Arm+Linuxの組み込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」を提供する株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市、代表取締役:實吉 智裕)は、GUIで簡単にIoTアプリケーションを実現できる「Node-RED™コンテナ」の提供を開始しました。Armadillo上で動くWebツール「ABOS Web」を使って、Node-REDコンテナの他、各種のサンプルコンテナを簡単にインストールすることができます。
Node-REDはオープンソースのビジュアルプログラミングツールです。Webブラウザ上で動くツールで、ブロック(ノード)を組み合わせてデバイスの制御やデータ処理を構築し、デバイスからクラウドサービスまで統合したIoTアプリケーションを効率的に構築できます。使いやすい直感的なインターフェースによって、ユーザーは多岐にわたるニーズに柔軟に対応することができます。
最新のArmadilloシリーズは、IoT機器向けに特化したLinuxベースの「Armadillo Base OS(以下、ABOS)」を搭載します。ABOSは2021年に発表されたコンテナアーキテクチャーのコンパクトなOSです。アプリケーションがコンテナで実行されることが1つの特長であり、ABOSにはソフトウェアアップデート機能が標準搭載されています。2023年5月のアップデートで新たな機能「ABOS Web」が追加され、WebブラウザからDHCPやルーター機能等のネットワーク設定をできる他、コンテナアプリケーションの管理(起動/停止/インストール)もできるようになりました。
ArmadilloのWebサイトにはNode-REDをコンテナ化したサンプルコンテナの他に、接点入出力/RS485とクラウドを簡単に連携できる「ゲートウェイコンテナ」、豊富なソフトウェア資産を簡単に利用できる「Debianコンテナ」、スマートフォンアプリの開発でも使われるGUIフレームワークFlutterをベースとした「Flutterサンプルコンテナ」等が用意されています。目的に合わせたサンプルコンテナを簡単にインストールすることで、PoCや技術検証をすぐに始めることができます。
提供されるサンプルコンテナ一覧 〔コンテナ種類 / 対応製品〕
Node-REDコンテナは「Armadillo-IoTゲートウェイ A6E」に対応し、Webサイトで公開されています。今後「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」にも対応予定です。その他のサンプルコンテナもWebサイトに公開されており、最新のABOSにアップデートすることで、それぞれの対応製品にサンプルコンテナを簡単にインストールすることができます。また各種のArmadilloシリーズは、パシフィコ横浜にて開催される「EdgeTech+ 2023」(主催: 一般社団法人 組込みシステム技術協会、会期: 2023年11月15日~11月17日)のアットマークテクノブース(小間番号:A-R04)にて、各種デモンストレーションと共に展示されます。
関連ページ
・サンプルコンテナで開発
・FlutterでGUIアプリケーション開発
・Armadillo Base OSの詳細情報
アットマークテクノおよび「Armadillo」について
・株式会社アットマークテクノの詳細情報
https://www.atmark-techno.com
・組み込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」シリーズの詳細情報
https://armadillo.atmark-techno.com
※「Node-RED」は、OpenJS Foundationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。「Armadillo」は株式会社アットマークテクノの登録商標です。その他本リリースに記載の会社名および商品名は、各社・各団体の商標または登録商標です。TM、®マークは記載していない場合があります。