO」について
「調剤Melphin/DUO(メルフィン・デュオ)」は、処方箋の情報の入力から、監査チェック、ネットワーク接続までを簡単に実現できる保険薬局システムです。処方箋入力から領収書発行まで、窓口業務をトータルに支援。さらに在庫管理から経営支援、薬歴共有といった周辺システムもラインアップしており、薬局業務をトータルにサポートします。
※保険薬局システム「調剤Melphin/DUO」の詳細はこちら: https://www.mdsol.co.jp/melphin/products/
※1 業務提携の詳細についてはこちら https://site.solamichi.com/news/2021/04/05_02
※CARADAは、株式会社エムティーアイの商標または登録商標です。
※Melphin は、三菱電機ITソリューションズ株式会社の登録商標です。